孫崎享氏のTwitterより“朝生感想、彼我の違い、普天間、軍事バランス、情報共有”など
- 2011年 10月 2日
- 時代をみる
- 孫崎享
■2011年10月01日(土)
朝生感想
・朝まで生テレビ(感想):普天基地の辺野古移転はない。ないことを合意する対応が現政権の問題。もっと大きいことは多くの人の安全保障への対応。独立国であれば、外国軍隊の駐留をやめてもらい、独自に安全保障を考えるのが当然の発想。世界でそれの出来ない国ほとんどない。その思想に恐怖する日本。
(10月01日 posted at 08:13:20)
■2011年09月30日(金)
彼我の違い②
・新聞の評価:米国では厳しい目。本来、日本も同様のはずであるが、ここまで厳しくは見てないだろう。9月22日PEWの世論調査。1985年と2011年の比較。「報道はしばしば不正確」は34%→66%。一方を支持は55%→77%。「強力な人々や組織によって影響されている」は53%→80%
(09月30日 posted at 07:21:24)
■2011年09月29日(木)
彼我の違い①
・原発(スイス):他国見て学べるスイス、事故の日本は「最高水準の安全で」という詭弁で原発復帰を計画。この違い!29日時事:スイス上院は福島事故後原子力政策見直しで、原発新設禁止と国内4カ所原発を2034年までに全廃する政府計画承認。国民議会(下院)では6月に承認予定。被害甚大を認識
(09月29日 posted at 07:21:40)
そもそもの発端
・普天間;そもそもの発端は、沖縄米軍基地負担軽減で橋本・クリントン大統領間で合意。具体策として辺野古移転が出たのであり、辺野古移転が無理なら居残るはこの合意に反す。28日読売「仲井真沖縄知事は野田首相が国会で”普天間の固定化”を答弁し固定化の考えがあることに強い不快感表明
(09月29日 posted at 07:34:28)
軍事バランス
・中国・台湾・米国軍事:米国高官、中国が台湾より軍事的に優位と説明。当然隣接する尖閣諸島周辺では、中国は日本に対し圧倒的優位。尖閣諸島の日本の対応を語る時、誰も軍事バランス論じない。今も竹槍の思想でいけいけと言っている。28日時事:中国軍事的優位性変わらず=台湾武器売却でも―米太平洋軍司令官。台湾海峡を挟んだ中台の「戦闘力には大きな格差がある」と指摘。弾道ミサイルなど中国が台湾対岸に配備する戦力はかなりの規模になると述べ、軍事バランスは中国に引き続き有利に傾いていると分析。戦闘機は台湾388,中国は近辺に330,全体1680
(09月29日 posted at 14:13:37)
情報共有
・「日本の国境問題」:書評は先ずない。しかし思わぬ人が、思わぬ場所で書評を書かれている。書かれた方は尾崎護元大蔵事務次官。日本権力機構の中枢中の中枢にいられた人である。場所は矢崎総業社内報:私を含め普通の社会人は、国連憲章、サンフランシスコ講和条約、安保条約等知っているようで正確には知らないでいる。著者は本書で各種の国際的取り決めや要人の発言等ポイントを実に要領良く紹介している。日頃馴染みのない我々にも理解出来るように重要な事は繰り返し引用し、親切に説明している。途中で飽きる心配もない。福島原発で我々は情報の共有の重要性を知った。
国境問題にどう対応したらよいのか、日本人に共通する大問題に、基礎的な情報を与えてるのが本書である。これまで常識として受け止め深く考えてこなかった幾つかの知識が実にあやふやであることを知ると同時に、本書によって正しい情報を共有することができるようになると思う。
(09月29日 posted at 19:12:32)
産経の不思議な動き
・前原氏:産経、時々不思議な動き。前原氏を厳しく批判:29日産経「”言うだけ番長”前原氏孤立 税外収入”2兆円増”発言で集中砲火」「八ツ場ダム建設中止等”口先だけの発言”は数知れない。今回政府・与党で孤立を深めており、目標不達成なら”次期代表”への期待値も急速に萎みかねない」
(09月29日 posted at 22:12:15)
ネットの力
・ネット:世界各地でネットが力持つ。日本はどうなのだろう。力の実感湧かない。29日共同「中国国務院新聞弁公室の王晨主任は、中国のインターネット利用者が5億人突破と説明。 高速鉄道事故では、短文投稿サイト”微博”で当局批判が高まるなど、ネットは世論形成に威力を発揮」
(09月29日 posted at 22:20:11)
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1643:111002〕
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