テント日誌7月22日版
- 2021年 7月 25日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
久しぶりに雨に降られないのが嬉しい。7月16日(金)
梅雨が明けた。いつも金曜は賑やかなのだが、ふたりが体調不良でお休みでちょっと寂しい。経産省前に行くと、レジェンドSさんがお待ちかねで、すぐに椅子を出して座っていただく。金曜日は1時からなので、毎週お待たせして申し訳ない。既に他にも3人の男性がいらしたが、福島原発神奈川訴訟控訴審の傍聴に来られた方もいて、Sさんとコロナワクチン談義をしておられた。
パラソルが新しくなっていい具合である。木陰とパラソルで、ほぼ椅子は日陰にすることが出来た。暑さもそれ程でなく適度な風で、気持ちの良い日だった。
雀が寄って来る。Sさんがお弁当をお裾分け。先週は別のSさんの手にとまったそうだ。危害が無いのを雀君たちも承知な位平和的な座り込みである。
ワクチンの話も話題になる。接種を終えた人、予約した人、迷っている人、打たない人、様々だ。コロナ禍の中、国民の反対を無視してオリンピックが強行されつつある。感染が急拡大するのは目に見えている。国民の命など菅政権はどうでもいいらしい。このままいけば、歴史に残る汚点となるのは間違いない。こんな人達には早く退場してもらいたい。(Y.Y)
経産省前も首相官邸前も反原発の声が響き渡る 7月16日(金)
梅雨が明け、日差しがきつい中、添加物が少ない小倉アイスを頬張りながら座込んだ。日焼けしたFuさんが元気。Miさんが「福島原発かながわ訴訟」控訴審報告集会に出かける。暑さにめげてチラシまきせず、いくつか電話をしていると早や17時前。
Moさんの「ああ福島」の歌と「福島を返せ」などのコールで抗議行動を開始。今週は沢山の行動があった。月曜は安倍・菅政治を許さない!首相官邸前抗議行動でオリンピックやめろと訴え、火曜は院内ヒアリング集会でIAEA深層防護第5層問題を追及、同時にエネ計の為の基本政策分科会が開催される。水曜はいつもの規制委前抗議の後、あらかぶ裁判を傍聴、さらに裁判所前の関西生コン抗議行動。そして金曜には経産省抗議と首相官邸前「原発いらない金曜行動」。3.11後10年を経ても福島が全く終わっていないばかりか問題が山積している。
Taさんが平沼百合さん「福島県の甲状腺検査についてのファクトシート」(岩波科学6月号)を紹介。県民健康調査が放射線影響による小児甲状腺がんを正当に評価せず調査を縮小しようとしている問題と、国際原子力マフィアたちも放射線影響を過少評価している問題を指摘した。続いてMiさんが「福島原発かながわ訴訟」控訴審の報告、Yoさんが朝日新聞に掲載された原発問題投書を紹介、Saさんがいつまで経産省は原発続けるのかと糾弾。……。
「座り込め、ここへ」の歌で終了し、多くが首相官邸前に向かった。撤収をFuさんとMiさんとにお任せして私も首相官邸前へ。お二人に感謝!
首相官邸前も18時半から盛り上がり、原発ゼロの声が響き渡った。 (K.M)
責任の所在も倫理もないオリンピックなんて 7月17日(土)
虎ノ門駅から地上に出ると地獄の入り口のような暑さだった。座り込み準備のときは汗が出たが日陰と風のおかげでなんとか落ち着いた。来週末には五輪が開催されるがこんな状況での狂気の祭典。こんなにも責任の所在が不透明で倫理が欠如している「興行」を他には知らない。それでも「世論が間違っている」という人たちがいる。
76年ぶりの「敗戦」をむかえるかもしれないのに青い空も白い雲もただそこにあるだけで何も答えてはくれなかった。 (O・O)
バッハ歓迎は同じ数(?) 7月18日(日)
今日は暑いけれど気持ちのいい青空の下の座りこみでした。迎賓館に行ってバッハさん歓迎デモに参加、というのが話題になっていましたが、急な話のようで、実際に行ける人は乱さんだけだったかも。
なかなかの暑さで、F原さんの用意した大ポットの氷水が終了時にはただの水になってしまうくらいでした。
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み)
梅雨明け3日目?快晴です。 今日はバッハさんの歓迎デモ@迎賓館(赤坂)があるとかで、6時に四谷集合という話。何人かが行かれるそうです。 「階段が怖い(登り降りが)四谷だけに」という乱鬼龍さんらしいオチでした。 https://t.co/wwGsLHvLcY https://twitter.com/keroppu8649/status/1416629673300172801?s=20
続編ですが、乱さんより電話で報告です。以下代筆します。
賓館前バッハさん歓迎デモ 参加40人くらいで
40人晩餐会に対してこちらも40人だからちょうどいいとか。もちろん迎賓館のはるか手前の道で止められたそうですが。
TBSテレビの朝6-8時のニュース番組に取材を受けたそうです。実際に使われるかどうかは?ですが、レポーターは「僕が頑張りますと言ったとか。
その他いろいろ取材来ていたそうですが主にネット番組らしいです。どこかでは報道されるでしょうという話です
左でも右でもない年配の普通の人が来ていて、そのスピーチがごく真っ当で、コロナのこんな時期にオリンピックなどとんでもない!とカンカン怒っていた、その様子が、原発事故後に集まってきていた人の様子に似ていた、とのこと
今日の主催は
杉原さん (武器輸出反対の人)
急だったので人の集まり悪かったそうですが。
次回23日 6時から
原宿駅出て代々木公園に向う側ちょっと広場になっているところ
国立競技場にデモをかける、そうです。
今日と同じでどうせはるか遠くで規制されるんでしょうが、でもメディアはくるし、意味はある。
蒸し暑い日が続くようになった 7月19日(月)
今日も蒸し暑く汗だくの一日であった。
経産省前に着いた時は風は弱く36度の炎天下であったので皆さん急いでバナーとのぼりをセットして木陰やパラソルの中に避難した。初めのころは急に強風が吹いてきてパラソルがおちょこになるときも何回かあったが、それ以降は舗装道路からの太陽光の照り返しを体に受けてうだるような暑さであった。これをしのぐには氷水を飲んで体を冷やすことだけ。
こんな状況だから人通りも少なかった。座り込みに参加された人もレジェンド齋藤さん以下の常連6名のほかには練馬のTさんだけであった。
Tさんは午後から始まる院内集会に参加される前に寄って下さったのだ。院内集会のテーマは「福島原発事故時の自主避難者への家賃2倍化攻撃」に反対する!であった。福島県は国の理不尽な政策に従順に従って自主避難者を苦難の道へ追い立てるばかりである。まったくひどい話である。何としても自主避難者を守りぬかねばならない。
★翌日の朝刊に記事が載っていて、「支援する会」はこれに反撃する為に裁判に訴えることも辞さない!と決めたようである。
残りの時間を反原発CDと忌野清志郎のロックンロールをかけて乗り切った。(保)
東電株主代表訴訟が行われていた 7月20日(火)
久しぶりに、座り込み当番者、前半・後半者の全員が揃った。
まだ体調が全快していない人も来てくださいましたが、無理はしないで欲しいです。
本日は、東電株主代表訴訟が東京地裁103号法廷で行われた、あの悪名高い被告人、武黒・勝又・清水3名の反対尋問、再主尋問、補充尋問が行われた、その傍聴に来られた方が抽選に外れたと言って座り込みに参加してくれました。
お話しを聞くと明らかに東電社員と思われる人が、10数名並んでいたようです(一般市民の傍聴を妨害する行為と思われる)。その抽選に外れた人達の座り込みもあり、一時は11名になり用意した椅子では足りなくなりました(当番者はスタンディング)。
本日の座り込み者は、この真夏日にも関わらず延べ16名でした。ただチョット気になる事がありました。レジェンド斉藤さんがいつもは、最後の片付けまでしてくれるのですが、今日は終了時間になると、さっさとお帰りになりました。何事もなければ良いのですが心配です。 (Y・R)
第6次エネルギー基本計画への関心は高い 7月21日(水)
朝から暑い。経産省前に着くと日テレのテレビクルーがいた。今日は第6次エネルギー基本計画の会議が開かれる日だが午後なので、日テレの人に何があるのですかと聞くとエネルギー云々と言った。その関連の仕事か。もう仕事は終わったと言われ、彼らの一人が「これから座り込みですか。じゃあ」と言って2台の車で去った。
高級自転車のYさんが来て、セッティングを手伝ってくれた。バナーはうまく張れた。バナーが整って張れるとすごく気持がいい。やれやれとしたところにObさんが来た。テントの運営に関わることなどをあれこれ話す。
規制庁前での抗議行動を終えて、ヨーカンさんと倉田さんの2人は歩いて着いた。その少し前Ynさん地下鉄で着いた。ヨーカンさんはわざわざここに寄ってくれて、少し座り込みをしてくれてすぐ帰った。ヨーカンさんは明日はここの当番だ。
倉田さんはすぐ経産省批判の演説。経産省とその役人は本当に狡猾だという批判だ。Yさんが塩アメとアイスを買って来てくれてみんなにふるまってくれた。
Aさんは今度出版されるご自分の本のチラシを見せてくれた。出版されたら読まなければ。レジェンド斉藤も来られる。遅番にバトンタッチしてTは帰る。
今日は午後4時?から資源エネルギー庁で開かれる「第6次エネルギー基本計画」の会議が開かれるので、当番以外の人も集まる。3時すぎに「気候変動に対策を」のプラカードを持った若者が5、6人来た。今日のことを知って駆け付けたとのこと(この会議は開催日を直前に出す)。中には滋賀県から来た人もいて我々はびっくりした。それだけ危機感が大きいということである。
4時に木村ゲタさんが来て抗議行動が行われた。参加した多くの人がそれぞれの考えを披露して経産省に訴えた。もちろん若者たちも「これ以上、地球環境を悪化させないために化石燃料の割合を縮小して下さい」と発言した。抗議行動は5時まで続けられた。 (保)
今日は振替休日で人の動きもまばらだった 7月22日(木)
スタートは、いつもの当番3人である12時半頃に比較的若い男性が自転車に乗ってテントのチラシを受け取りに来た。
本日は(あの安倍の噓で始まった下らない五輪、それもコロナ禍の真っ只中と言うのに中止をせず強行しようとしているIOC・日本政府等、市民の命を顧みないこの蛮行もう狂気の沙汰というほか言葉が無い)19日(月)「海の日」の振替休日で、正月三が日のように通行人もチラホラ、車もパラパラと何とも静かだった。また、いつもレジェンド斉藤さんを気遣って、何かと差し入れをしてくれますKさんはメロンとまくわうりを交配させた果物、それを冷やして差し入れて頂きまして、私達もご相伴に預かりました。またKさんはレジェンド斉藤さんの荷物を整理して少しは軽くなったようでした。(Y・R)
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◎経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その176
2020年7月2日
原発は、リスクをコントロールできない、レジリエンスを維持できない!
~第44回基本政策分科会(6月30日)で山口彰委員が再エネにブレーキ~
https://www.jca.apc.org/~kimum/METIno176.html
経産省が6月30日に50日ぶりに基本政策分科会を再開、「2050年カーボンニュートラルの実現に向けた検討」と題して、再生可能エネルギーの進展シナリオを議論した。委員の質問に入ると、プレゼンに好意的な意見もあるものの、再エネ進展に足を引っ張る意見が多発。委員の選定に大きな問題があることを感じさせた。中でも、山口彰委員(東大、原子力)の原子力発電推進の為の批判意見が見苦しい。山口委員は、再エネシナリオに対して、「リスクをコントロールできるか」、「レジリエンス(復元力、回復力)を維持できるか」を明らかにするべきとおかしな主張をした。
◎原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その34
2021年7月19日
UNSCEAR2020年報告に騙されてはいけない
~黒川、榊原、牧野、平沼らが指摘する「被曝影響評価をめぐる問題群」~
https://www.jca.apc.org/~kimum/HIBAKU034.html
岩波科学6月号特集「被曝影響評価をめぐる問題群」が興味深い。UNSCEARをはじめ国内外の組織・個人が、福島における被曝影響を小さくみせようとしている。とりわけ国連科学委員会のUNSCEAR2020年報告に潜む歪みと、およそ科学者といえない早野龍五氏の著作や言動に、騙されてはいけない。
以下では目次を参照しながら、一部論者の主張を要約して紹介する。
7月30日(金) 経産省前抗議行動(毎週)
(7月23日(金)はお休みです)
17時~18時経産省前 主催:テントひろば
7月30日(金) 月例祈祷会「死者の裁き」15時
経産省前テントひろば 15時 JKS(47士)
8月3日(火)「アベ政治の継承を許さない」のポスターの日
国会正門前 13時~
8/4(水)2つの抗議行動にご参加を! 2つの抗議行動=定例→
毎月第1水曜(6月から9月は夏時間となり開催時間の延長)
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!
日 時:8月4日(水)17:00より18:00(夏時間です)
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
※北ビルです!南ビルではありません!
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
2.「第95回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:8月4日(水)18:45より19:45(夏時間です)
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など139団体
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