テント日誌4月29日版
- 2021年 5月 2日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
淵上さんの遺稿集はよく売れた 4月23日(金)
今日も若者たちがスタンディングアピールをしているかな?と思って経産省前にやって来たが見事に外れ、若者たちはいなかった。今日は官邸前でやっているのかな、別館にいるのかな?いなければいないで何となく寂しい感じがする。椅子や幟旗のセッティングをしているときから高級自転車の君が手伝ってくれた。今日は朝からすっかり晴れ渡って気持ちのいい晴天だ。こんな天気の時はパラソルが活躍する。バナーもつけられるだけつけて座り込みを開始。
暫くすると、自転車で通りかかった男性が話しかけて来た。「ここ2~3日いなかったでしょ」いや、そんなことはないはずだけど、と返すが、木曜と水曜のことで私は見ていないので、何とも言い難く、変だね、と不思議がった。だが、最後に走り去るときに「頑張ってください‼」との一言で気持ちがさっぱりした。
レジェンドSさんやHoさんや吉良よし子サポーターがやってきて椅子が足りなくなるほどだ。また、渕上太郎さんの遺稿集のポスターを胸から下げ、参加者に購入を呼び掛けて回ってみた。すると一人二人とまだ購入されていなかった人が購入してくれた。2時半ごろになるとJKS祈禱団の方々がやってきて準備に取り掛かる。祈祷団の方々にも呼びかけると色よい返事を頂く。三上さんがやってきて祈祷団の方に話しかけると一気に本が売れきれるほどになった。Ogさんが足りなければと言って事務所に行ってあと20冊ほど持ってきてくれた。私が文科省前抗議に言っている間もOgさんが販売を担当してくれ、6時過ぎに経産省前抗議が終了するころまでに3冊残るだけで、本日は27冊ほど販売が出来たようだ。(S・S)
経産省はいつまで嘘と金をばら撒いて原発を続けるのか? 4月23日(金)
日本祈祷団の皆さんは西尾正道さんの「被曝インフォデミック」も4冊も買ってくださった、感謝。
歩道でちらしを15組ほど配布した後、まだ明るい中で抗議行動を開始。汚染水「海洋放出」の関係閣僚会議決定、「エネルギー基本計画」策定で原子力発電コストを過少評価、札束(25億円)で福井県をそそのかして老朽原発再稼働目論見の問題を確認してシュプレヒコール。Taさんからトリチウムの害、Miさんから緊急事態下でオリンピックを強行する菅政権、Yoさんから人権後進国日本と原発継続の愚かさ、Asさんから東海第二再稼働阻止と貧困対策、Saさんからまともに計算できない経産省、Raさんから再エネを押さえつける九電糾弾、Ogさんから東電株主代表訴訟報告会(4月30日14時)紹介、などなどのアピール。さらに、Moさんとともに「ああ福島」を悲しみを込めて「座り込めここへ」を怒りを込めて歌い、Hoさんとともに「また逢う日まで」替歌で経産省前座込みでの再会を歌う。最後にTuさんの「地震の国に原発いらない」…のコールで締めくくった。 (K.M)
ミャンマーの人たちの抗議行動があった 4月24日(土)
座り込みの準備をしているとデモ隊がやってきた。元気な外国語は空に突き抜けるようだった。外務省前で抗議を始めたので見に行った。それはミャンマー国民統一政府(NUG)支持する人たちのデモで大勢の若い男女(おそらく100人以上)、殆どはミャンマーの人のようだった。バナーのデザインをはじめデモ隊全体の視覚イメージがよく練られている感じでとても美しかった。スタッフの対応も好感度抜群。コロナ対策なのかわからないが警備の人数はとても少なかった。
私たちの座り込みも普段より3人多く、ひとりは新潟から淵上さんの本を買いにいらした。今日はとても賑やかな日だった。
〇「入管法改悪反対!緊急院内集会」~移民・難民の排除ではなく共生を~
4月22日(木)に行われた院内集会の動画です。どのお話も傾聴すべきですが一時間35分以上もあるので一部を紹介します。
38:22~43:50 幼少期に来日したクルドの方
入国管理局で言われたこと。「あなたは日本で学校にいても就職できない、時間とお金の無駄だから国に帰って」
1:41:19~end 移住連(特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク)
代表理事 鳥井 一平さん
https://www.youtube.com/watch?v=OXAIbZ_tpfg
〇チェックメイト
政府は思考停止状態。それはあたかもウィルスに脳が無いように。 (O・O)
暑いくらいの一日だった 4月25日(日)
今日は句会の日でした。天気予報では降るとか言っていたのですが、晴れのち曇りでなんとか保ちました。
特に事件なし。
途中来た若い男性が500円カンパしてくれましたが、彼の目当てだった乱さんが(句会の準備中で)事務所からまだ来ていなかったので、去っていかれました。来週また来ますというような話でした。
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み)晴〜薄曇り、暑いくらいのお天気ですが、夕方から雨になる見込み。 乱さんが数年前に作った団扇が、まるで未来を見通していたようだと話題になっていました。 https://t.co/PbeDRjGqsD https://twitter.com/keroppu8649/status/1386180735602593796?s=20
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 今日は青空川柳句会の日。ただいま書評中。初めて特選になり褒められてガッツポーズのF原さん。 https://t.co/ihPTTxNBOG https://twitter.com/keroppu8649/status/1386195172946374656?s=20
脱原発青空川柳句会開かれる 4月25日(日)
反原発青空テント句会が開かれました。
天気予報では雨とのことでしたが快晴で風もなくさわやかな天気の中6人の参加でした。コロナのせいで相変わらず少人数でちょっと残念!(I・K)
乱さん提出の席題は「休」と「情報」
休の秀句
休みたい みんなの願い どこへやら (落葉)
コロナ禍で 毎日毎日 骨休め (孫じい)
憲法案も 休み休み 出せよスガ (ふ64)
休みなく 続く反原発の 座り込み (乾草)
解除後に 少し休んで 再宣言 (柚っ子)
特選
菅首相 コロナ対策 連休中 (原子力ガリレオ)
情報の秀句
トリチウム 偽情報で 安全に (孫じい)
情報戦 真実確と(しかと) 見きわめよう (落葉)
デジタル庁 情報かくし スパイする (原子力ガリレオ)
どう学ぶ フェイクニュースの 見分け方 (乾草)
情報は 一括管理 マイナンバー (柚っ子)
特選
官邸前 首相に民意を レクチャーす (ふ64)
入選者に乱さんから特製の「接待漬け」・ティシュ「ふくのかみ」他が配られました。
経産省の不当の指示なんて従えない 4月26日 (月)
朝から晴れていたが風が強く吹いていた一日であった。経産省前はそれに輪を掛けるほどの強風で座り込み準備に時間がかかった。初めは解らなかったが経産省のポールに鯉のぼりが括りつけられて、はためいていた。風が強いのでよく泳いでいた。
何時もは12時過ぎには来ているレジェンドSさんがなかなか姿を現さない。疲れて休みなのか?電車を乗り越したのか?いろいろ想像していたが1時前に来られた。訳を聞いたら(月)なので国会前で座り込んでいる昔の仲間に逢いに行ったけれど誰も居なかったのでこちらに来た、とのこと。後でこちらに寄ってくれたKさんに聞いたら千葉から来る人が3度目の緊急事態宣言で東京に来られないので中止したそうである。
今日の座り込み者は高級自転車の彼氏を筆頭に吉良よし子サポーターのふたり、川崎のMさん、改憲阻止のふたりなど軽く10人を超えた。この間まで担当者しかいなかった事を思えば格段の差である。座り込んでくれた皆さんに感謝です。経産省の不当な指図を断固撃退した。スガが放射能汚染水の海洋投棄を表明して以来、我々は反原発CDカセットを経産省側に置いて流しながらアピールしてきた。それに対して経産省職員が・反対側に置け❗ と指図してきた。それに対して我々はお前達にそんな権限はない❗断固拒否する❗ と応えたところ・警察を呼ぶ・と言い放った。我々は勝手にしろと言って警察を待った。通行人から文句を言われていないのだから引き下がる理由はないのだ。これまでの経験から30分もしたら警察が来ると思って待っていたが来なかった。警察もこんな些細な事では動く気が起きなかったのであろう。(保)
韓国文化放送(MBCテレビ)の取材申し込みあり4月27日(火)
セット終了後間もなく、テントの携帯電話が鳴るので出てみると相手は、韓国の文化放送韓国MBCテレビ)のプロヂューサー、イさんと名乗る方でした。
今、福島県の富岡町で放射能汚染水と福島の現実について取材中であり、そこで毎週金曜日に経産省に対して「反原発」の抗議行動をしていると聞きまして是非とも取材をさせて頂きたいとの申し入れがありました。「経産省前テントひろば」は金曜日だけではなく、毎日「日本政府の原発政策」に対して抗議の座り込みをしていますと言うと、驚いた様子でした。(テントの強制撤去はご存知でした)そこでとにかく詳しい事は来た時にという事で、話しを進めまして今週の金曜日30日に抗議集会が始まる17時までには、取材に来るという事になりましたので、金曜日担当の方よろしくお願いいたします、勿論私も参加いたします。カメラ等のクルーも参加しての本格的な取材となるようです。
15時前には、元経産省官僚の古賀茂明さんがカメラマンを含む一行5名に連れらえて、経済産業省の名前を彫ってある石の前に、経産省を睨めて仁王たちに立っている所を撮影していました。古賀さんに尋ねたところなんでも菅政権に対するドキュメント番組の撮影のようでした。一行にテントのチラシをお渡ししましたが、古賀さんは既に頂いていると言っておりました。今日の〆は三上さん例によって大きな袋に、かんきつ類や大きな板チョコ、ドーナツ等を差し入れて頂きまして皆さん腹一杯のようでした。明日の分は事務所にあります。なんやかんやで用意した9個の椅子は満杯で立っていた人も数人何とも有難い事です。 (Y・R)
新エネルギー計額の原発ゼロを 4月28日 (水)
さわやかな天気。経産省前に着くと、高級自転車のYさんがいてすぐセッティングに入る。Yさんは上着と靴下、それから自転車の色を青系に統一してキメテテいた。
ヨーカンさんと倉田さんが規制庁から回ってきて、お昼を食べてハラごしらえをして、倉田さんは経産省糾弾演説。汚染水を無害だと言うなら、経産省の人たちは汚染水を飲めと言っていた。斉藤さんも演説。斉藤さんのカバンが重くなったので整理して軽くする。でも本などが入っていてそうは軽くならない。KさんとTさんは斉藤浩平の「人新世と資本論」の学習会を終えたようだ。Kさんは姉妹にも読むことをすすめたという。マルクスというのが新鮮だったそうだ。
今日は4.28の沖縄の屈辱の日だ。52年4.28にサンフランシスコ講和条約が締結されて日本は「主権」を回復したが、沖縄は施政権をアメリカに売り渡されて日米安保条約のもとに置かれて、米軍基地の島として固定化された。沖縄の人は「琉球住民」とされて日本人民ではなくなった日だ。道路の向こう側を「解放派」と書いてある横断幕を掲げたグループが「辺野古新基地建設反対」など言ってデモで通った。今日は午後5時から経産省で「第6次エネルギー基本計画」の会議をやる日なので、木村さんやIさん中心に「原発ゼロを書きこめ」の抗議行動したので、4時に座り込みが終わったが、基本的にそのままの体制で5時からの行動にも参加した。木村さんや倉田さん、TUさんなどが抗議の発言をし、シュプレヒコールをやった。この行動のために、山本さんら4名が4時30分頃来られた。(I・T)
鯉のぼりでごまかさずに原発止めろよ、経産省 4月29日(木)
今日は、一日中雨で休日、座り込んでいる前を通る人はパラパラであった。
当番者以外は、来ないだろうと思っていましたが13時過ぎから次々と参加者が何と12名が座り込む、あんこが一杯の今川焼きの差し入れも頂きました。
経産省のポールには鯉のぼりが、雨に濡れてぶら下がっていました誰が言ったか、子供の健やかな成長を願う、鯉のぼりを揚げるなら、なぜ直ちに原発を廃炉しないのか?やっぱり原子力マフィアの巣窟で利権をむさぼっている連中がはびこって、そのお零れに預かっている輩が税金をむさぼっているからだと!
一日も早く、腐りきった自公政権を倒して、少しはましな政権を樹立しないと、
取り返しがつかなくなるだろう。(Y・R)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その171
3.11事故が無かったかと錯覚させる愚かな「エネ計」基本政策分科会の委員たち~札束で引っ叩かれて若狭の老朽原発再稼働を容認した杉本福井県知事~
2021年4月29日 木村雅英(経産省前テントひろば)
東電福島第一原発事故後10年を過ぎて、全国で「脱原発」を望む声が8割超である。<福島第一事故から10年 「脱原発」望む声が8割超 地方紙アンケートに全国6200人回答>
(東京新聞、2021年3月22日: https://www.tokyo-np.co.jp/article/92948)
ところが、「エネルギー基本計画」を策定する総合資源エネルギー調査会基本政策分科会は「国民」世論と余りに遊離している。4月28日に開催された第42回 基本政策分科会は、梶山経産相と杉本福井県知事(分科会委員)による若狭の老朽原発再稼働容認発言で始まり、うんざりするほどカーボンニュートラル実現の為には原発を残せの意見が続く。ひどい委員は第5次「エネルギー基本計画」の記載「原発依存度は可能な限り低減」を無くせとも言う。
この原発翼賛分科会を演出しているのは経産省・資源エネルギー庁だ。
委員の選定がおかしいし、事務局資料がいつも作為的であり、委員以外の意見をまともに取り上げず、かつ分科会でも意見を闘わすこともなく各委員が数分間意見表明するだけ。「意見箱」で誤魔化して公聴会などで多くの「国民」の意見を聞くこともしない。
それにしても、この分科会当日午前の「福井県知事 再稼働に同意」は、経産省・資源エネルギー庁が「札束と嘘と強権」で福井県を露骨に押さえつけた結果だ。3.11事故を経験しても経産省は全く変わっていない。
福井県が老朽原発再稼働容認を躊躇する理由は沢山ある。関電原子力マネー汚職、稼働原発(高浜3・4、大飯3・4)でトラブル多発、より古い3基はもっと危険、美浜3号機では事故で死者を出している、核燃料県外搬出の約束破り、特定重大事故等対処施設(特重)工事遅れ、規制委が安全を保障していない、規制庁が関電を信用していない、……。
〇札束で「地元同意」
ところが、露骨に動いたのが資源エネルギー庁。4月6日、福井県に対し、両原発に関する電源3法交付金として新たに最大計50億円を出す方針を伝えた。県議会も知事も急に慌ただしく「地元同意」に向かって動き出した。また、特定重大事故等対処施設が遅れている為に稼動してもすぐに止めないといけないのに資源エネルギー庁は「同意」を急がせた。
〇エネ計策定中なのに梶山経産相が原子力推進方針言明
さらに、杉本知事の要望で梶山経産相とのオンライン会談を開催、梶山経産相が2030年度の発電電力量に占める原発の割合について「2割程度まで高めていくことは必要不可欠」と述べた。分科会でも同様の発言をしたが、これは非常におかしい。分科会で方針を検討中であるのに、経産相が率直な議論をと言ってきたのに、経産相が勝手に方向付けすることは許されない。このおかしさについて私が資源エネルギー庁担当に電話で指摘したら、担当は「確かに」と認めた。ところがどの委員もこの問題を何ら指摘しなかった。
半世紀以上もの間、「お湯を沸かす為に核分裂反応を起こす愚かな装置」の為に、経産省が「札束と嘘と強権」を使ってきた。3.11後10年を過ぎて、経産省・資源エネルギー庁がまたまた露骨に「札束と嘘と強権」による原子力推進を始めた。何としても止めねば。
5月3日(祝)「アベ政治を許さない」ポスター掲げる日
12時~13時 国会正門前
5月3日(祝) 総がかり行動
13時30分~ 国会正門前
5月7日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~18時 経産省前テントひろば
安倍政治の継承を許さない!官邸前抗議行動(第27回)
「桜を見る会」問題は終わってはいない
5月10日(月)18時~19時 首相官邸前
お知らせ:渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばでも販売します。予約受け付中
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円
【書籍紹介】
西尾正道著「被曝インフォデミック~トリチウム、内部被曝―ICRPによるエセ科学の拡散」
本体1100円+税のところを千円でお譲りします。
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