テント日誌4月23日
- 2020年 4月 26日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 経産省の処分は、課長級職員に戒告、そのほかの6人には省内規による訓告
経産省前テントひろば1807日後
天気もよく人の通りも多く、関心を示してくれる人も多い 4月19日(日)
最高にいいお天気、抜けるような青空。(昨日の当番の皆さまごめんなさい!っという感じ)
サイクリングしている人がかなりの数通りすぎていく。すごい日差し、暑くなってくる。散歩の人も増えてきた。ひとりまたはカップルで歩いている。時々こっちを見て幟の文字を読んでいる人がいる。座り込み参加者はじわじわ増えて12人。固定メンバー以外はマリリン、Y重さんが珍しい顔ぶれ。
12時過ぎに通りがかった自転車の2人連れは外国人男性と日本人女性に見えましたが、女性が私たちを見て、幟の文字を読んで、外国人の方に内容を説明してくれているようでした。女性は「あなたがRさんですか?写真撮ってもいいですか?」と言って写してくれました。「頑張ってくれてありがとう」みたいな身振りで何度もお辞儀してくれて、去っていかれました。
好天なのでいつもよりずっと通行人が多い。12時半過ぎ、今度は子供3人連れのご家族が自転車で通りかかり信号待ち。外国人らしきお父さんがRさんの持つ(ゴザ旗の上につけた)鯉のぼりを指差して子供たちに教えている。お母さんは日本人らしく、私たちに「頑張ってください」と。
Rさんがミニ最中を「今日の参加賞」と配りながら「私たち座り込みの真最中」とか。今日のRさんは絶好調でビュンビュンダジャレを飛ばしている。座り込み後はアルタまえで排外主義反対のグループが主催するコロナ問題でのヘイトスピーチ反対いじめ反対のデモに行くそうです。(はしゆき)
今日は朝から雨。終日降り続いた 4月20日(月)
経産省前は、雨は降っていたが風はそれほどでもなかったのでバナーも二枚括りつける事が出来た。準備を終えて昼食を食べていたらトラメガを持った中年の人がやって来た。
経産省前で我々が毎日座り込みをやっていることは知っていたようで我々に丁寧な挨拶をしてきた。彼の話によると、自分は建設現場で働いていたが、今回の新型コロナウイルス騒動の為に仕事がなくなり、今月は何とかなるが来月に支払う家賃がない。これでは住むところを追い出されてホームレスになってしまう。そうなったら十万円も受け取れなくなってしまう❗ それこそ一大事である。そこで地元の区役所に行ったら5月20日以降に来てくれと追い返されてしまった。これまできちんと税金を払ってきた。こういう時こそ財務省は今すぐにでも十万円を庶民に配らなければいけない。
区役所ではラチが開かないので財務省に抗議に来たとのことであった。 どうして財務省前ではなく経産省前から財務省に向かって抗議していたのか聞きそびれたが、財務省前ではガードマンに邪魔されるからでしょう。仕事がなければ明日も抗議に来るそうです。きょうも経産省前の人通りは極端に少ないので景気付けに反原発CDをボリューム一杯にして掛け続けた。人通りが少ないので体のいい音楽鑑賞であった。
今日の座り込み者は担当の二人とレジェンド・Sさん御一行、それからたんぽぽ舎ボランティアの人が二人であった。(保)
財務省に向かいコロナ対応を批判する青年あり 4月21日(火)
経産省前に到着すると、既にKさんがカラフルな手作りのマスクを6個持参して待っていました。ご入り用な方は、テントニュースを入れてある箱に有りますのでご利用ください。その後先週も来た青年、昨日の日誌に記載されていた人かもしれませんが、やはり私達に丁寧な挨拶をした後座り込んでいる所より、少し離れた場所の経産省側から財務省に向かってツイキャス配信をしながら、「新型コロナウイルス」で「緊急事態宣言」を出しながら政府・財務省等の後手、 後手の怠慢を糾弾していた。
13時半頃には、バイクに乗った女性が、14時過ぎには、脱原発の鉢巻きをして、アコーディオン持参の男性が来て座り込み終了時間まで演奏をしておりました。本日の座り込み者は、マスクを持って来て頂いたKさんを除き10名でした。(Y・R)
新型コロナウイルス感染予防を講じ座り込み 4月22日(水)
12時前に経産省前でセッティングをしている時、通りかかった女性が「体に気をつけて下さいね」と声をかけてくれた。変わり易い天気の日で、強い日差しかと思うと、雲が出てきてどんよりとなったりと。3時過ぎには、雨は大丈夫かと思えるような黒雲が出てきた。いつも経産省の前に立っている帝国警備保障の警備の労働者の姿はここのところなく、建物の中にいるのか。経産省の建物は15階くらいで、各階に9室くらいだが、窓が空いているところは12室しかなかった。窓を開けると警備上問題があるのか?セッティングをし終った段階で、保っちゃんがラジカセを持ってこなかったことに気づき事務所に取に行った。「原発はいらない」音楽が鳴っているのはよい。
今日は双葉町の井戸川さんの裁判だったが、裁判所が休みでなし。関西電力の受託収賄抗議の関電前集会も予定されていたが取りやめになった。
今夜は、辺野古新基地建設で、防衛省が軟弱地盤について、新しい設計図を沖縄県に出してきたことに対する防衛省抗議が急遽持たれる。その方は決行。
倉田さんはいつものように経産省抗議の熱が入った演説。「経産省なんてなくていい」と言い切っていた。なくても我々がどうしたらいいか考えればよいと根本的なことを提起していた。あと、倉田さんは「一人街宣」をやろうと言っていた。
今日は日本祈祷団47士=日蓮宗の坊さんや信徒による原発問題やコロナ問題・安倍政権抗議の日で、2時過ぎから三々五々集まって来られた。3時から4時前まで、日蓮宗的に経をあげ、鋭い社会批判をされていた。トランペットなどの音楽も入りにぎやかなもの。テントの活動はこの間、4時で終わりにすることにしているので、「JKS47」の行動が終わって、撤収に入る。(T・I)
新型コロナウイルス緊急アクションの瀬戸さんが 4月23日(木)
座り込みの準備が終了すると、間もなく長老のSさんとレジェンドSさんが到着して4名でスタートした。気温は良いのですが、いささか風が強く横断幕は「福島#今も#」の一枚を取り付けて、もう一枚の「原発よりいのち」は路上に、風に飛ばされないように四角に重しのために小石を置き設置した、これが通行人には結構アピール効果があったようで横目でさり気なく見ていく。
13時過ぎには一昨日も、財務省に向かって新型コロナウイルの対策について抗議をしていた青年が今日は、女性と二人で来まして、その女性がツイキャス配信をしていました、内容は概ね預けてある税金を「非常事態宣言」が終了するまで一人につき、毎月最低10万円を至急配布するようにとの主張でした。
15時頃に、今日現在25の団体が参加しているという「新型コロナ災害緊急アクション」を立ち上げた「反貧困ネットワーク」の瀬戸大作・事務局長がその打合せの途中に寄って下さり、長老のSさんと新型コロナウイル感染拡大に伴い仕事を失ったり、家賃を払えなくなったり等の状況を踏まえ、拡大する貧困問題を解決するための活動について、かなり熱心に話をされていきました。(Y・R)
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新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止させるための要 請 文
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 殿
経済産業大臣 梶 山 弘 志 殿
資源エネルギー庁長官 高 橋 泰 三 殿
2020年4月24日
経産省前テントひろば
2011年、私たちは経産省脇のポケットパークにテントを建て、24時間体制で脱原発を求める抗議行動を始めました。3月11日の福島原発事故から半年後のことです。それから5年が過ぎた2016年にはテントは撤去されましたが、いまも、全原発の廃止を求めて経産省前で抗議の座り込みを連日継続中です。
原発事故の当初から被災地には原子力緊急事態が宣言されたまま未だ解除されず、新型コロナウイルス感染症緊急事態(コロナ緊急事態という)宣言が出された現在、多くの方々が避難生活を強いられています。また福島第一原発では廃炉に当たる作業員たちも放射能被ばくと同時に新型コロナウイルスに直面し、さらに継続した稼働を狙う九州電力玄海原発ではテロ対策施設工事作業員の感染も報じられています。
コロナ緊急事態宣言が全国に拡げられた現在、都会に住む私たちだけでなく原発事故の収束や廃炉に向けて働く原発労働者にとっても、その命と健康はかけがえのないものです。ウイルス感染とともに放射能被害の拡散を防ぐためにも彼ら原発労働者の生命と生活を守り、その廃炉の活動を支える必要があります。
いま、国策として原発を推進してきた政府には、コロナ緊急事態の下で漫然と感染症自体の自然収束を待つのではなく、電力会社に直ちに原発停止を要請して一時的であっても早急にその運転を停止させる責任があります。政府は3月になって漸く東京オリンピック延期を決めましたが、原発事故は「延期」できません。それは「無くする」しかないのです。
私たちには生命と生活を守らせる施策を求める運動が必要です。民主主義では市民に政府を監視する機能と責任があるからです。例えば九州電力の玄海原発のように原発運転員等が新型コロナウイルスに集団感染したならば、地震と津波で引き起された福島事故と同様、原発が暴走しないとは言えません。そうした場合に電力会社を監督する経産省や原子力規制機関である原子力規制委員会が迅速かつ有効に機能しないことを恐れます。全原発の廃止に先立って、金より命を、経済性より安全性を、と私たちは強く要求します。それがコロナ緊急事態と原子力緊急事態の下で、市民生活と日本経済とを混乱させている内閣及び経済産業省のみなさんに対する国民の心からの願いなのです。そこで、内閣総理大臣に対して、 二つの緊急事態が収束するまで、すべての原発運転を停止することを求めます。また、経済産業大臣、及び資源エネルギー庁長官に対しては、安全に原発運転を停止させるまで電力会社を監視、監督して一層の安全に努力するよう求めます。
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その138
経産省は資源エネルギー庁幹部を刑事告発せよ、関電業務改善命令手続で公文書改竄
~財務省同様に公文書改竄した経産省・エネ庁、軽い処分で関電他を指導できるのか!~ 2020年4月23日 木村雅英(経産省前テントひろば)
関西電力の原子力マネー還流問題について「その136」に続き経産省の不正を糾弾する。3月14日の関電第三者委員会の報告に続いて、経産省が3月16日に電気事業法に基づき関電に業務改善命令を出したが、そこには財務省が愛用している公文書改竄があった。電気事業法の第五章には、業務改善命令を出す折には独立してその職権を行う「電力・ガス取引監視等委員会」(電力・ガス・熱供給の自由化に当たり、市場の監視機能等を強化し、市場における健全な競争を促すために設立された、経済産業大臣直属の組織、委員長及び委員4名)に意見を聞かないといけないと規定されている。3月16日の業務改善命令発出時にそれが出来ていなかったので、エネ庁が日付を偽わり虚偽の公文書を書いたのだ。
このことを梶山経産大臣への閣議後記者会見で記者が追及し、次のことが明らかになった。 https://www.meti.go.jp/speeches/index.html
◆「森友学園問題の財務省の文書改竄問題を受けて、2018年に人事院が懲戒処分指針を改めたが、梶山経産相は、このとき公文書担当大臣だった。
◆その懲戒処分指針には、公文書の偽造、変造などについて、免職もしくは停職とすると書いてある。
◆刑事訴訟法上は、犯罪があると思料した国家公務員には刑事告発義務がある。
にも拘らず、経産大臣は、「故意であったと思っております」と答えながら、「刑法上の犯罪に当たるか否かについて、警察に本件の報告を行っている」とし、「経産省としては告発を行うまでの違法性の疑いがあるとは考えていない」と逃げた。
と厳重注意と甘い。
財務省と同様に経産省も、独立した職権を持つ「電力・ガス取引監視等委員会」への意見聴取をしないで関電に業務改善命令を提出したことと、虚偽の公文書を書かせて不正を誤魔化したことに、目をつぶろうとしているのだ。
このことを例えば毎日新聞は社説「経産省の虚偽文書 まるで反省の色が見えぬ」で、「組織ぐるみの不正行為だ」、「故意に行ったことが明白なのに、虚偽公文書作成罪での刑事告発は見送るという。これも理解に苦しむ。」と責める。
https://mainichi.jp/articles/20200409/ddm/005/070/040000c
私たち「国民」は、安倍政権の偽りと私物化に慣らされてきているが、経産省の組織ぐるみの不正に対して、より厳しい処分を要求しないといけない。
それにしても、経産省は、4月6日に関電以外の電力会社に対して「報告徴収命令」を出した。<経済産業省は昨日、関西電力株式会社以外の電力各社に対して、同社の事案(役職員による金品受領、不適切な工事発注・契約、電気料金値上げ時にカットされた役員報酬に対する補填等)に類似する事案の有無などについて、電気事業法第106条第3項の規定に基づく報告を求めました>(https://www.meti.go.jp/press/2020/04/20200407005/20200407005.html)
公文書改竄をした経産省に対して、嘘と金と暴力で導入した原発を稼働させていている電力会社がまともな回答をするはずが無い。
本来ならば経産省は、電気事業法に基づき、関電と各電力会社に立ち入って、金の動きを綿密に調査しないといけない。今の経産省に全く期待できないが…。
4月26日(日) 脱原発青空川柳句会 選者:乱鬼龍
時間:12時~ 場所:経産省前テントひろば
5月1日・8日(金)経産省前抗議集会
時間:15時~16時 主催:テントひろば(時間変更に注意を)
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