日本郵政の鈴木康雄氏が経営委に送った書簡
- 2019年 10月 3日
- 評論・紹介・意見
- 醍醐聡
皆さま
今朝の『朝日新聞』に日本郵政副社長・元総務事務次官の鈴木康雄氏がNHK
経営委員会に送った「感謝状」(昨年11月7日付け)が掲載されました。
添付します。
「感謝状」といいつつ、経営委員会に対し、自分の経歴をちらつかせながら、
「ひとりコンプライアンスのみならず、幹部・経営陣による番組の最終確認など」 も求める、露骨な番組編集への介入を要請した内容です。
これは放送法(32条)が禁じた、経営委員による番組編集への関与を教唆する
に等しく、極めて悪質なNHKへの介入です。
また、このような番組のチェックを促す内容の書簡を送っていたということは、
日本郵政のNHKに対する抗議、「善処の求め」の本音はガバナンスの問題では
なく、それを口実にした個別の番組への干渉だったことを裏付けるものと思われ
ます。
取り急ぎ、感想を添えて、お知らせ、いたします。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion9054:191003〕
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