つくろい通信 第11号(12月27日発行)
- 2024年 1月 7日
- 交流の広場
▼今号の目次▼
★1.「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」クラウドファンディングにご協力を!
★2.「仮放免者住居調査報告」を発表しました!
★3.小林美穂子『家なき人のとなりで見る社会』(岩波書店)が刊行されました!
★4.スタッフ執筆記事&インタビュー記事
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★1.
「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。
国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」
クラウドファンディングにご協力を!
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2023年も年の瀬が押し迫ってきました。
つくろい東京ファンドでは、「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう! 」を合い言葉に、住まいを失った生活困窮者への住宅支援を進めてきましたが、国籍や地域、世代を越えて生活困窮が広がっている現状を踏まえ、この冬は住宅支援に加えて「医療支援」と「緊急宿泊支援」に力を入れていきたいと考えています。
具体的には、より多くの方へアウトリーチ型の医療支援をおこなう「ほしぞら医療班」の立ち上げと、「緊急宿泊支援」の柱である「東京アンブレラ基金」プログラムの拡充を進めていきます。
このたび、「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」と題したクラウドファンディングを始めました。
詳細は下記リンク先をご覧ください。
「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/720308
ご寄付やSNS等での情報拡散に、ぜひご協力をお願いいたします。
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★2.
「仮放免者住居調査報告」を発表しました!
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生活困窮者支援の現場において、多くの仮放免状態にある者から「家賃が払えない」「住居を失った」「路上生活をしている」といった相談が相次いでいます。その一方で、こうした深刻な実態はこれまで可視化されていませんでした。
そこで、北関東医療相談会、ビッグイシュー基金、つくろい東京ファンドの3団体は共同で「仮放免者と住居」の実態を解明するための調査を行いました。
12月19日には参議院議員会館で記者会見を開き、調査結果を発表しました。調査報告書は下記のページにアップしています。
【仮放免者住居調査報告】追いつめられる、ホームレス化する仮放免者~91%が「家賃が苦しい」、46%が「家賃滞納」、5人に1人が「路上生活の経験」
https://tsukuroi.tokyo/2023/12/19/2050/
また同日、仮放免者の住宅確保に向けた施策の実施を求めて、国土交通省と東京都に要望書を提出しました。要望書には34の団体も賛同しました。
この記者会見と申入れの模様は、各メディアで報道していただきました。
【12月19日】録画配信:「仮放免者と住居」調査結果発表と国土交通省への申入れ・記者会見 -ポリタスTV
https://youtu.be/tRt5rgcPEWs?si=j8zQOdRWEzAStSjK
【12月19日】「仮放免者の5人に1人が路上生活を経験」と調査結果。逼迫する支援の現場 -HUFFPOST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6580df88e4b01d1b9534d2d5
【12月19日】仮放免の外国人2割が「路上生活を経験」 冷たいシャワー、冷たいご飯…「尊厳を持って生きていけない」:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/296952
【12月22日】「5人に1人が路上生活を経験」 仮放免の外国人 支援団体調査、国と都に支援を要望|生活ニュースコモンズ
https://note.com/commons2023/n/ne7a4939cbef7
残念ながら、国土交通省と東京都からは前向きな回答は得られませんでしたが、引き続き、他団体と連携しながら、難民・仮放免者の困窮の実態を社会に伝え、公的な支援策の実施を求めていきます。
ぜひご注目ください。
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★3.
小林美穂子『家なき人のとなりで見る社会』(岩波書店)が刊行されました!
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12月22日、つくろい東京ファンドスタッフ、小林美穂子の初の単著となる『家なき人のとなりで見る社会』が岩波書店より刊行されました。
『家なき人のとなりで見る社会』紹介ページ(岩波書店)
https://www.iwanami.co.jp/book/b636767.html
弱い立場の人たちを直撃したコロナ禍から3年、状況は変わったか? 最後の砦であるはずの福祉行政は多くの人の命と生活を守るようになったか? 「お前は本当の貧困者じゃない」バッシング、人は怒りの方向を間違えていないか? 獅子奮迅の支援日記『コロナ禍の東京を駆ける』の著者が描く、苦闘と希望ないまぜの日々。
ぜひ多くの方に手に取っていただき、読んでいただければと思います。
図書館でのリクエストにもご協力ください。
よろしくお願いいたします。
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★4.スタッフ執筆記事&インタビュー記事
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この間、つくろい東京ファンドの各スタッフが執筆をした記事や取材協力をした報道を紹介します(全文を読むのに有料登録が必要なサイトもあります)。
生活保護基準引下げをめぐる訴訟や、群馬県桐生市で発覚した生活保護の違法運用及び利用者への人権侵害の問題についても取り上げています。
【11月29日】第4回難民・移民フェス 食べて、笑って、綱引いて(小林美穂子)
https://maga9.jp/231129-4/
【12月5日】生活保護費引き下げで賠償判決“厚労相発言撤回と上告断念を” | NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231205/k10014278801000.html
【12月8日】「支給額は1日1000円」は、まるで嫌がらせ!生活保護は罰なのか? 憲法・生活保護法を無視した運用を重ねる群馬県桐生市の深い闇(小林美穂子)
https://www.jprime.jp/articles/-/30198
【12月14日】「最低限度の生活」破壊する違法行為 国と自治体が守るべき原点 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20231213/pol/00m/010/005000c
毎度毎度のお願いで恐縮ですが、私たちの生活困窮者支援活動へのご支援、ご注目をお願い申し上げます。
つくろい東京ファンドへのご寄付は、下記のページをご覧ください。
ご寄付は、クレジットカード、口座からの自動振替、口座への振り込み等で可能です。
継続的なご寄付によって活動を支えていただく「マンスリーサポーター」も募集しておりますので、ぜひご検討ください。
◆つくろい東京ファンドのサポーターになりませんか?◆
https://tsukuroi.tokyo/donation/
活動資金を集めるためのYahoo!ネット募金での寄付キャンペーンも継続しています。
こちらはTポイントも活用できますので、ぜひご協力ください。
コロナ禍で「今夜、行き場のない人」をだれひとり路頭に迷わせないために(つくろい東京ファンド) – Yahoo!ネット募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5320001/
食料品など支援物資のご寄付は下記の記事をご覧ください。
【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください。
https://tsukuroi.tokyo/2023/12/20/1890/
「セーフティネットのほころびを修繕する」取り組みにご参加いただけるとありがたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【発行元】
一般社団法人つくろい東京ファンド(代表理事:稲葉剛)
〒165-0025 東京都中野区沼袋1-9-5
団体サイト:https://tsukuroi.tokyo/
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