孫崎享氏のTwitterより“自ら探し入手する、読売関連、前原関連、ゾルゲ事件、日米関係、新渡戸国際塾参加お願い、米の利益が駐留理由”など
- 2011年 8月 26日
- 時代をみる
- 孫崎享
■2011年08月25日
自ら探し入手する努力が可能かつ必要
・講演・メディア:本日石川県私学教育研修会で約三〇〇名の高校教師に「日本の安全保障」を講演。質問の一つに「日本の新聞をどう見るか」。答え:(1)欧米ではNYT,WP等質の高い新聞存在。しかし人々は新聞に30%程の信頼しかおかず操作を警戒。他方日本は欧米新聞より明らかに質が低い。だが70%が信頼。これは高すぎるのでないか、(2)読売新聞の方針は多くの人が求める「中立」「公平」を越えて、日本の権力機構の一部を構成し、明確な政治目的を持って報道、(3)この中、国民は報道を与えられるものとしてでなく、自ら探し入手する努力が必要。その際、日本でもソーシャル・メディアが重要(ところで私のtwitter見ている人いますかと聞いたら残念ながら零)。例えば1990年頃世界銀行トップテンに日本7行、今9位に一行。何故こうなっているか.新聞答えださず。自ら本を読みネットで探すのが必要。かつ今それが可能。かつ必要
(08月25日 posted at 19:30:55)
飼育肉牛出荷制限解除
・放射線:肉屋さん、レストラン、何処産の肉か明確に示して。こんな対応してると日本の牛畜産農家が潰れる:25日テレ朝:政府、福島・岩手・栃木3県飼育肉牛を全頭検査等条件に出荷制限を解除。枝野官房長官”、管理された形で出荷を認める”、全頭検査の基準値が問題。甘い基準なら本当に牛肉アウト
(08月25日 posted at 19:41:02)
読売、ここまで露骨
・25日読売社説批判:ここまで露骨。対米で菅降ろし、新に対米従属求める。流石、元社主正力CIAのpodam。読売も名あったみたい。「民主党代表選 日米関係再構築の方策を語れ」「菅首相は、日米同盟を重視すると言いながら、普天間、TPPで何ら汗をかかず」「新首相は普天間、TPPやるべし」
(08月25日 posted at 20:02:40)
読売はCIAとの関係総括を
・読売ーCIA:読売新聞は、日本の新聞を名乗るのなら、日本の世論の指導を任ずるなら、社主を含め、CIAとの関係を何時か総括しなければならない。共産党だって、野坂参三を、ソ連のスパイだったとして除名した。もっとも野坂氏は、米国共産党とも関係があり、ソ連と米国との二重スパイ説もある。
(08月25日 posted at 20:45:09)
泊原発、1,2号機の再稼働
・原発(泊):北海道民、再スタートのチャンス。25日産経ニュース「知事”26日定期検査入2号機と、検査中の1号機の再稼働はしっかりとした議論必要”と述べ、調整運転だった3号機の対応と一線を画す考えを示した。」
(08月25日 posted at 21:14:32)
調子のいい人だ
・前原氏:調子のいい人だ。口先と米国バックで生きる。新聞記者「貴方が首相なら再度中止ですか」と聞いて欲しい。25日朝日:前原氏「八ツ場ダム、私が国交相続投なら中止だった」「馬淵氏が中止方針凍結し、建設是非を再検証」「馬淵氏こそ責められるべしの思いにじむ」、朝日、前原支持の思いにじむ
(08月25日 posted at 21:34:33)
■2011年08月24日
スメドレーを環としてゾルゲ事件をみる
・ゾルゲ事件:映画「上海」見る。上海はゾルゲ事件の、ゾルゲ、尾崎秀実、とスメドレー(尾崎の愛人と言われた)が一緒に活躍した場所。それだけに期待。上海の雰囲気伝わるが、内容、やや期待先行。私はゾルゲ事件を少し調査。スメドレーの役割重要。スメドレーはゾルゲの日本での外人スタフを紹介等ゾルゲと密接な関係。このスメドレー、41年前半には米国に戻り、米国の対日戦争を訴えている。この時期、米国共産党は、独がソ連に参戦したこともあり、米国の参戦に積極的に動く。しかし日本では、近衛内閣は対米戦争に反対。ゾルゲ事件で起こったことは近衛内閣崩壊。
米国共産党が日本を参戦させたいとすれば、ゾルゲ事件を起こす、ゾルゲと尾崎の関係が明らかになる、近衛は尾崎を近辺グループにおいており、ゾルゲ発覚では内閣はもたない。北林トモ等が米国共産党員であることが発覚の原因。そうであれば、米国共産党が、日本共産党等を経由し、日本公安当局に情報提供の可能性あり。なお、ゾルゲのソ連への情報は独大使館から入手したものは優れているが、日本への浸透は極めて弱く、しばしば誤情報を送付。レッドパージ旋風の中、米軍スメドレー擁護。米軍―スメドレー米国共産党―(?)ー日本公安警察。昔話?、今も影響?
(08月24日 posted at 07:01:02)
濃密と儀礼の差
・日米:24日読売「米副大統領、儀礼的訪問、外交問題突っ込まず」バイデン、中国訪問で次期主席周近平と濃密会談。日本は儀礼。この差何故。どうせ日本は誰が首相になっても従米は変わらない.別に俺(副大統領)が真剣に話ししなければならない相手でもない。過去2年米国日本の首相とどれだけ会話
(08月24日 posted at 07:32:47)
■2011年08月23日
米国のポチ
・前原氏:産経ニュース「23日に出馬表明」。野田氏低迷、他候補小沢氏詣でとなれば、米国、前原氏前面にだすより他手段無し。未だに米国従属で日本は栄える(過去20年の日本経済見れば全くその逆)と思っている人多いから、前原氏米国のポチと解っても、これから「本命」と歓迎を書き立てるだろう。
(08月23日 posted at 01:40:25)
新渡戸国際塾への参加のお願い
・案内(新渡戸国際塾:再):本塾は岩手県のボランティア、谷口誠元岩手県立大学学長が東北に高いレベルの講義の場を持ってきたいと毎年開催。今年も前岩手県知事。谷野元中国大使等充実した講師陣を揃えた。参加費用が学生2泊3日で5千円。一般人1万円でぎりぎりラインで運営。例年八〇名程度で実施
今年震災影響をもろに。出足極めて悪く、このままでは構想崩壊。前回私に宣伝依頼ありました。幸いtwitter見て何人かが応募して下さいました。主催者より、「最終日の参加者討議には先生への希望者は皆先生のグループに入れます。もう一度告知して戴けませんでしょうか」の依頼
時間と金の余裕がありましたらボランティアの精神で御参加下さい。9月9日(金)午後1時開始、11日(日)午後4時終了。「岩手山青少年交流の家」に於いて2泊3日。テーマ:「不安定化する東アジアへの対応」、私の演題は「東アジアのパラダイム変化」。
新渡戸国際塾;反応有り難うございます。ご関心ある方は次ぎと連絡して下さい。受付;電話:019-646-5424(FAX.兼用)
(08月23日 posted at 09:26:10)
米の利益が駐留理由
・沖縄タイムス:18日、日米同盟再考(2)を掲載。「米の利益が駐留理由」「対中露“核の傘”は幻想」。日本の多くの人は米国の“核の傘”があると思っているが、理論的、現実的にも存在しないことを説明(内容は『日本の国境問題』等で言及)。そして次の記述。「 7月19日の【日米同盟再考】1で見た様に領土問題に対し米軍介入ないということ、そして今回の「核の傘」はないを併せると、鳩山元首相の「“抑止力”との言葉を使ったのは方便と言われれば方便」との発言は正しい。在日米軍は米軍の戦略的目的のために駐留。 あくまでも米国の利益のため。
残念ながら歴代の日本政府、そして今日の民主党政権も米軍の日本駐留の第一義的目的は日本防衛のためと説明する。しかし、それは必ずしも事実ではない。日本政府が在日米軍の在り方を米国政府と交渉する場合には、この状況を先ず出発点にすべきである。
(08月23日 posted at 09:13:42)
岩上安身氏の活動は新風
・岩上安身フアンの方へ:昨日ある著者と話。岩上氏の活動は新風。彼は「支えてあげたいと、自分の本の売り上げ1%を寄付することにしてます。まだ八〇〇〇部だけど」と笑ってました。
(08月23日 posted at 09:21:16)
読売、前原キャンペーン始めた
・前原氏;読売、キャンペーン始めたよ。23日読売「前原前外相”国のために”民主代表選出馬へ」。「前原氏は日本の国のために、出馬することに決めたと述べた」。国のためにとあったので、慌てて「米国のために」かと見たら、流石そうではなかった。前原出馬「日本のため」ではない。米国のため。
(08月23日 posted at 10:47:17)
戦後史はこれの連続だった
・米国介入:今米国関与の歴史を勉強中。2009年7月26日毎日新聞「我々は彼を首相に出来るかも知れない。実現出来れば、日本政府を米国の利害に沿って動かせるようになろう」(CIA文書)。ただしこれは緒方竹虎について。歴史は繰り返す。戦後史はこれの連続だった。今、又!
(08月23日 posted at 11:01:24)
日本の不思議
・戦後史:勉強中:日本の不思議。日本はソ連・中国の工作であれば大騒ぎするくせに、米国の工作対象者は「日米関係緊密化に貢献出来る人物」と絶賛。どうなっているのだ。この国は。しかし、学べば学ぶほどこの国は、実態、米国の属国なのだ。1945年9月2日日本降伏の日から今日まで綿々と続く
(08月23日 posted at 11:25:14)
CIA協力者
・CIAとマスコミ:読売の正力松太郎のCIAコードネームはpodam。朝日の緒方はpokapon。流出CIA協力者リストにごく最近までの朝日有力記者がいた。この伝統消えたか。存続しているとみるのが自然。よって読売、朝日の記事にはその視点で常にチェックが必要。
(08月23日 posted at 11:36:11)
前原出馬と支持勢力
・前原氏:23日毎日「前原氏出馬で本格始動 献金問題も焦点に」と献金問題出しやや批判姿勢。読売は「日本の国家のために出る」と報じて支持。米系で当然。自民石破氏支持。当然の動き。公明はとりあえず中立。さて朝日は?。まだ旗幟鮮明にしていない
(08月23日 posted at 16:11:46)
米格付け会社の社長交代
・米格付け会社S&P、社長交代へ。S&Pは今月5日、米国債を最上位から初めて格下げし、米政府や議会は反発していた。追加情報WSJ・NEUMANN「米国証券取引委員会、米司法省、過去の取引の不正について調査」、大打撃を与えた訳だから、何か起こっても当然。しかし起こるところが米国。
(08月23日 posted at 16:31:29)
経済浮揚の大チャンス
・原発:日本語の新聞どこか報じている?内容、財界の人に読んで貰いたい。脱原発真剣に取り組めば経済浮揚の大チャンス。8月23日ジャパン・タイムズ「ヘーン独、緑の党副代表:再生可能エネルギー分野で四〇万人の職創設。他方原子力は3万名。昨年だけで再生可能エネルギーに400億ドル投資。」
(08月23日 posted at 19:50:47)
前原献金問題
・前原氏・献金問題:まだ整理してなかったのか。それでよく立候補するもんだ。民主党不問にして代表にするのか。23日読売:(自身の外国人献金問題)「いつかのタイミングで記者会見をして、5年間の保存期間の中で調べたものについては、辞任時に約束した通り、国民に説明をさせていただきたい」
(08月23日 posted at 20:00:03)
“西田議員対前原首相”は見たくない
・前原氏:西田議員張り切る。ドラマとしては西田議員対前原首相は面白いが見たくない。23日産経「”人間としてありえない”参院自民 前原氏出馬に反発」「西田議員、”説明責任を果たさないまま辞任しただけで、その後も何ら釈明していない””きりがないほど問題点ある””厳しく追及する”」
(08月23日 posted at 20:10:43)
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1563:110826〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。