Let’s Join Hands 9月4日 添付1点 菅退陣と野党 おたより 注目記事
- 2021年 9月 5日
- 評論・紹介・意見
- 江口千春
◎菅総理の退陣について、いろんな思いが語られています。
大変な状況に日々悩み苦しんでいる人、医療、看護、救急ほか最前線で踏ん張っておられる方の「苦闘中の国民のことより、自分の延命をはかり、放り投げたんだ!」との怒り、嘆き、分かります。
山口二郎法政大学教授が「菅という人は人間関係をすべて上下の支配服従関係でしか考えられず、人事権を嬉々として振るうことを権力者としての愉悦と感じてきたのだろう。その結果、支えてくれる友や子分がおらず、気づいてみれば一人ぼっちになっていたという結末」(ツイッター)との発言にうなずきます。 安倍氏も菅氏も、人事で、自民党も官僚も支配する忖度政治を常態化したのですから、その親玉2人を退場させた国民の意見表明を評価し喜ぶべきと思います。
<その上で> 自民党は、菅氏退陣を機に、目先を変えて支持回復を計ろうと動き始めています。
野党は、特に野党第一党は、怒りの表明と与党弾劾に終始してていてはいけない。国民の気持ちに沿いつつ、コロナ対応、その後も構想するビジョンと、具体的な緊急対応策を示さなくてはならないと思います。 私は、与党第1党の立憲民主党に、上記のことを期待しますが、枝野氏は、国民に語る姿勢がうか、ビジョンと具体策を分かりやすく、親しみやすく語る力があるだろうかと危惧しています。
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