経産省前テントひろばニュース テント強制撤去から2956日 原発再稼働糾弾!
- 2024年 10月 7日
- 時代をみる
- 編集・発行 テントひろば運営委員会
〜地球を汚すな!核ゴミ増やすな!第 7 次エネルギー基本計画で脱原発を~
9・11 経産省前テントひろば 13周年大集会に寄せられたメッセージ
李 元榮
Global Citizens’ March to Stop Nuclear Wastewater
核汚染水を止める地球市民の行進(GLOMA)実行委員
こんにちは. 私は去年9月11日に東京に着いた李 元榮(イウォニョン)です。
ソウルで歩き始め、86日間、韓国と日本の市民とともに放射能汚染水の放流中止を叫びながら1600キロを歩いて到着したのです。当時、經産省前テント広場の木村さんのお手伝いで、日本の国会に韓国と日本の市民の声を伝えることができました。 改めて深く感謝申し上げます。
さて、テント広場が今年の9月11日に13年目の記念日を迎えています。その間、ドイツを見ると、あまりにも立派に脱原発を遂行しました。子孫に犠牲を強いることはできないという倫理的価値の上に、経済的にも民主主義を具現しようという目的が働いています。日本もドイツと同じ技術国家です。 脱原発ができないはずがありません。 いまや日本政府は、これ以上地震に弱い危険千万な原発を続けてはいけません。
国民の意思を受け入れなければなりません。 誰がこの地の主権者ですか?
原発ゼロをめざす男 三上元
4,700日を超える座り込み行動 インドのガンジーもギネスブックもびっくりする行動です。雨でも 寒くても 暑くても 続けていることは 感動的なこと 我々活動家を励ましてくれる行動です。感謝❣️
2011年の福島事故から13年が過ぎ 各地で開催される原発をテーマの集会や勉強会に集まる人達の数も 少しずつ減少しています。今年の元日に起きた能登半島地震が 僅かだが注目されて 集会への参加者の増加が実感できています。
集客の努力をしている時、座り込み行動に負けてはならない‼️と自分を励ましている私があります。
能登半島地震を知って、静岡県でも原発をテーマの集会が増えている実感があります。2月3日南相馬市の櫻井勝延さん、2月18日龍谷大学の大島堅一さん、5月18日朝日新聞記者の青木美希さん、5月26日原自連会長の吉原毅さんが静岡市に招かれ、私はこの4つの集会に出席しましたが、残念ながら 100人の集客力がありません。
今年 生業訴訟団から私に、裁判を傍聴して報告集会で講演して欲しい、元気づけて欲しいのです、の依頼があり、3月18日に福島市を訪れました。
久しぶりに100人の集客力がある報告会で、懇親会は明るい会話がいっぱいなのに、私が元気づけられました。
(中略)
もう1つ 残念な報告をさせて頂きます。それは、浜岡原発が存在する御前崎市に隣接する牧之原市、菊川市、掛川市が毎年、原発について市民アンケートを実施しています。
安全が確認できれば 稼働した方がいい、 停止しておいた方がいい、のアンケートです。2011年の直後は3つの市民は、停止しておいた方がいい、の回答が50%を超えていました。
しかし2年前に牧之原市で、停止が32%、稼働よしが36%と逆転しました。昨年は菊川市と掛川市も逆転しました。今年は能登半島地震の影響でしょう、僅かに停止派の数字が上がりましたが3市とも逆転するほどにはなっていません。男性ほど、若い人達ほど、稼働容認派が増加しています。
原発反対派が 少しずつ押されて後退している中、この座り込み行動が続いていることは 我々への励まし以外に 何物でもありません。これからもお身体に気をつけて 続けてください。ガンジーも応援していることでしょう。
感謝、 原発ゼロをめざす男 三上元 拝。
老朽原発うごかすな!実行委員会 木原壯林
先ず、ご参集の皆様が、13年の長きにわたって、原発推進に暴走する経産省を糾弾する粘り強い闘いを続けてこられたことに敬意を表し、感謝申し上げます。
さて、8月8日の日向灘地震は、南海トラフ地震の予兆と考えられ、マグニチュード8~9クラスの巨大地震の30年以内の発生確率は70~80%とされています。
巨大地震と聞いたとき、大多数の人々の脳裏に浮かぶのは原発事故です。福島第一原発事故や本年元日の能登半島地震を経験した私たちは、地震は「いつ、どこで、どの規模で発生するか」予知できないこと、原発は地震に脆く、地震に伴って過酷事故が起これば、避難も屋内退避も困難を極めることを、大きな犠牲の上に学んでいます。
したがって、政府や電力会社に求められるのは、原発からの早急な完全撤退です。
ところが、「原発依存社会」へ暴走する自公政権は、昨年5月末に成立させた原発推進法(「GX束ね法案」)の実体化のために、第7次エネルギー基本計画の策定を進めています。既存原発の再稼働、40年超え運転をさらに拡大し、60年超え運転、原発リプレース、新設も俎上に上らせようとしています。原発を「ベースロード電源」と定め、石炭火力まで維持しようとする、脱原発に向かう世界の流れへの逆行です。
一方、老朽原発依存経営の泥沼にのめりこむ関電は、本年5月、原子力規制委員会(規制委)から高浜3、4号機の20年間運転延長の認可を得ました。MOX燃料を使用する原発の40年越え運転は初めてです。これで、来年には、関電の稼働可能な原発7基の内の5基が40年超え運転となります。高浜1、2号機、美浜3号機は、もうすぐ50年超えの超老朽原発です。老朽原発では、交換不可能な圧力容器の脆化が進み、炉内構造物、配管、送電ケーブルの損傷も進んでいます。老朽原発運転の暴挙を許してはなりません。
(中略)
今、世界は原発縮小、自然エネルギーへ向かっています。自然エネルギーのみを利用すれば、燃料費はほぼゼロですから、コストは原発に比較して圧倒的に安いのは当然で、地球環境の保全にも有効です。自然エネルギーは、供給が国際情勢の影響を受け難い自前のエネルギーです。大地震が発生しても過酷事故に至ることもありません。このような視点からも、原発依存の理不尽は明らかです。
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、来る9月23日に「老朽原発うごかすな!高浜全国集会 ~地震も事故もまったなし~」を高浜町文化会館で、また、12月8日には「とめよう!原発依存社会への暴走・関電包囲大集会」を大阪市の関電本店前で開催します。皆様のご支援、ご参加をお願いします。
目に見え、耳に聞こえる行動の高揚によって、地震に脆弱で、行き場もない使用済み核燃料の発生源・原発の全廃を実現し、自然エネルギーのみで成立つ社会を目指しましょう!
有難うございました。
東電による新潟県柏崎刈羽原発の
稼働反対に向けて
9月6日の原子力閣僚会議で、岸田政権が柏崎刈羽原発の避難道路が国の負担で拡充するなど、特別扱いとしたことに、島根県丸山達也知事が問題を提起した(9月14日付の東京新聞より)。
丸山知事は、島根原発は30キロ圏に人口約45万人が集中する特殊性があると指摘し、「なぜ新潟の豪雪地帯という特殊性だけに対応するのか。説明がないのは問題だ」と語る。避難道路は全国共通の問題。地震等で損傷する道路の位置や数によっては避難時間がより長くなる。道路拡充でその時間を多少は短くできても、焼け石に水。島根県の避難計画でも、道路寸断、土砂崩れ等の複合災害のリスクが十分に検討されていない。風向きによっては隠岐島を放射性物資が覆い、島民は逃げようがなくなる。
「どれだけお金をかけても避難にまつわるすべての懸念を解消し切れないのが原発の問題。安全な再生エネルギーの活用に転換すべきだ」 (島根大名誉教授 地域経済学、保母武彦氏)、また新潟国際情報大の佐々木寛教授(政治学)は「政府にとって柏崎刈羽の再稼働は悲願だ。事故を起こした東電の原発で再稼働が認められれば、他の再稼働に向けても弾みが付くという期待もあるのでは」と話す。
さらに東京電力は柏崎刈羽で使用済み核燃料の号機間移動を開始した。
これは再稼働を目指す7号機について、使用済み核燃料を保管する燃料プールの貯蔵率を下げるためで、すでに今月上旬から3号機の燃料プールへの移送作業を始めた。
7号機で保管している使用済み核燃料38体を、再稼働した場合も見据え、燃料プールの貯蔵率を下げるために3号機への移送を完了している。2025年3月末までに残る342体をも3号機に移送する。再稼動同意の条件として6,7号機の使用済み核燃料の貯蔵率を80%以下にすることを桜井雅浩柏崎市長が述べたことに基づく。
さらに東京電力は、柏崎刈羽原発の使用済核燃料69体を青森県むつ市の使用済み燃料中間貯蔵施設に向け搬出した。長さ約5.4メートル、直径約2.5メートル、重さ約120トンの金属製容器に入れられ、専用船で運ばれた。むつ市到着は26日(9月24日付の日本経済新聞より)。
集 会・行 動 予 定
◆10月2日(水) 12時~13時
原子力規制委員会前(毎週)
◆10月2日(水) 17時~18時
日本原電本店抗議行動
とめよう東海第二原発 日本原電は廃炉を
• 同 日(水)18時45分~19時45分
東電本店前抗議 核汚染水海洋投棄の中止を
◆10月4日(金)17時~18時
経産省前抗議集会
経産省前テントひろば経産省正門
◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16時(月~木)、13~17時(金)土・日・休日:12~15時 ◎
◆10月7日(月)14時より避難住宅追い出し訴訟
東京地裁103号法廷にて、判決。
13h00- 門前アピール、13h30- 傍聴券配布
閉廷後報告集会 (会場未定)
◆10月20日(日) 18時半~21時
10/7 ガザ蜂起-イスラエルの虐殺戦争開始1年を迎えて
ガザ虐殺は何故、止められないのか?
会場:文京区民センター2A会議室
講演:中東情勢とアメリカ大統領選挙
講師:高橋 和夫(国際政治学者・放送大学名誉教授)
◆10月23日(水) 18時半~
韓国オプティカル労組 10.23集会
会場:文京区民センター2A会議室
≪経産省前テントひろば≫
住 所:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
・電 話:070-6473-1947
・郵便振替口座=00160―3―267170
・口座名義= 経済産業省前テントひろば
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