8・9 都庁で平和学習会にご参加を!
- 2011年 7月 26日
- 催し物案内
- 増田都子
これまで毎年、平和遺族会等の主催により、都議会議階棟会議室で石原都知事の靖国参拝に抗議する集会が持たれていましたが、今年は都合により中止となりました。私たちは、今年もまた、石原都知事による違憲の靖国参拝がなされるに違いない現状では、これを座視してはならないと考えました。そこで、自治市民’93の福士敬子都議に労をとっていただき(ありがとうございました!)、都議会議階棟談話室3を借りることができましたので下記学習集会を持つことにしました。
長崎原爆忌であり、1999年の国旗・国歌法成立の日である8月9日には既に多くの集会が予定されていると思いますし、昼間ですので働いていらっしゃる方にはご参加は難しいかと思いますが、静岡から、映画「侵略」の制作者であり、静岡大学で平和学の講義をしていらっしゃる森正孝さんをお迎えして講演をしていただきますので、御都合のつく方には、ぜひ、御参加をお願いします!
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<8.9 都庁で平和学習会に御参加を!>
今年も8月15日が近づいています。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故のもたらした悲惨な事態は、第2次世界大戦、太平洋戦争がもたらした莫大な人命の喪失や家屋の破壊等を思い起こさせるものがあります。
70年近く前の日本の侵略戦争は、中国はじめアジア諸国の数千万人の民衆の命を奪うとともに、300万人の日本国民の命も、戦死や餓死、空襲、原爆等々によって奪いました。
しかし、戦後66年の今日、敗戦時の「2度と過ちを繰り返しません」という誓いを忘れて、海外への自衛隊の派兵や有事法制、憲法改悪など、再び軍拡や戦争準備への危険な動きが強まっています。学校教育における平和教育の弾圧や「日の丸」「君が代」の強制、侵略戦争讃美の歴史教科書の採択、さらには閣僚、議員等々の靖国参拝なども、その重要な一部分です。
石原都知事は、これまでと同様、今年も8月15日に靖国神社に公式参拝しようとしています。私たちは、このことに心底からの憤りを感じざるをえません。
それは、単に靖国神社にA級戦犯が合祀されているからという理由だけではありません。なによりも、靖国神社は、明治時代以来、政府・支配層が民衆を侵略戦争に動員するための手段、軍国主義の重要な道具となってきたという事実からです。靖国神社は、「戦没者の追悼に名を借りて、実は「戦死者を検証する」ことによって、戦死者を死後も利用しながら、「国を守るための尊い死」へと、日本国憲法下での「戦死」を誘いだす役割を果たそうとしているのです。
首相や閣僚、都知事等が靖国神社に参拝することは、この軍国主義の道具、シンボルを讃えること、さらには、侵略戦争、軍国主義、日本国憲法下での戦死等々を賛美することにほかなりません。「政教分離」を定めた憲法20条はもちろん憲法9条にも反します。
これは、日本、アジア、世界の民衆の平和への願いを蹂躙することであり、近隣諸国の民衆に重大な脅威を与えるものです。とりわけ石原都知事は、「自衛隊を倍増せよ」、「核武装せよ」等と公言するなど、野蛮な言動を強めているだけに、都知事の参拝に重大な危機意識を持たざるをえません。
そこで私たちは、8.15を前に、靖国の役割を含めた日本の軍国主義、侵略戦争の歴史を真剣に振り返るとともに、石原都知事に、参拝をやめるようにとの強い意思を示したいと考え、以下の集会を開催します。ぜひ、大勢の皆さんのご参加をお願いします。
◆8月9日(火) 午後 1時半~4時半
◆東京都議会議事堂棟・談話室3
(大江戸線都庁前すぐ。JR新宿駅西口から徒歩10分)
◆記念講演
「侵略戦争の歴史と靖国神社」 森正孝さん(映画『侵略』の製作者、静岡大学教員)
◆参加者からの発言、石原都知事への要請文採択、ほか
主催:8.9平和学習会実行委員会(呼びかけ:西部全労協、東京都学校ユニオン、都教委による増田さんの不当解雇を撤回させる会、田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、勤労者自主講座ほか)
(連絡先℡:047-372―4150ひじの、04-2998-5501さかい)
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