ダム問題の核心をつくドキュメンタリー映画完成
- 2020年 12月 24日
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ダム問題の核心をつくドキュメンタリー映画完成
「悠久よりの愛~脱ダム新時代~」
『悠久よりの愛~脱ダム新時代~』と題する長編ドキュメンタリー映画(110分)が完成し、新年に上映会が開かれる。製作・矢間秀次郎、監督・金子サトシ、撮影・能勢広。上映会向けのチラシで、プロデューサーの矢間さんが作品の狙いをこう語っている。
「コンクリート重力式ダムが日本で造られ始めて120年余。今や既存ダム2752基に及ぶ。大義名分に、①利水《発電・上水道・灌漑》②治水《洪水調節》③環境維持用水などを据える。これらを巧妙に組み合わせた多目的ダム建設が主流になり、予算膨張とダム反対運動の分断を図る。そして、公共性をかざし、『ダム完成でもう安心』という神話を仕立て上げてきた」
「このままでは河川が“ダムの墓場“と化し、上・下流を問わず厄災の元凶になるとの危惧を抱く。推進側の専横もあって、全国26カ所でダム建設計画に反対する地域闘争がある」
「すでに荒川中流の玉淀ダム(埼玉県)など全国4カ所で撤去運動に拍車がかかっている。やがて、自然再生の『脱ダム新時代』の幕がひらく」
映画には、新月ダム(宮城県)、八ツ場ダム(群馬県)、玉淀ダム、鴨川ダム(京都府)、石木ダム(長崎県)、荒瀬ダム(熊本県)が登場する。
上映会は次の要領で行われる。
日時:2021年1月28日(木)14:00~ 開場13:30
会場:東京・日比谷コンベンションホール
(日比谷図書館地下1階、東京メトロ丸ノ内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口)
入場料:前売券1000円(申込みは事務局まで 住所・氏名・
電話番号・枚数を明記、先着定員150人で締め切り)、当日券1500円
事務局:水の映像フォーラム(FAX042-381-7770) h-yazama@oregano.ocn.ne.jp
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