玄海町の「7.10原発から撤退しゅう会」に参加して
- 2011年 7月 13日
- 評論・紹介・意見
- 渕上太郎玄海原発
突然、玄海原発に行きました。
10日の玄海町の「7・10原発から撤退しゅう会」には、地元の女性を含めて500人近くの人々が集まりました。共産党主導の集会でしたが、玄海原発対策住民会議副会長で禅宗東光寺住職である仲秋喜道さんのお話、鹿児島大学非常勤講師の菊地洋 一さんの原発内での労働問題(被曝労働)のお話など感銘深く、勉強にもなりました。岸本町長はその弟が社長の岸本組の大株主で、これと玄海原発に関連する工事で 完全に利益共同体をつくっています。真っ先に再稼働を容認する策動はまさにこのことに由来します。この件は東京新聞にも暴露されていますが、岸本町長は「町民の皆 さんからおかしいと言われるなら、大株主か町長かどっちかをきれいさっぱりやめる」などと言っているそうです。
翌11日には佐賀県庁包囲闘争で、300人近くの市民・労働者・若者が集まって、 炎天下のもとで「原発いらない」の大きな声をあげました。古川県政は若者たちの申 し入れ書の受け渡しに対して本館の扉に鍵を掛けるなどして、これを拒否するというかたくなな態度でした。後に旧館から入ろうということで、旧館に突入しましたが、県は本館に通じる2階の通路をまた閉じるとう暴挙。
その後私は九電本社前の「原発とめよう!九電本店前ひろば」を訪問しました。この日は座り込みテント村の第82日目でしたが、やがて100日目になります(100日目にはささやかなパーティもやるそうです)。村長の青柳さんは気力と体力そしてカンパの続く限り、テント村ひろばを続行すると言っています。
座り込みは毎日午前10時から午後5時やっています。都合のつく方はぜひ激励に行ってください。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0545:110713〕
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