「原発やめますか、続けますか」―史上空前の大アンケート:一流企業トップ100人、有識者50人に聞く― など
- 2011年 6月 7日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
◆ 地震と原発事故情報 その89 ◆
4つの情報をお知らせします(6月7日)
★1.6.11反原発の大結集へ
★2.「原発やめますか、続けますか」―史上空前の大アンケート:一流
企業トップ100人、有識者50人に聞く―
★3.ドイツの小さな町からのうれしいメッセージを紹介
(メールマガジンの読者から)
★4.本の紹介『震災とアスベスト』
★1.6.11反原発の大結集へ!!
6.11脱原発100万人アクションの日に向けていくつかの努力が続いています。
ア.6月7日開かれた反原発自治体議員、市民連盟の会議では11日に向けて、で
きるだけ参加しよう、働きかけようと話し合いました。また、同議員、市民
連盟の全7回講座(6月23日~8月3日の毎週1回)と浜岡原発NO連帯ツア
ー(7月16日~17日)のアピールビラも配布しよう、ノボリ旗と横断幕を新設
して参加しようと確認しました。
イ.6月8日(水)「6.11 脱原発100万人アクション開催」記者会見
6月11日全体(前段集会3つとアルタ前)の記者会見が午後1時~ユースト
リーム・アジア銀座スタジオ(中央区銀座8-20-33銀座サンケイビル1F)で開
かれます。(主催:自由報道協会設立準備委員会)
【会見趣旨】6月11日(日)に、「6.11 脱原発100万人アクション」という脱
原発をもとめるデモ、パレード、シンポジウムなどのイベントが全国的に多
数企画されています。http://nonukes.jp/wordpress/
東京では開場を設け、「『6.11 脱原発100万人アクション開催』完全ライブ
中継プロジェクト」と題し、全国の様子を多元中継で繋ぎ、集約してお送り
するイベントを開催いたします。乞うご期待!!
http://chukeisimin.info/611/
イ.6月7日時点での国内での集会は、42県110か所です。海外は10か国。
(これ以外にも、国内では報告されていないが、実施するところがいくつも
あります。)
6月11日の(土)のアルタ前へは、プラカードや楽器、横断幕を持って参加し
よう。
ウ.6月11日脱原発100万人アクションの日に福島から、世界へ、福島のお母さ
んたちの声を届けます。
日時:2011年6月11日(土) 9:30~12:00
場所:福島テルサ・あぶくま(大会議室) 福島市上町4-25
福島駅より徒歩10分
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/access.html
予約:先着120名(予約不要)
エ.菅政権の国家戦略室が「原発を白紙から見直す」としたのに、逆に原子力推
進の中身になりつつあることに怒って、神奈川の女性から、6、11のスロ
ーガン提案(5本)がよせられましたので、紹介します。
「6.11のスローガンに」提案です。(神奈川K子さん)
*原発死守の国家戦略室解体!
*原発を推進してきた経済産業省解体!
*原発を推進した自民党、公明党政権に反対!
*発電と送電部門を分ける発送電分離を必ず実行せよ!
*市民はだまされないぞ!
★2.「原発やめますか、続けますか」
―史上空前の大アンケート:一流企業トップ100人、有識者50人に聞く―
こう題された「週刊現代2011年6月18日号」の記事は、日本のリーダー層へ原
発の今後に対する意見を問うた力作でした。読まれた方も多いかと思いますが、
まだの方のために要点をご紹介します。日本にはまだ、「日本にある原発54基を
すべて止めれば、日本の電力供給は不安定になり、発電コストがあがり、日本の
産業の空洞化を招きかねない」という認識が根深いようです。そこで、週刊現代
が今回一流企業社長100人と有識者50人を対象にアンケートを実施しました。そ
の内容は、次の5つの選択肢から1つを選んでもらうというもの。
【質問】
ア.国内54基の原発を、できるだけ早く、すべて運転停止にする
イ.段階を踏んで順次停止していく
ウ.福島第一、浜岡2つとも停止し、それ以外は稼働を続ける
エ.浜岡原発も含め、安全性が確認され次第稼働すべきだ(条件付き稼働)
オ.答えられない。
企業の答えはわかっている(押して知るべし)ので、省略します。
これに対し、有識者に対するアンケート結果は、
【回答】
ア.国内にある54基も原発をできる限り早く、すべて運転停止すべき
→6人
イ.段階を踏んで、順次停止していくべき
→30人
ウ.福島第一、浜岡の2つのみ停止しそれ以外は稼働を続けるべし
→1人
エ.浜岡原発も含め、安全性が確保され次第稼働すべき
→7人
オ.答えられない
→5人
カ.該当なし
→1人
と、停止派(36人)が継続派(8人)を大きく上回りました。これらの中で、原発
継続派と、即時停止派の意見を紹介します。
継続派:「従来最大の津波、地震などの倍の規模を想定し、自然エネルギーの
開発・代替に全力を挙げることを条件に、浜岡原発も含め再稼働すべき」(弁護
士・さわやか福祉財団理事長 堀田力氏)。
これに対し、生命科学者の柳沢桂子氏の意見は次のとおり。
「原子力を使えば放射性物質がでます。放射性物質は微量でも、DNAを傷つけて
ガンや突然変異を誘発します。発育の盛んな胎児や子どもほど危険です。このよ
うな放射性物質の作用に閾値はないと言われています。また、生殖細胞は胎児の
うちにできますが、生殖細胞に突然変異が起こると子や孫、ひ孫と未来まで傷が
受け継がれます。ですから妊婦から生殖年齢のすべての人々は微量でも放射性物
質を浴びないようにしないと人類の中に突然変異が蓄積してしまいます。何より
も高レベル放射性廃棄物の処理の仕方も解決されていないのに、原子力発電をす
るのは、とんでもないことです」
さて、あなたは、5つの質問の中で、どれを選びますか。
(要約とまとめ 文責:槌田春美)
★3.ドイツの小さな町からのうれしいメッセージを紹介
(メールマガジンの読者から)
ドイツのハノーファーという小さな町から、とても嬉しいメッセージが届きま
した。彼らは定期的に反原発のデモをやっている市民の方々です。小規模ですが、
継続してやっているそうです。福島に向けて、日本語でメッセージを書いてくだ
さっています。とても励まされ、嬉しくなりました。皆さんにも是非見て頂きた
いので下記のアドレスをご覧ください。
福島の原発震災が結果的にドイツの脱原発を大いに進めましたが、今度は日本
もドイツに続いて行きたいですね。逆輸入みたいですが、いい循環はどんどん進
めて、世界中に波及させたいです。
http://www.flickr.com/photos/2e14/sets/72157626824601214/
(練馬区:O子)
★4.本の紹介『震災とアスベスト』
阪神淡路大震災で倒壊した建物から飛散したアスベストによって、中皮腫や肺
がんなどの関連疾患が顕在化し、災害時の二次三次被害が懸念されるなか、防じ
んマスクの備蓄など日常から「減災」の取り組みを提案するシンポジウム報告。
タイトル:『震災とアスベスト』
編 著 :NPO法人ひょうご労働安全衛生センター
震災とアスベストを考えるシンポジウム実行委員会
体 裁 :A5判・132頁・ペーパーバック
定 価 :本体1,200円+税
出版社 :ロシナンテ社
連絡先 :〒605-0974 京都市東山区泉涌寺五葉野辻町28
しかたさとし
電話・FAX:075-533-7062 携帯:090-5642-2308
是非、ご注文をお願いします。
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