孫崎享氏のTwitterより“イラク-米国-日本、面白ゼミナール、政治スタイル、原発輸出、皇后、TPP小沢発言、米国敵対者”など
- 2011年 10月 23日
- 時代をみる
- 孫崎享
■2011年10月22日(土)
イラクと日本
・イラク:イラク、米軍撤退に向け、米国圧力によく頑張ったと思う。ペネッタ国防長官は就任後米軍継続(訳1万。裁判権米国)を最大課題の一つとして執拗な圧力。イラクはね返す。顧みて我が日本。辺野古移転追随で迎合しか出来ぬ政治家と官僚。「イラク駐留米軍、年末までに全面撤収…大統領声明」
(10月22日 posted at 08:31:44)
■2011年10月21日(金)
処理あるいは抹殺
・カダフィ殺害;20日NYT論評(Landler)「カダフィの最終的な終わりは戦争に対する米国の新アプローチの勝利。僅かな陸戦。無人機含め空軍力の活用。同盟国の利用」、昨日私のT「米国敵対者、多くの場合、現地の人によって処理される。日本等は政治的、社会的に抹殺。現地の人、組織で」
(10月21日 posted at 09:03:17)
世界で脅し世界で実行
・米国:世界で脅し世界で実行。NYT/Meyers論評「クリントン国務長官、パキスタン指導者達にパが過激派に安全な隠れ場を与え続けるなら深刻な結果をもたらすと最大限の荒々しさで警告。クリントンにCIA長官、統合参謀総長同行。パ側と朝2時まで協議」米国他国動かすに露骨な力に全面依存
(10月21日 posted at 09:19:12)
“全力つくしています”
・ペネッタ国防長官訪日:最大問題は普天間。構図:ウエブ米国上院議員等普天間問題の解決を迫る→ペネッタ国防長官→日本政府、”はい、辺野古移転で全力つくしています”。実は日本政府→ウエブ(辺野古は無理と主張)等への工作なら全く違う道筋が出て来る。従米一辺倒の政治家・官僚には出来ないが。
(10月21日 posted at 11:56:29)
カダフィの運命
・引きずり降ろし:重光、片山哲、鳩山(一郎)、吉田(晩年)、田中角栄、細川、福田、鳩山、小沢、ざっと思い出しても。政治家、検察、マスコミ活躍。日本の政治家はカダフィの運命辿らなかっただけ、幸せか
(10月21日 posted at 12:11:50)
■2011年10月20日(木)
名古屋青年会議所面白ゼミナール
・講演会:zoota319:名古屋青年会議所面白ゼミナールに参加。かつて戦争を体験した恩師が、未だに新聞は信じることができない、と語っていたことが今、現実に。最初は孫崎氏。今回のセミナーのポイントは、中国の経済的伸長。数年後にはGDPでアメリカを抜くと予想される。日米共に対外貿易額第1位は中国。凋落傾向にある対米依存一辺倒では日本の経済の先行きが不透明。TPPにおいても環太平洋を謳いながら、加、墨、中、韓等が参加しない組織に参加する意味がどれほどあるか。日本の不利益が増えるだろう。 領土問題は棚上げし、お互いが敵対し会うことの無いような形で友好関係を築くべき。(しかし中国重視と言っても、あれほど人権無視、非民主的な国と友好関係が築けていくのだろうか、との疑念が日本人の中にはある)このまま対米従属を続けて、「失われた20年」から脱却できないままで良いのか。考えていく必要がある。
(10月20日 posted at 07:59:57)
日本の政治スタイル
・増税:「国際約束してから、国内で対応」今や日本の政治スタイル。普天間もそう。今増税。TPPも同じだ。隷属を当然として進めるこの異常さ。消費税値上げ何時国会で決議したのだ。マスコミ何故問わない。20日読売消費税「引き上げ方針、11月3~4日開催主要20か国首脳会議で国際公約に」
(10月20日 posted at 08:23:08)
どういう思考?
・原発輸出:18日枝野経産相トルコ・エネルギー相と会談。日本の原発輸出を働きかけ。20日JT紙は枝野氏「日本の技術を高く評価してくれることを求める」と発言したと報道。トルコは地震国。福島原発事故起こし収拾も出来ず、まだ日本の技術を積極的に評価してくれという枝野氏。どういう思考してる
(10月20日 posted at 10:55:18)
共にある
・皇后さま回答・抜粋:20日東京:(大震災)こうした不条理は決してたやすく受け止められるものではなく、当初は、ともすれば希望を失い、無力感にとらわれがちになる自分と戦うところから始めねばなりませんでした。このような自分に、果たして人々を見舞うことが出来るのか、不安でなりませんでした。しかし陛下があの場合、苦しむ人々の傍に行き、その人々と共にあることを御自身の役割とお考えでいらっしゃることが分かっておりましたので、お伴をすることに躊躇はありませんでした。災害発生直後、一時味わった深い絶望感から、少しずつでも私を立ち直らせたものがあったとすれば、それはあの日以来、次第に誰の目にも見えて来た、人々の健気で沈着な振る舞いでした。非常時にあたり、あのように多くの日本人が、皆静かに現実を受けとめ、助け合い、譲り合いつつ、事態に対処したと知ったことは、私にとり何にも勝る慰めとなり、気持ちの支えとなりました。被災地の人々の気丈な姿も、私を勇気づけてくれました。」天皇・皇后両陛下は被災地を 数週間連続で訪問されている。その時の基本姿勢はまさに、「苦しむ人々の傍に行き、その人々と共にある」を貫かれたと側聞している。
(10月20日 posted at 21:10:30)
かつて
・皇后陛下:かつて私は駐日英国大使に「皇后陛下は大変に文学に詳しいと聞いている、英国チャールズ皇太子も芸術好きと聞いているので両者話弾むのでないか」と言ったら、大使「それはない」という。驚く私に「土台が違う。素養が違う。皇后陛下は数段上だから無理だろう」
(10月20日 posted at 21:17:09)
TPP小沢発言
・TPP小沢氏発言:残念です。日本の政治家、著名な人でTPP反対言える人は誰がいるだろう。毎日20日「TPP問題:小沢元代表”原則は賛成”の一方で対策必要」
何人の方から「それちょっと違います。TPPは今やるべきではないと」「 そんな事無いですよう~毎日の記者へたれ質問で怒られてました」「”自由貿易はメリット”と言いましたが寧ろ”保護対策”無いまま、ただ関税撤廃に向かう様な流れに懸念を示す…という展開でした」 。
(10月20日 posted at 22:10:30)
嘘を基盤に
・TPP:野田首相の嘘。繰り返すがTPP対象国は今後経済発展が想定される国々、中国、印度、ロシア、ブラジル、南アフリカ等入っていない。貿易拡大は嘘。嘘を基盤にTPP参加を説く欺瞞。20日読売「野田首相、TPP交渉参加に改めて意欲、”農業再生と貿易立国の両立を図らなけねばならない”
(10月20日 posted at 23:27:27)
米国敵対者
・リビア:20日NYT「カダフィは戦闘の中殺された」。米国敵対者、多くの場合、現地の人によって処理される。カダフィは戦闘の中で。サダム・フセインは現地の裁判と処刑で。そして日本等は政治的、社会的に抹殺すればよい。現地の人、組織によって。
(10月20日 posted at 23:36:15)
類推
・放射線:狭山茶でこうなら、他地域、他農産物なども類推できる。20日埼玉新聞「1081銘柄を調査したところ、97銘柄で国の暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出」
(10月20日 posted at 23:45:33)
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1676:111023〕
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