テント日誌12月26日版
- 2020年 12月 28日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
院内集会の講演者西尾正道さんと交流会12月22日(火)
今日は、冬の座り込みには辛い風も無く、比較的に楽な一日であった。
本日テント主催で参議院議員会館の講堂で行われた、放射能汚染水「海洋放出」の実害~トリチウムは危険~、の院内ヒアリング集会に参加する人達も寄って下さり沢山の人が座り込んでくれました。
16時頃にレジェンド斉藤さんは少し寒気がすると言われたので、直ぐに帰って頂きました。何も無ければ良いのですが凄く心配です。
撤収後には、前記集会のスタッフと合流して講演者西尾正道さんを囲んでの交流会を行なった、西尾正道さんの独演会でしたが貴重なお話が聞けて大変勉強になりました。(Y・R)
熱心に話しかけてくる男性、地方の農村の惨状を語る 12月23日(水)
確かに今日は暖か、というか寒くない。
セッティングしている時、男性が話しかけてきた。寒いのにご苦労さんと言われた。長崎の元公務員だったようだ。長崎の原爆は1回限りだったが、福島はずるずるとずっと続き、人も物も放射能にさらされ続けている。行政は策をとらないからこれからもずっと続く。汚染水を海に流すなというのはその通りだけれど、これも、諸外国では海に流していると言って流ししてしまうだろう、とシニカルに言われた。
政府刊行物の本屋で、日本の農産物の自給率の統計の本を買って来られていて、あるページを開けて、お米の自給率とかジャガイモのそれについて数字を示して説明してくださった。地方の農村は悲惨な目にあっているとも言われた。印象的な話は、長崎の古い家を解体したとき、そこの土壌からは放射能はほとんど出てこない、という話。なるほどと思った。テントニュースを渡した。その方は「頑張って」と最後に励ましてくださった。
その方と話している時、弁護士の吉田先生が挨拶をして通る。
今日は、都内の小学生4人がグループ学習で前を通った。こちらに興味深そうだったので。簡単に「私たちは経産省の原発政策に反対して抗議して座り込んでいる。原発反対です」と説明。テントニュースを渡す。話を聞いてくれた。「どうも」と言って去る。
救援連絡センターの弁護士の山本先生が通り、立ち話。今夜日比谷図書館の地下で、岡田正則先生と荻野富士夫先生の講演会があると言われた。
規制庁抗議からヨーカンさんが回って来られて、お弁当を食べて、帰られた。レジェンド斎藤は前日寒いと言って帰られてようだけど、今日は元気。それにしても手提げ袋が重すぎるので整理させてもらった。(T)
4時頃になってレジェンド斎藤が寒いと言う。今日は薄い膝掛けしか持ってきてないので、昨日と同じに帰ってくれればよいのに意地を張って帰らない。寒い理由は、一昨日Kさんが斎藤さんにプレゼントしたレッグウォーマーを履き忘れてきたからだ。これでは来週からの寒波に太刀打ちできないであろう。
帰り支度をしているところに三上さんが差し入れを持ってきてくれた。一瀬弁護士も立ち寄られました。(保)
12月22日の院内集会の反応あり 12月24日(木)
今日は曇っていたが風がなく過ごしやすかった。
セッティングが終わるとまもなくサラリーマン風の男性がカンパしてくれた。
その後もタクシーの運転手さんがわざわざ車から降りて来てカンパしてくれた。脱原発の思いの広がりを感じます。
しばらくして火曜日にあった「トリチウムは危険」の院内集会に尼崎から参加してくれたTさんから電話があり、トリチウムの話をもっと聞きたいと言うことだったのでYさんが原子力資料情報室を教えてあげたが、その後院内集会を企画したKさんに連絡が取れて対応して頂いた。しばらく訪れる人もなく当番3人の座り込みになるかと最近のニュースの話などしながら座っていたら、時々来て下さる男性、ここへ来るのは2度目ですという川崎からの女性Mさんなどが来て座ってくれて嬉しかった。
Mさんは美味しいお饅頭を下さり、多額のカンパまでしてくれた。
彼女は武者小路実篤が提唱した「人間らしく生きる」「自己を生かす」社会の実現を目指して1918年に宮崎県に誕生した「新しき村」の村外会員だそうで私も多少興味があったので色々お話が聞けて良かったです。新しき村は現在も埼玉の毛呂町で続いているそうですが、住人が減って大変のようです。
でも100年も続いているというのはすごいですね。
2時過ぎて英語の先生が来て下さり、私が離れてからO 姉妹も寄ってカンパをして下さったそうで感謝です。
テントの会計はカンパで成り立っているので本当に助かりますね。
そして先日5ドルカンパしてくれた女性がまた来て斉藤さんと話していたそうです。今日の参加者は合計10数人とのこと。(I.K)
秘書に責任転嫁して逃げ切るつもりの安倍晋三 12月24日(金)
今日は北風が強く吹き相当寒いという予報で覚悟してきたけど、予想の反して暖かく拍子抜けしてしまった。ぽかぽか陽気と言ってもいいくらいの暖かさだった。
12時半ごろ、テント裁判でお世話になった吉田弁護士が裁判所方面からやってきて「お疲れ様です。」と通り過ぎて行く。いつもれ礼儀正しい方だ。その時刻にはすでにYo、Ya、Mi、Ma、Sa、Ho、Wa、Si、の8人が座り込んでいた。その後もHo、レジェンド斉藤さんがやってきてテントは賑やかになる。
2時半を過ぎたころ下駄のKさんが到着しスマホを取り出し盛んに国会中継をやっていないか探していた。暫くして国会中継が見つかり、トラメガを通じて音声を増幅してみんなで聞いた。桜を見る会の前夜祭の懇親会の会計について虚偽答弁をしてきたことを、安倍晋三は言葉では「反省」と言いつつも全てを秘書のせいにして逃げ切るつもりだ。そんな様子が伝わってくる。絶対に許してはならない。(S・S)
来年こそ脱原発を実現しよう! 12月25日(金)
国会議運中継「安倍のホオカムリ」への怒りを胸に今年最後の経産省抗議行動。
冒頭でこの日の東京新聞報道を紹介:「イチエフ処理水の方針決定は来年以降に」、「デブリ取り出し延期(1年程度)」「福島原発作業員感染」。福島は全く終わっていない。
12月22日(火)の院内ヒアリング集会で西尾正道さんや山崎久隆さんと私たちで経産省・環境省・規制委を追及したことも、放射能汚染水海洋投棄の年内決定阻止に寄与したかも知れない。12月21日(月)のエネルギー基本計画を検討する分科会前の抗議行動も生きるといいのだが…。次の様に怒りのアピールが続いた(文責K.M)。
常連Taさん:水素核融合何て危険で実現性無い、研究開発を許してはいけないテントInさん:「桜を観る会」の国会中継を聴いたが、安倍晋三がまともに答えない。あきれた。(Ki:維新の議員が安倍に政治資金規正法の大改革のリーダシップをとってやれとおべっか。泥棒に法律を造れてと言うどうしようもない党だ。)
常連のYoさん:袴田裁判では検察のみならず司法があまりにひどい。
テントのNaさん:インタネットによる民の支配を警戒しよう。(Ki:検索エンジンは個人情報を収集しない duckduckgo を使おう)テントのMiさん:戦後75年の歴史を振り返り、安倍・菅政権から民主主義・立憲主義を取り返そう。
常連Moさん:「沖縄 今こそ立ち上がろう」「座り込めここへ」(ギターと合唱付き)
常連Hoさん:来年も菅政治を終わらせ脱原発を実現するように頑張ろう
規制監視Saさん:大阪地裁の大飯3,4号「不合格」判決は重要。規制委が審査ガイドの表現議論で逃げようとしている、この基準地震動問題は全原発に及ぶ。常連Saさん:経産省はいつまで私たちに抗議させ続けるのか? 健やかな明日の為に脱原発を!常連Raさん:来年も脱原発実現の為に頑張ろう。最後に約50名で、経産省は嘘をつくな、原発を止めろ、再稼働反対、…と訴えた。
座込みの片付け後には、近くのラーメン屋さんで「高級ステーキ」ならぬ「美味しい餃子」の忘年会。既に出来上がった人たちとともにOo弁護士も参加してくださり、50年前の回顧と来年の闘いの展望を話し合い、英気を養った。 (K.M)
118回の嘘答弁って何だ 12月26日(土)
今年最後の土曜日は青空が眩いほどの晴天。でも風がないのに底冷えがした。三ヶ月前は猛暑を呪って雪でも降ればいいのになどと言っていた。街路樹は殆ど葉が落ちて国会議事堂が見えるようになった。安倍の「秘書がやりました」という答弁を思い出して心の中の業火で暖を取った。
〇「事実と異なる」
まるで事実のほうが悪いみたいな言い草。人間には108の煩悩があるというが「嘘」が118回となるとこれはもう本能。少なくとも公職につけてはいけないね。
〇鵜呑みの特捜部、強きを助け弱きを挫く
無実の人なら執拗に追及するのになあ。鵜匠曰く「厳しい検察側が捜査を行った結果、聴取を行った結果、今回、問題ないというご判断をいただいたものと思っております」
(O・O)
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転載 苦しい人は集まろう!行政は困っている人を助けろ! 困っている人は、相談しよう!声を上げよう
「コロナSOS市民相談at大阪市役所」開催!
日時:2020年 12月28日(月) 30日(水)12時~15時
2021年 1月1日(金)、1月3日(日)、1月4日(月)12時~15時 (これは行政がやるべきこと。12/28と1/4は市役所に申し入れも行います)
場所:大阪市役所南西角(京阪・地下鉄御堂筋線淀屋橋駅①出口)
主催:「コロナSOS市民相談at大阪市役所」
実行委員会 協力や取材の連絡先:080-4239-7360(コロナ生活補償を求める大阪行動)
チラシ、twitter:@osakacovid19sit (広めて下さい)
★事前記者会見を行います。参加・報道をお願いします
★ 12月25日(金)10時半~11時@大阪市役所5階記者クラブ
<呼び掛け1―みなさんへ、協力・参加をお願いします>
大阪府知事・大阪市長は「都構想」推進のためにコロナの医療や失業対策を放置しました。 そこで最も苦しい年末年始に助け合いの市民相談を行うと共に、責任と対策を訴えます。 大阪府・大阪市はコロナ感染が拡大しているにもかかわらず、大阪市を解体する「都構想」推進のため、感染症対策をおざなりにしてきました。医療体制が逼迫するばかりでなく、なしくずし的な休業要請が行われ自粛モードが高まっています。休業要請に対する協力金はわずかに50万円と、ほとんど足しにもならないどころか、追加の休業補償、給与補償、家賃・公共料金の減免措置などが全く行われていません。倒産・失業が広がり、未曽有の危機がやって来ます。2008年の「リーマンショック」と同じような、いや、それ以上のことが起こるのです。
しかし行政はなんら有効な対応を行うことなく、困っている人に自宅で我慢させ続けるか、寒空の下に放り出しています。困窮者のために公共施設やホテル等を開放するでもなく、役所はいつもどおり年末年始の休みに入ります。生活困窮者は、どうすればいいのでしょうか?すべては自己責任で、黙って家の中で、あるいは野宿をしながら、寒さに凍えて死を待つしかないのでしょうか?
困っているのは、生活困窮者だけではありません。コロナ禍が続く中、DV被害など家族関係がうまくいかない人、その他生きづらさを抱えた人も増えています。そうした人への対応も、まだまだ不十分なままです。
行政が何もやらない中、私たちは助け合い、声をあげなければなりません。生活保護や炊き出し、シェルターなどにつながることで生きのびる、労働相談、労働組合とつながることで雇用と賃金を守る、ケースワーカーとつながることで希望を見出す、これが求められています。
これらは本来、行政が主導して行うべきものです。ですから私たちは大阪市役所前という行政の中心地に集まり、声を上げることで「行政は困っている人を助けろ!」と要求します。そして広範な個人・団体と共に、助け合いと要求の場をつくろうと思います。大阪市役所前で、短い時間ですがブースを出し、労働・生活相談や案内を行います。また行政に対してアピール、要求行動を行います。コロナ禍の未来を、私たちの手に!みんなで集まって、年末年始を乗り越えよう!
生活、仕事、住宅…。困っている人は、ぜひ相談に来て下さい!
それらを支援するノウハウを持っている人は、協力して下さい!
保存がきき、すぐ食べられる食品を持っている人は、現場に来て提供して下さい!行政にモノを言いたい人は、ぜひさまざまなアピールをして下さい!
※私たちは本当に手弁当で、人手も支援も足りていません。人手や物資で協力出来る方を大募集します。ぜひ現場に来るか、電話をお願いします。
<呼び掛け2―困っている・苦しんでいる人へ、市役所に来て下さい>
あなたがいま苦しいのは、辛いのは、困っているのは、あなたのせいじゃない。 強いて誰のせいといえばコロナのせい、政治の無策のせい、となるけれど、いまはそれどころじゃないですよね。 お腹が空いていたり、家賃が払えなくて寝るところに困っていたり、働くところがなかったり、安心して過ごせる場所がなかったり。 このチラシを受け取っている人の中にもしかしたら「自分が悪いから」「誰かに助けてもらうのは申し訳ない」「私より困っている人がいるから」と我慢している人もいるかもしれない。 でも、困ったときに「助けて!」と叫ぶのは恥ずかしいことでも迷惑でもない。それはあなたが持つ大切な権利なのです。困ったときは迷惑をかけてもかまわないのです。それが『生きる』ということだから。
これを書いている私も、春に生活に行き詰まってしまい、仲間に相談しました。そこで行政の電話相談窓口を教えてもらったり、生活保護手続きに同行してもらったりと、とても助けてもらいました。生活保護受給後も持病についての相談を聞いてもらったり等の支援をしていただきました。そのおかげでこの文が書けています。 本来、行政がもっと市民に寄り添う施策をするべきなのですが、現実はそういうふうにはなってはいません。怒り心頭なのですけど、市民の力を合わせて助け合うことで、無策の隙間を埋めることができると思います。現実に私がそれで冬を過ごすことができていますし、同様に冬が過ごせている仲間がいます。
私達『コロナSOS市民相談@市役所』は決して魔法使いのように解決できる訳じゃない。けれど、あなたと一緒に歩いて、話して、考えて、たくさんの仲間の持つ知恵や経験やネットワークで、最後まで粘り強く、あなたの『苦しい』に寄り添うことができます。 私達の仲間には労働相談や生活保護の同行支援の経験者がいます。それ以外の問題も共に考えていける仲間のネットワークがあります。 一歩の勇気があれば、助かる生活や命があります。『コロナSOS市民相談@市役所』ではあなたが「困った!」を話してくれるのを待っています。 一緒に歩いて新しい生活を模索しましょう。
1月4日(月)テントひろばの新春集会 15時~16時30分
今年は恒例の持ちつきはいたしませんが集会はやります
1月8日(金) 経産省前抗議集会(新年最初の集会)
17時~18時 経産省前テントひろば
(1月1日金の集会は休み 座り込み12時~3時はやっています)
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