10月10日(土)~12月20日(日) 展覧会のご案内 海老塚 耕一展/水と風の現象学 -実体変化として-
- 2020年 8月 14日
- 催し物案内
- 東京アートミュージアム海老塚耕一
東京アートミュージアムより展覧会のご案内です。
弊館では 海老塚耕一展 水と風の現象学 -実体変化として- を開催いたします。
つきましてはご取材ご掲載の程よろしくお願い申し上げます。
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海老塚 耕一展
水と風の現象学 -実体変化として-
会 期:2020年10月10日(土)- 12月20日(日)
開館時間:11時~18時30分(入館18時まで)
開 館 日:木・金・土・日曜日
休 館 日:月・火・水曜日
入 場 料:一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会 場:東京アートミュージアム
主 催:東京アートミュージアム
企 画:一般財団法人プラザ財団
長い間「水」と「風」に囚われている。そのふたつのものは瞬間であり、ものであり、書物でもある。身体で捉え、ものとして感受し、そして読んでいく。読みながら形に変えて行く。いわゆる制作という事なのだが、このところそれは「実体変化」ということになりはしないのかと考えている。もちろん宗教的な考えとは異なる。けれども実体として「水」と「風」を捉え、それを僕は多様な素材の言葉とその表現力と共同して、新たな実体である「水」と「風」を作っているのだ。そしてそこには「境界・端・限界」が存在している。
他者である僕はこんなことを考えながら、初めて僕に至るということを知る。何もない自分が、「水」と「風」と交感することにより「水」と「風」の存在にいたり、そこで自分を見出すということなのだと今は考えている。回答のない問いのなかで、制作は進む。
《風・盗まれた水の手紙a》
2020年 134×48.5×143cm 公孫樹・アゾベ・鉄・アルミニューム・錆
《水、それは両面価値的アンヴィヴァレントなもの、でも風は》
2020年 15.5×269.5×165.5cm 鉄・鉄鋳物・欅・杉・黒板塗料
略歴:
海老塚 耕一 EBIZUKA Koichi
1951 横浜市に生まれる
1976 多摩美術大学美術学部建築科卒業
1979 多摩美術大学大学院美術研究科修了
1986 「第6回インド・トリエンナーレ」インド、ゴールド・メダル
1988 「第4回アジアンアート・ビエンナーレ」最優秀作家賞
1991 第15回平櫛田中賞
2001 「第19回現代日本彫刻展」神奈川県立近代美術館賞
2003 第14回タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞
主な展覧会
1981「第2回ハラ・アニュアル」原美術館、東京
1982「第18回今日の作家展・ノヴェンバーステップス」横浜市民ギャラリー、神奈川
1983「現代美術の展望 立体造形」富山県立近代美術館、富山
1985「現代彫刻の歩みー木の造形」神奈川県立県民ホールギャラリー、横浜
「アーティスツ・ブックス展」フランクリン・ファーネス、ニューヨーク、フジテレビギャラリー、東京
1986「第6回インド・トリエンナーレ」ラリット カラ アカデミー、ニューデリー
1987「もの派とポストもの派の展開 1969年以降の日本の美術」西武美術館、東京
「第19回サンパウロ・ビエンナーレ」イビラプエラ公園内パビリオン、サンパウロ
1988「第4回アジアンアート・ビエンナーレ」シルパカラ アカデミー、ダッカ/バングラ ディシュ
1990「現代彫刻の歩みIII 物質と空間の変容 – 1970年以降の表現」神奈川県民ホールギャラリー、横浜
「プライマル・スピリットー今日の造形精神」ハラ・ミュージアム・アーク、群馬
ロサンゼルス・カウンティ美術館、シカゴ現代美術館、フォート・ワース近代美術館他
「第4回富山国際現代美術展」富山県立近代美術館、富山
1997「モンドマルサン彫刻展」モンドマルサンの公共空間、フランス
2001「第19回現代日本彫刻展」宇部市野外彫刻美術館、山口県
2002 「海老塚耕一展−眼差しの現象学—身体・素材・記憶」神奈川県民ホール、横浜
2003「大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレ2003」 津南町、新潟
2006「water and wind」チェンマイ大学美術学部ギャラリー、タイ・チェンマイ
2009「呼吸する風の肖像-1」渋川市美術館、群馬
2012「風、扉は閉まっていると水に語る」アートギャラリーC・スクエア、中京大学、名古屋
2013 「水辺に佇み、風に触れる」 カスヤの森現代美術館/横須賀
2017 「海老塚耕一−励起する表面」八王子市夢美術館/東京
パブリックコレクション
富山県立近代美術館、佐久市立近代美術館、神奈川県立近代美術館、田中美術館、東京国立近代美術館、渋川市美術館、世田谷美術館
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