市原市「生涯学習講座」のウソ、とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集、などについて 地震と原発事故情報 その245
- 2011年 11月 25日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
地震と原発事故情報 その245
4つの情報をお知らせします(11月24日)
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソとひどさについて
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」11月26日
ロ.映画&トークの集い 12月3日
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品
『ポスター・ガール』。平和運動と労働運動の結びつきをとらえた
『IVAW 明日へのあゆみ』との2本立て。
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
ニ.いのちと平和映画祭 12月10日
★3.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソとひどさについて
はじめてお便りします。市原市の船井汎彦(ふないひろひこ
hirohiko-funai-inaba@viola.ocn.ne.jp)と言います。いつも貴重な情報の数々、
ありがとうございます。
さて、下記にありますように、11月19日、市内の公民館で原発関連の
講演会(生涯学習講座)がありましたので、報告します。
公民館(市原市)が主催した福島原発事故関係の初めての企画でしたが、そ
の内容は、かの「ミスター100ミリシーベルト」こと山下俊一教授顔負けの
内容でした。
なお、市原市の放射能線量は文科省・県発表(地上1m)で0.04μSv/
hから0.07μSv/h前後ですが、やはりホットスポットがあります。(NHK
は、測定の高さ位置をふせたまま、いまだに地上高7mの値。何回も文書で是
正を要請しましたが、現在まで黙殺されています)。
また本日(11月23日)の千葉日報によると「市内教育施設で28施設5
20箇所中92地点が除染実施の市の基準値 0.23μSv/h」を超えまし
た。そのうち集水枡の土砂表面1cmで2.29μSv/hの報道です。一部の
箇所では除染後も値が下がらず、現在も立ち入り禁止の措置がとられています。
11月19日、市内の姉崎公民館で講演会(生涯学習講座) 「東京電力福
島第1原子力発電所事故と放射線の人体への影響について」があった。60名
ほどの参加があった。
この講師(今年の3月まで原子力安全委員会技術参与の西郷正雄氏)は
「放射能被曝は、100ミリシーベルト/年以下では安全であり、健康への影響は
ありません」と発言した。他にも「放射能の胎児の感受性は大人の3倍」「赤ち
ゃんには大人と同じ食材を使える」などなど、唖然とするような内容の発言が
数多くあり、質疑応答では、ウソの指摘と抗議の意を発言した。
100ミリシーベルト/年といえば、単純に1年間の時間数(8760時間)で
割ると、約11マイクロシーベルト/時間と、驚くべき線量である。子どもたち
にとってはなおさらである。
無責任でウソの内容を含む講演を行い、事故の収束の見通しすらまったくた
っていないというのに、放射能や原発の安全神話を全国に振りまくというのな
ら、まさに犯罪的と言わざるを得ない。このような講師を選んだ市・教育委員
会や市長の責任も重大である。市への要請も行なっていきたい。
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」
日時:11月26日(土)10時~18時
会場:栃木県佐野市中央公民館
佐野市金井上町2519
上映作品:『山のかなた』
『子どもたちを放射能から守れ』
『源八おじさんとタマ』
『隠された被曝労働』
『みえないばくだん』
『ミツバチの羽音と地球の回転』
作品上映後、16時30分より鎌仲ひとみ氏講演「放射能汚染をどう生き抜くか」
入場料:前売り 1200円 再入場可
当日 1500円
席に限りがあります。前売りで完売した場合は、
当日券の販売は行いませんので、早めにご購入ください。
託児あり(有料一人500円・要予約)
お問い合わせ:とちぎ国際有機農業映画祭実行委員会(セーフティショップまなべ)
メール s-manabe@cello.ocn.ne.jp
電話 0283-22-8261
ファクス 0283-21-6935
ロ.映画&トークの集い
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品『ポスター・ガール』。
平和運動と労働運動の結びつきをとらえた『IVAW 明日へのあゆみ』との2
本立て。
【日時】12月3日(土)14:00-16:30 ※開場14:00
【場所】スペースたんぽぽ (水道橋徒歩5分)
【参加費】1000円
【作品紹介】
(1)『ポスター・ガール』※2011年アカデミー賞 短編ドキュメンタリー部門ノ
ミネート作品
(監督:Sara Nesson、制作:A Portrayal Films Production、37分)
(2)『IVAW 明日へのあゆみ』
(監督:木村修、制作:マブイ・シネコープ、35分)
どちらも戦争によって人間性を奪われた兵士たちが、人間性を取り戻す闘い
を描いた作品です。彼らの熱いメッセージに耳を傾け、語り合うひとときをご
一緒しませんか。
皆様の参加をお待ちしております。
【申込・問合せ】阿部(042-346-3298)平日19:00以降
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
長年チェルノブイリの被害などの研究をされている、京都大学原子炉実験所の
今中哲二さんに連続講演会をして頂くことになりました。
テーマは各会場とも「放射能汚染のリスクを自分で考える-5年後、10年後を
見据えて-」
宮城県
【日時】12月4日(日)13:30~16:30
【場所】舘矢間まちづくりセンター大集会室(宮城県丸森町)
【入場料】無料
【内容】13:00開場 13:30基調講演。後援後質疑。
16:30小会場に移動し交流会があります。
主催:子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク
http://kodomomiyagi.blog.fc2.com/
福島県
【日時】12月5日(月)13:00~17:00
【場所】川俣町中央公民館ホール(福島県川俣町)
【入場料】無料
【内容】12:30開場 13:00基調講演。後援後質疑。 16:00分科会
主催:地域通貨どうもなぃ
共催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
子どもを放射能から守る会
【日時】12月5日(月)18:30~20:30
【場所】郡山市労働福祉会館大ホール(福島県郡山市)
【入場料】無料
【内容】18:00開場 18:30基調講演。後援後質疑。
主催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
http://kodomofukushima.net/
栃木県
【日時】12月6日(火)13:30~17:30
【場所】黒磯文化会館小ホール(栃木県那須塩原市)
【入場料】700円
【内容】13:00開場 13:30一部:基調講演
「放射能汚染のリスクを自分で考える -5年後、10年後を見据えて-」
15:00二部:現地活動報告会
(1)「汚染状況《那須を希望の砦にしよう》の活動を通して」
藤村靖之氏(非電化工房主宰)
(2)「農地の除染の可能性 菜種、向日葵、大豆プロジェクト」
稲葉光圀氏(民間稲作研究所理事長)
16:30三部:パネルディスカッション
「わたしたちの健康を守るために、どのように放射能と付き合っていくか」
パネラー
今中哲二氏、藤村靖之氏、稲葉光圀氏、荒川朋子氏(アジア学院副校長)
ファシリテーター山口敦史(アジア学院職員、みちのく応援隊)
主催:今中哲二講演会実行委員会那須
http://sites.google.com/site/michinokuoentai/ibento-kona
ニ.三鷹 いのちと平和映画祭
12月10日(土) 12時開場 12時半開演~18時
会場 沙羅舎 三鷹市 下連雀3-1-24
電話・FAX 0422-21-8617
(会場の問い合わせのみ)- 三鷹駅南口 多摩川上水沿いに6分)
内容 上映 「隠された被爆労働者」24分
イギリスチャンネル4 1995年
「源八おじさんとタマ」 15分
中村徹 監督 2011年
――休憩――
上映 「脱原発いのちの闘争」 100分
西山正啓 監督 2011年
――休憩――
―――― TALK イベント ――――
* 原発・震災・チベット
語り手 西山正浩 ドキュメンタリー映画監督
増子理香 つながろう!放射能から避難したママネット
@東京 代表
大谷 寿一 海外取材多数 チベット自主映画 監督
上映 チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」
2011年 120分
料金 ¥1,500
申し込み TEL 0422-47-6639 FAX 0422-48-5072
(やさい村 11時~18時)
12月 7日 申し込み締めきり
★4.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
イ.原稿が多く寄せられて、うれしい悲鳴をあげています。
その際は1回の分量を多くしすぎないため、朝刊と夕刊に分けて1日
2回送ります。
ロ.東京新聞の報道が健闘しています。(毎日新聞もいくつか)
東京新聞23日の朝刊は、紹介したい記事が5つプラスαも載っています。
その見出しのみ紹介。
1面は 電気料金―広告費など転嫁認めず。
経産省有識者会議が原価改善へ合意(遅まきながら朗報です)
2面は 東電発表に異論続出―海洋汚染を再計算
東電発表は3月分入れず「少なすぎ」だ
国内外の研究者―過去最悪(最大)の海洋汚染になる可能性
26面は チェルノブイリの子ども―内部被ばくの危険今でも―
ロシア医師が警鐘 臓器からセシウム―福島は国際的調査を
26~27面は 「原発輸出」現地ベトナムでは―福島の実情知らされず
住民「大した被害なかったと・・・」建設地は豊かな漁場
29面(社会面)は 東大原子力が反省の嵐―推進一転 シンポで再考
「教員も変わらないと」
ハ.たんぽぽ舎では、原発廃止運動の大きな前進基地(拠点)となってきてい
る経産省前テントの要請にこたえて、もっと多くの人にテント前へ来ても
らいたい(1ヶ月の計画表)、テントでミニ講演、ミニ上映会、ミニ音楽会
を開いたり、また、男女比で男性が多いので、多くの女性にもテントに参
加してもらおうと企画中。24日(木)のたんぽぽ会議で具体化を決めます。
(柳田)
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[編集部より]
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