汚染水を海に流すな:キャラバン 第1日目の簡単な報告(第一弾)
- 2023年 9月 10日
- 時代をみる
- 三上治黒田節子
いくら叫んでも、汚染水はついに「放出」されました。何かせずにはいられなくて、友人と共に行く『キャラバン』を思い立ちました。新しい風景と人との出会いを期待し、元気をいただいて帰りたい。あきらめずに、フクシマを闘うために!
黒田節子さんのFacebook(上記アドレス)より
★ 9.6郡山市出発→東海村→千葉県→埼玉県/群馬県→9.11霞が関 ★
9月11日には、ソウルから1600Km以上を徒歩行進しながら、イ・ウォンニョンさん達と合流する予定です。
キャラバンは、彼らイさん達と同様に、日本政府に「汚染水を海に流すな!」と訴えながら、フクシマを撮る写真家・飛騨晋秀さんのミニ写真展を兼ねて進みます。どうぞ、お声をかけてください。以下は、私たちの声明文です。
汚染水の海洋放出を 直ちに中止してください
8月24日、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う汚染水の海洋放出が、国内外からの強い反対にもかかわらず、実行されてしまいました。
原子力発電が世界中で行われてトリチウムが何十年と蓄積され、生態系を破壊しているかもしれないのに、ほとんどまともな調査はされていません。排出され続けているトリチウムが生態系にどのような影響を与えているのか、いま「生態系への影響調査を行うべき」という研究者たちの発言などがあります。
岸田首相が「全漁連」の役員らと会談した中で「国として海洋放出を行う以上は、廃炉および処理水放出を安全に完遂し、漁業者が安心してなりわいを継続できるよう必要な対策を取り続ける」と言ったにもかかわらず、この約束も反故にされました。
政府による今回の「海洋投棄」に対する一連の行為を見ていて、国は原発事故直後に「直ちに影響はありません」と繰り返し発信していたことを思い出します。帰還困難区域が設定され、未だに「緊急事態宣言」下のフクシマは30,000人を超える避難者を生み出し、故郷や生業を奪われた人々がいるのです。
海洋放出は直ちに中止し、放射性物質の影響が出なくなるまで保管しておくべきです。今は亡き、笠木透さん(シンガーソングライター)が「青空は 青いままで子どもら伝えたい…」と歌っていたことを思い出しています。フクシマの問題は福島だけのものではないように、 海は私たちのだけのものではありません。
一日も早く、海洋放出を中止してください。 2023年9月 キャラバン参加者一同
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5107:230910〕
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