自主制作上映映画見本市#9(9月18日・文京区民センター) のご案内
- 2022年 9月 9日
- 催し物案内
- 憲法を考える映画の会
酷暑と蔓延コロナの夏、ようやく暑さの方は秋の気配を感じるようになりました。
今回で9回目になる「自主制作上映映画見本市」のご案内をさしあげます。
今回の「見本市」(有料試写会)は、
私達がこれまで自主上映会を開いてきた中で知り合いになれた「自主制作映画」の制作者のみなさんから
教えてもらった作品によるプログラムとなりました。
いずれも、私達が置かれている「いま」を考える映画です。
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第9回 自主制作上映映画見本市
と き:2022年9月18日(日)10時〜19時30分
ところ:文京区民センター3A会議室
10:00〜11:50 映画『2887』(河野優司監督作品/105分/2021年制作)
13:00〜15:00 映画『ワタシタチハニンゲンダ』(高賛侑監督作品/114分/2022年制作)
15:20〜17:10 映画『葫蘆島大遣返』(国弘威雄・松井稔監督作品/102分/1997年制作)
15:20〜17:10 映画『岸辺の杙』(興石正監督作品/106分/2020年制作)
入場料:1作品でも1000円、1日全部4作品見ても1000円(学生・若者500円)出入り自由
(予約・前売りなどは行っておりません。
会場の定員も十分(252名・椅子だけの場合470名)ありますので時間にいらっしゃってください)
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【プログラムの作品を選んだねらい(のようなもの)】
映画『2887』
2887は、最長政権となったアベ政権の日数を示したものですが、
「国葬」がいくつかの問題を解決されまいまま強行されようとしている今こそ、
この映画を見て、「アベ政権とは何だったのか?」その隠してきたことは何か、
ねじ曲げてきたこと、壊してきたことを明らかにする機会にしましょう。
映画『ワタシタチハニンゲンダ』
この映画は、ウィシュマさんの事件をきっかけに明らかになった入管の問題と、
戦後行われてきた国の政策としての在日コリアンに対する差別を重ね合わせて
その根底に一貫した国の政策による排外主義があることを明らかにしています。
この国の外国人に対する、極端な差別政策と
それを許し続けている私達日本国民の無知、意識の低さについて考えていきたいです。
映画『葫蘆島大遣返〜日本人難民105万引揚げの記録』
105万人と言われる旧満州日本人難民だった人たちがどのようにして、
中国遼寧省の葫蘆島から内戦の中、1年かけて帰国したかを
当時の難民だった人たちが再び当地を訪ね、その行路を辿る形で描かれています。
そこには、「軍」や「国家」は「人」を守らないばかりか、
戦争の中にさっさと捨て去ったということ、
そしてそのことは、今も何の反省も生かされていないことが浮かび上がってきます。
映画『岸辺の杙』
在日朝鮮韓国人で、ハンセン病の崔南龍さんの経てきた茨の道を描き、
彼に襲いかかった「差別」に対する彼自身の闘いの姿を力強く描いています。
私たちは歴史の中で、見えないところに、どのような「差別」があり、そうした仕打ちを与えてきたか
りません。同時に、それらが今、自分たちの目の前にある問題とどのようにつながっているか、
それらを身を切るように問いつめていく映画です。
この映画の中で使われている「らい」という言葉が差別を拡げる言葉であることを指摘されました。
映画の後、国立ハンセン病資料館からお借りしたDVD『知っていますか?ハンセン病問題』(16分)の上映と
リーフレットをお配りします。
より詳しい解説は過去のページをご参照ください。
「第9回 自主制作上映映画見本市」
憲法を考える映画の会ホームページ
http://kenpou-eiga.com/?p=2735
映画『2887』(シネマde憲法)
http://jicl.jp/cinema/backnumber/20220822.html
映画『ワタシタチハニンゲンダ』(シネマde憲法)
http://jicl.jp/cinema/backnumber/20220725.html
映画『葫蘆島大遣返〜日本人難民105万引揚げの記録』(シネマde憲法)
http://jicl.jp/cinema/backnumber/20220829.html
映画『岸辺の杙』(シネマde憲法)
http://jicl.jp/cinema/backnumber/20220613.html
なお、次の「憲法を考える映画の会(第66回)」のプログラムがほぼ確定しました。
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第66回 憲法を考える映画の会
と き:2022年10月23日(日)13:30〜16:30
ところ:文京区民センター3A会議室
映 画:『教育と愛国』
参加費:1000円 学生・若者:500円
公式ホームページ:https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/
シネマde憲法:http://jicl.jp/cinema/backnumber/20220523.html
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「いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。
軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、
昨今この流れは大きく変わりつつある。
2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。
2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。
政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。」
(『教育と愛国』オフィシャルサイトより)
この映画を見ていくことから、
戦後一貫して教育を歪めてきた自民党政権のねらいが、
改憲に向けた準備であること、戦争できる国の準備であることを突き止めていきましょう。
彼らが描く理想的な国家像、国民像は、2012年「自民党改憲草案」に示されています。
彼ら着々と教育の現場を変え、めざしてきた「国家」像と、
彼らの改憲案が同じものであることを分かりやすく見せていきたいと思います。
ぜひご参加ください。
是非ご紹介ください。
憲法を考える映画の会
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