■ガザのろう学校
- 2023年 11月 12日
- 評論・紹介・意見
- 矢沢国光
ガザの民間人、特に子供たちへの非人道的な無差別攻撃に世界中が心を痛めています。
ガザ地区には、じつは、ろう学校があります。
1992年関係者の懸命の努力が実って、ガザ地区に、「アトファルナろう学校」が設立されました。生徒数は27人でした。
2008年、アトファルナろう学校のジェリー・シャワ校長(アメリカ人女性校長) が来日し、ろう教育に関わっていたわたしも、講演会に出席しました。このとき、アトファルナろう学校の幼児・児童・生徒数は300人近くになっていました。アトファルナろう学校 の賞賛すべき活動内容は、ろう難聴教育研究会のホームページに掲載してあるので、ご覧下さい。
11月に入って、イスラエルの地上軍・戦車がガザ地区に侵入し、病院・学校も連日の空爆で瓦礫の山となっています。
ろう学校とは連絡が取れているのか、パレスチナ子どものキャンペーン
に問い合わせたところ、11月5日、次のようなメールが矢沢宛に届きました。
「アトファルナろう学校はガザ北部にありますので、職員や先生方は全員ではありませんが、南部に避難しています。そして、限られた空間と時間、物資不足の中で、障がい者の世帯に物資配布をするなど、必死に活動を続けています。
子どもたちやその家族となりますと、残念ながらすべての方の安否がわかる状態にはなく、私たちも大変心配しております。」
★パレスチナ子どものキャンペーン
https://ccp-ngo.jp/project/gaza/
また、ガザの情報は、YouTubeで毎日、見ることができます。
https://www.youtube.com/@CCPNGOJapan/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion13370:231112〕
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