8.10関西電力東京支社緊急抗議申入れ行動 ~「8.10老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」に連帯 ~トラブル頻発老朽原発うごかすな、賄賂より廃炉
- 2022年 8月 4日
- 催し物案内
- 木村雅英経産省前テントひろば
8.10関西電力東京支社緊急抗議申入れ行動
~「8.10老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」に連帯
~トラブル頻発老朽原発うごかすな、賄賂より廃炉
日時:2022年8月10日(水)17時半~18時半
場所:関西電力東京支社
千代田区内幸町2丁目1番6号日比谷パークフロントビル
(日比谷公園寄り)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
行動:申入書提出(面談追求)、抗議行動
関西電力は、炉規法の規定(第四十三条の三の三十二)に反して営業運転後40年以上を経た美浜3号を8月10日に稼働しようとしています。現地「老朽原発うごかすな!実行委員会」では、関電本店(大阪中之島)でも現地美浜町でも抗議行動を続けてきており、再稼働阻止全国ネットワークも全国から参加してきました。
既に再稼働した高浜3,4号でも大飯3,4号でもトラブルが続出しているにも拘らず、45年超えで2004年8月9日に11人の死傷事故(5人死亡)を起こした美浜3号を再稼働することは許されません。
何として再稼働反対の声を関西電力に届けたく、美浜町の現地行動に呼応して、東京でも緊急抗議申入れ行動を開催します。 みなさん、真夏ですが、是非ご参加願います。
「事故を起こした老朽美浜3号を再稼働させてはいけない理由は沢山ある。
1非常に危険で事故は必ず起こる、2電気は足りてる、3核のゴミ(死の灰)は冷やし続ける必要があり行き場なく増やしてはいけない、4原発は電力逼迫対策にならない、5金まみれの関電トップ(8月1日に大阪検察審査会が3人に起訴相当)、6エネルギー基本計画の記載どおり「可能な限り原発依存度を低減する」べき、7人類は地球を放射能汚染してはならない、8美浜3号稼働差止裁判の判決前、原発は原爆になりうる、……
再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛、と明記下さい)
東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1F たんぽぽ舎気付け
原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様(BCCでお送りしています。)本日(もう昨日になりましたが)、下記のメールをお送りしましたが、2箇所タイプミスがありました。メールの中ごろの「関電が、8月20日に予定している美浜原発3号機の再稼働を始めとする・・・」の8月20日は、8月10日の誤りでした。また、末尾近くの「5.29「大阪第集会」は「5.29「大阪大集会」の変換ミスです。お詫びして訂正します。宜しくお願いします。木原壯林原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様(BCCでお送りしています。)猛暑とコロナにもめげず、原発全廃を願ってのご活躍、ありがとうございます。
さて、昨8月1日には、原発にとって重大な出来事が2件報じられました。
① 去る1日、大阪第二検察審査会は、関電旧経営陣に対する大阪地検特捜部の不起訴処分を全て覆し、「起訴相当」あるいは「不起訴不当」と議決しました。「起訴相当」となったのは、「カットした役員報酬を後にひそかに補填していた」会社法違反(特別背任)に関するもの、および、「金品受領分の追加納税を会社が補填していた」会社法違反(特別背任)、業務上横領に関するもので、八木前会長、岩根元社長、森元会長が絡んでいます。「不起訴不当」となったのは、「森山栄治氏から不正の請託を受け、金品を受領した」会社法違反(収賄)に関するもの、および、「森山氏の関連会社に不適切な金額で工事を発注していた」会社法違反(特別背任)、背任に関するもので、7人の前または元会長、社長、副社長、執行役員らが絡んでいます。当然の議決であり、庶民感覚を反映したものといえます。
② 美浜原発3号機では、放射性物質を含む水7トンが漏洩していることが発覚しました。水漏れがあったのは、1次冷却水ポンプにつながる封水注入フィルター室付近です(「封水」とは、高温・高圧の1次冷却水を原子炉圧力容器に送るポンプから1次冷却水が外部に漏れないようにシールするためにポンプの外側に満たした高圧水のことです)。漏れ出た放射性物質量は、220万ベクレルと発表されていますが、国が法令上のトラブルとする370万ベクレルに近い量です。
ところで、関電の原発では、今回と同様に、再稼動を目指して準備してきたにも拘らず、再稼働の直前、直後にトラブルが頻発しています。このことは、配管腐食、機器の損傷、機器の点検や保守・交換時の施工ミス(ボルトに閉め忘れや溶接ミス等)は防ぎきれないことを示唆します。トラブル多発は、原発そのものの脆弱性、複雑性、保守点検の難しさと、関電の弛緩しきり、傲慢な体質のためだと考えられますが、とくに、高温・高圧の冷却水が流れる配管の損傷は避けえないものと捕らえなければなりません。老朽原発の再稼働など許されるものではありません。
筆者は、再稼働のたびに「この原発は近いうちにトラブルを起します」と予言していますが(皆さんは、冗談と受け取っておられるかもしれません)、かなりの確信を持ってそう予言できるほど原発は危うい装置なのです。重大事故に至る前に、廃炉に追い込まなければなりません。関電が、8月20日に予定している美浜原発3号機の再稼働を始めとする原発の再稼働は、もともと①で述べた関電旧幹部によって計画され、準備されてきたものです。また、関電は、原発マネー不祥事発覚後も原発の運転を継続し、危険極まりない老朽原発美浜3号機まで再稼働させています。
関電は、不祥事を反省して役員人事を刷新したとしていますが、関電が企業体質を抜本的に改善したとするにはほど遠い状態にあります。例えば、関電は、昨年2月、「競争入札を経ない発注(特命発注)などにより、地元企業の活用に努める」として、美浜町長の美浜3号機再稼働への同意を取り付けました。公共性が高く、税金に準じる性質を持つ電気料金で運営される電力会社が、特命発注の乱発など許されるはずがありません。
関電が、本当に体質を改善したのであれば、「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に従って、老朽原発をはじめ全原発の廃炉に取り組むべきです。
関電は、今、原発の危険性を無視し、民意を蹂躙して、トラブル多発の老朽原発。美浜3号機を再稼動させようとしています。5.29「大阪第集会」、7.24「美浜現地全国集会」に引き続く8.10「老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」によって、美浜3号機の完全廃炉を実現しましょう!
なお、美浜3号機の再稼動は、8月10日と報道されていましたが、今回のトラブルで延期される可能性があります。再稼動の日程が遅れた場合でも、「老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」は予定通り決行しますので、多数のご参加をお願いします。
老朽原発うごかすな!実行委員会:木原壯林(090-1965-7102)
-- 木村雅英 KIMURA Masahide e-mail : kimura-m@ba2.so-net.ne.jp 携帯TEL : 080-5062-4196 Twitter :@kimuramasacl 経産省・規制委・放射線被曝の批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/ 団体参加:経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネットワーク、原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動、原発いらない金曜行動 会議参加:さようなら原発1000万人アクション、eシフト
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