テント日誌4月7日版
- 2021年 4月 9日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
川内テントの江田さんがみえた 4月1日(木)
今日は春というより、日中は初夏のような陽気セッテング終了直後に八王子のKさんがいつもの、諦めないお煎餅ではなく、桜カステラを差し入れて頂きました。その後だんだん、座り込みの人数が増えて用意した椅子は満杯に、スタンディング者が3人にもなるほどの盛況でした。
体調がいまいちの、準レギュラーOさんが久しぶりに来られて、常連の皆さんと歓談とても楽しそうでした。また先月より来て下さる吉良さんのサポーターお二人さんは、ここはとても座り心地が良いと言って撤収時間まで座り込んでくれました。一昨日来た川内テントの江田さんが今日も来られましたので、今日はどうしましたかと聞きますと、火曜日当番のOさんとここで待ち合わせと言って、最後まで座り込んでくれまして、その後は何処かへ行かれました。
私は撤収後18時からの外務省前での「ミャンマーの平和と民主主義を求める集会」「日本政府に国軍の暴力を止めるための具体的な行動を求めます」に参加して(200名)、その後は首相官邸前で行われた「辺野古新基地反対」の集会に参加した(100名)。 (Y・R)
高校生や大学生のアピール活動があり 4月2日(金)
少し遅れて経産省前に行くと末に椅子や幟旗が設営されていた。しかし、普段と違うところは高校生や大学生が6人プラカードを胸に掲げ何かアピールをしている。地球温暖化に対策を‼ 大人は若者の未来を壊すな‼ とパイクアピールをしている。石炭火力はいらない。エネルギー政策を変えろ‼と必死になって訴えている。そして、カメラを構えたテレビクルーが数社撮影をしている。経産省の前でマイクアピールをしているのでイロハネットのメンバーは少し控え目に旧郵政省よりに椅子をセットしている。メディアの人に何時までやるの?と聞いたら、1時までというので、それまで椅子に座りじっと主張を聞いていた。
1時を回って終了したので、椅子をいつもの場所に移動してみた。その後も若者は暫くメディアにインタビュー攻めにあっていた。メディアから解放されたその中の一人の女性が近寄ってきて訊ねてきた「毎週やっているんですか?何時まで座り込みをするんですか?」と言うので金曜日は1時から5時までだよ。もう10年続けているよ。」と返した。彼らは場所がダブってしまうので困った顔をしていた。そこで別館の場所を教え、あちらでもできるよと教えてあげた。
暫くして2週間頬前にやって来た青年がまた姿を現し、反原連のことを聞いてきた。反原連は活動を休止すると言っているがおそらくもうやらないんじゃないかな。と伝えたら、ここは続けるのですかと言うので原発を止めるまではねと答えておいた。ここは抗議しないのですか。と言うので5時から1時間やって言うので興味があったら見においでと言っておいた。
日中は日差しもあり今日はカッターシャツの上にカーデイガンといった薄着で来た。日中はこれでも暑いぐらいだったが陽が傾きだすと寒くなり、やや後悔した。金曜日は3時ごろからイロハネットのメンバーがミーティングに出かけるが、今日はミーティングがなくなったのでそのまま座り込んでくれた。座り込んだ人が一杯で椅子に座り込めなくなった。スタンディングの人も何人かいた。 (S・S)
中川秀直元自民党幹事長が「原発再稼働は犯罪的。亡国の政策だ」! 4月2日(金)
座込みの後チラシ撒き。応援の男性からの受取が良く約30セットがすぐはける。5時から経産省抗議行動。経産省も資源エネルギー庁も大嘘つきだ、老朽原発うごかすな、エネルギー基本計画に原発ゼロを書き込め、核のゴミを増やすな、再稼働反対、…のコールで開始。大飯・高浜PWRのアキレス腱「蒸気発生器」のトラブル多発、福井県知事・県議会への老朽原発うごかすな運動、エネルギー基本計画「意見箱」への意見提出、なぜ原発を止めないのか、総ての原発を直ちに廃炉に、…のアピール。「座り込めここへ」「原発はいらない」「ああ福島」の歌。いつまでも私たちは訴え続けるぞ!
それにしても原発推進派だった中川秀直元自民党幹事長が「原発再稼働は犯罪的。亡国の政策だ」と声をあげているという毎日新聞の報に驚いた。私たちの日頃の主張を中川氏が繰り返しているのだ。現役の自民党議員や経産省役人たちも早く目を覚ましてほしい。片づけはMoさんとMiさんとで済ます。ちょっと一杯にはRaさんも。 (K.M)
「まんぼう」なんて効果あるの(?)4月3日(土)
深夜の宴会の聖地と言われる(違うよね)ここ霞ヶ関は若葉に溢れていた。今年の新緑は素晴らしい色合いでどんな花にも引けを取らない。吉良よし子さんのサポーターだというお二人が最後まで座り込んでくださった。Fさんのお知り合いのFさんという方が500mlのミネラルウォーターを沢山差し入れてくださった。冷たい水が美味しく、のどの渇きをいやしてくれた。もうそんな季節。
ベビーカーが目の前を通り過ぎた。小さな女の子が微笑んでくれた。お母さんが「ご苦労さま」と言ってくれた。春の風が通り過ぎていった。
〇ミャンマー
ドイツの総合印刷企業「ギーゼッケ・アンド・デブリエント」は3日までに、ミャンマー政府への紙幣の印刷システム技術や原材料の供与を停止したと発表した。
日本政府は在日ミャンマー人でつくる団体などが提出していたミャンマーへの対応を巡る公開質問状に対し「制裁を含む今後の対応については事態の推移や関係国の対応を注視し、何が効果的かという観点から検討する」と回答した。
〇『まんぼう』は安倍・菅政権に相応しい
ふざけた雰囲気があるのは思い当たることでもあるのかな。「漫然と防ぐ」、「漫然と呆然と」という意味なら『まんぼう』が相応しい。呼び方はどうでもいい。我も我もと『まんぼう』と言わないというが、それってさ、もう打つ手なしということではないの。
〇止めれない止まらない(^^♪ Eat it Eat it
会食、宴会、送別会、やめられないとまらない。
https://www.youtube.com/watch?v=sIHIkGxraNs
〇送別の前祝
民 : 官僚だってね。
官 : おお、厚労省よ。
民 : 呑みねぇ呑みねぇ酒呑みねぇ。
民 : 国会議員だってね。
官 : 自民党議員だ。
民 : 食いねぇ食いねぇ飯食いねぇ。さあ遠慮はいらねぇ。
下げねぇ下げねぇ支持率下げねぇ。
〇良い夢を、おやすみなさい
夏川りみ 涙そうそう nada sousou – YouTube
(O・O)
T久さん復活、嬉しい 4月4日(日)
曇り時々晴ところにより小雨、 陽が差すと急に暑くなる奇妙なお天気でした。 参加8名でやや少なめ、本日は新宿などあちこちで集会があったので人が分散してしまったのです。 T久さんが日曜当番に復活、やったー! (はしゆき)
こちらは先週の3月28日の分です ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365座り込み) 今日は月に一度の青空川柳句会。あいにく曇り空ではありますが。夕方以降は花見もやります。雨になったら花より団子で鍋でもしましょうか。 https://t.co/FUqMmF3OmC https://twitter.com/keroppu8649/status/1376035823053799425?s=20
予想外の天候に苦しめられたが 4月5日 (月)
今日は予想外の天候に苦しめられた。10時過ぎに地下鉄・六本木駅を上がってきたら本降りの雨が降っていた。午前中には止むとの天気予報であったがそのまま降り続け止んだのは3時半頃であった。
気温も16度から14度まで下がり4~5㍍の風だったが体感温度は10度位なので20度に慣れてしまった体には堪えた。手指がかじかんでどうしようもなくなったので温かい飲み物を買ってきて凌いだ。
この雨模様で農林水産省の方から昼飯を食うために出てくる人はいなかった。経産省の人も出入りしたのは極僅かといった所であった。座り込み者も少なく、担当者以外では吉良よし子のファンの二人とレジェンドS、それに月一回、相棒のSさんに会いに来る元大学教授であった。(保)
もう経産省前の桜は終わったけれど 4月6日(火)
事務所に11時に着いてテントひろばニュース215号を1000枚裏表に印刷し、一瀬事務所とむさん事務所に届けて経産省前に正午15分前に到着。12時にはセットが終わり、常連4名で座り込む。
この日は曇りで風はいくぶん冷たかったが、太陽が差すときは暖かい。
すでに経産省の桜はほぼ散ってしまった。2時過ぎには椅子が足りなくなった。来週火曜の夜には6時半から、延期された「韓国サンケン労組」の集会が文京区民センタの大会議室で開催される。みんなで参加しよう。EO
トリチウム汚染水を海に流すことは許されない 4月7日(水)
セッティングが終わって少ししたら、佐藤保さんを訪ねて男性が来られた。昔からの知り合いだそうだ。がんで胃をとってしまって無理はできないが「座り込み」に参加しようと思って来たと言われる。今日は佐藤さんは遅番なので、佐藤さんが来るまでずっとおられた。保っちゃんのパンも食された。「美味しい」と。いろいろな人と話し、久しぶりに思いっきり話せたと言われた。
今日は、たくさんの人がテント寄られた。終わってみれば16人。
当番6人、新しいAさん、規制庁抗議からの人、きらきら星、9条改憲阻止の人、あらかぶ裁判参加の人、美智子さんなど。通りがかりの人のカンパも2件。福島県で農業をやっていて農水省に用事があるという人も立ち寄られた。その人は「自分も3.11後、反対運動に参加した。10年たって、原発事故は何も解決されず、これからどれくらいかかるのかわからない。テントも知っている。ここで座り込みが続けられていることはうれしい。みんな東京の人なんでしょ。」などと言われた。私は「東京に出てこられた時は立ち寄って下さい」と言う。
倉田さんはいつものように経産省抗議の演説。KさんとTさんは端っこで『人新世の資本論』の本を開いて読書会。みんなはそれぞれのスタンスでわいわいと政治批判や世間話。今日は菅が全魚連を呼んで、トリチウム汚染水を海に流すことを事前通告するらしい。許さない。(T・I)
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原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その32
ICRPにもIAEAにもUNSCEARにも騙されてはいけない
~西尾正道「被曝インフォデミック」と梶山ーグロッシ会談~
2021年4月4日 木村雅英
本年3月11日発行の西尾正道著「被曝インフォデミック」(寿郎社)が面白い。インフォデミックとはWHOの造語で「偽情報の拡散」。同書がICRP(国際放射線防護委員会)を痛烈に批判しているのでその一部を紹介する。
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〇1946年設立のNCRP(米国放射線防護審議会)の陣容で1950年に設立されたICRPは、1952年には内部放射線被曝に関する第2委員会の審議を打ち切り、最も深刻な内部被曝を隠蔽する歴史を始めた。
〇モーガン談:ICRPは、原子力産業界の支配から自由ではない。原発事業を保持することを重要な目的としている。
〇ICRPは国際的原子力推進勢力から膨大な資金援助を受けているが、実際は単なる民間のNPO団体
〇ICRPは、研究機関でなく、調査機関でもなく、国際的な「原子力ムラ」の一部で、目的は原子力政策の推進。
〇ICROのエセ科学のいくつか
・放射性物質が微粒子としても存在することを軽視
・シーベルト(Sv)という実効線量の単位では人体への影響を正確に評価できない
・外部被曝とは、まきストーブにあたって暖をとること、内部被曝はその燃え盛る”まき”を小さく粉砕して飲み込むこと
・……
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同書には、内部被曝の恐ろしさとトリチウムの健康被害についても詳しく書いてある。本シリーズでも今まで述べて来たように、私たちはICRPに騙されないで放射線被曝を論じないといけない。
一方、原子力の平和利用の促進の為の組織IAEA(国際原子力機関)に対してもいつも警戒しないといけない。
例えば、本年3月23日にはIAEAグロッシ事務局長と梶山経産相とがオンライン会議を開き、東電福島第一原発のトリチウム等放射能汚染水の「海洋放出」という名の海洋投棄を両者で進めた。
「処理済み汚染水、IAEAが処分方法の安全性評価へ」(朝日新聞3月23日、https://www.msn.com/ja-jp/news/money/処理済み汚染水-iaeaが処分方法の安全性評価へ/ar-BB1eSgqH)
<東京電力福島第一原発にたまる処理済み汚染水について、梶山弘志経済産業相は23日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とテレビ会談をした。政府が処分方法の基本方針を決めた時に、IAEAが科学的に評価し、安全性を国際社会に発信するよう協力を要請した。グロッシ氏は「全面的に協力する」とした。>
私たちは、原子力の維持・推進を図るこれらの国際機関に騙されずに「海洋放出」を止めねばならない。
4月9日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~18時 経産省前テントひろば
お知らせ:渕上太郎遺稿集 完成間近(4月9日予定)
経産省前テントひろばでも販売します。予約受付中
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円
【書籍紹介】
西尾正道著「被曝インフォデミック~トリチウム、内部被曝―ICRPによるエセ科学の拡散」
3.11後10年目に発売された同書は、昨年12月22日に開催した
院内ヒアリング集会<放射能汚染水「海洋放出」の実害~トリチウムは危険~>
でお話しいただいた西尾正道さんの最新刊。
本体1100円+税のところを千円でお譲りします。
「書籍紹介」
『リニア中央新幹線をめぐって』(山本義隆)
原発事故とコロナ・パンデミックから見直す
なぜこの国では、不合理な巨大プロジエクトが暴走してしまうのか(?)その根本を掘り下げ、福島原発事故後/コロナ禍以降の社会のあるべき形を見据えた、直球の提言(表紙帯から)。(1800円+税 みすず書房)
是非、お読みください。お勧めです(M)
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