「核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし) 02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず」など 地震と原発事故情報 その248
- 2011年 11月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
4つの情報をお知らせします(11月26日)
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
★2 テント日誌 11/25(金)
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
★3 ◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』
★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地
元住民」
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
「六ヶ所工場稼働の妨げ」になるとして、文書を隠した
○ロシアが02年、日本の原発の使用済み核燃料をロシアで一時的に貯蔵(中間貯
蔵)したり、燃料として再利用するため処理(再処理)するプロジェクトを提案す
る外交文書を送っていたことが関係者の話で分かった。
内閣府の原子力委員会や経済産業省資源エネルギー庁の一部幹部に渡ったが、六
ヶ所村再処理工場(青森県)稼働の妨げになるとして、核燃サイクル政策の是非を
審議していた国の審議会の委員にさえ伝えなかった。
当時、漏水事故の続発で再処理工場の安全性を疑問視する声が高まっており、不
利な情報を握りつぶして政策を推し進める隠蔽体質が浮かんだ。
○「隠蔽が事実だとしたらとんでもない。」経産省の諮問機関「総合資源エネル
ギー調査会・電気事業分科会」で委員を務めた大阪大の八田達夫・招聘教授(公
共経済学)は憤る。
六ヶ所村再処理工場は当時まだ放射性物質を流しておらず、解体すれば費用は
3100億円で済んだ。しかし、使用済み核燃料を処理するアクティブ試験(06年3月)
などを経て本格操業した後廃止すれば1兆5500億円かかる。八田氏は04年3月、分
科会で「一度でも使ったら大変な解体コストがかかる。(再処理せず直接地中に
捨てる)直接処分という選択肢も考慮すべきだ」と主張。八田氏は「工場を放射
性物質で汚すか汚さないかを判断する上でロシアの提案は非常に貴重な情報だっ
た」と語った。
(毎日新聞 11月24日より 抜粋)
★2 テント日誌 11月25日(金)>
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
99%の途上国的貧困層が1%の先進国の支配層にプロテストすることのバイオ
レンシャルな状況。
ポストモダンの抵抗戦略は、金融資本に冒された国有地の敷石を分有することか
ら、始まったといってよい。これは世界同時的だった。
世界歴史上、これほどの被ばく体験を持った国家はない。アメリカは加虐的戦
争政策を停止できない。国家とはそれ自体、近代化の問題であって、世界普遍的。
「悲劇の誕生」はドイツ・ナチス政権を予言したが、この最悪の被ばくの連続性
はどんな国家を創らねばならぬ事態なのか?
4人の青年の経産省前ハンガーストライキから始まったテント広場は、福島
の女の、全国の女の座り込みと連携し、12月1日から、「十月十日(とつきと
おか)の女の座り込み」と続く。
ぐずついた霜月の悪天候が切れて、晴れ渡った今日、第2テントの床の手入れ
が、江田氏を頭としてなされた。湿った敷物が干された。張り巡らされた鎖がち
ょうどよい物干しざおとなった。そうして、隙間風を封じ、座敷を倍増し、整理
棚が設置されたテントの中は、なんともあったかいものとなった。
男は女の肥やしだといったのは谷崎潤一郎だった。覇権や父権が核開発=究極
兵器とどういう暗黒の交渉をもっているか、女性は明晰な歴史感覚をもつことが
できている。ただ男のように表現しない。これ以上の犠牲者をだしてはならぬの
に、政府、東電は、放射能から国民を守ろうとしない!
事態は深刻になるばかりなのに! いかなる惰性体も犯罪的だと感じる私ではあ
ります。
( QUEMA記)
( 附) 今日午後3時から 第17回原子力損害賠償紛争審査会が 文科省別館で行
われた。それに先だって文科省前で前段集会が開催され、テントからも駆けつけ
た。
満田さんの避難の権利と賠償~原発事故のコストと社会~脱原発という話に
肯かされる。
自主避難者からのメッセージが紹介される。特に郡山市からの避難者の声として、
「郡山市内の保育園の給食は福島県産の食材なのに、山下教授(福島医大副学長)
の 友人は「山下教授からは、「お弁当と水は持ち込むように」と言われてい
る』と言う話を聞かされ、不安になって夏休みを機に避難した。」又、福島市内
の中学生の中には、「鼻血が出て医者にかかっても「花粉症』と言う病名しかつ
けてもらえない。」「鼻血が止まらず、止血剤を飲んでいる者もいる」との悲痛
なコメントもあった。
富士宮市に避難している長谷川さんのメッセージにはいつも心打たれる。
今日の審査会は、前回光明が見え始めたと思えたのに、雲行きが怪しくなっ
て事実上、避難の賠償を僅かな見舞金でネグレクトするような論調になっている
という。
福島では「白内障」が多くなり、眼科病院が大混雑しているとの報もあり、
健康被害がこれから本格化しそうな中、避難の権利確立と賠償を社会全体の課題
として実現していくことが、脱原発社会への不可欠の事柄なのだと、改めて確認
させられる。
( 文責 Y・T )
★3 無理してないのに体が柔らかくなった!冷静に議論ができる
ようになった!
寝起きが良くなった!リラックスしすぎて寝てしまう!?
日々の活動で疲れた体と心をリラックスさせ、次の一歩へ。
◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』◆
☆毎週土曜日10:00~ スペースたんぽぽで開催中!!☆
朝のさわやかな時間帯に、深い呼吸をしながら体を伸ばしてみませんか?
自分の体心と向き合うことによって、小さな発見があるかもしれません。
~~~参加者の方の感想~~~ Sさま(女性)
体を動かすだけでなく、
座学もあるのがこの教室の特徴でしょうか。
特に秀海先生のお話は、古典的な説をご紹介の上で、
“ここからは私の考えなのですが・・・”と日常に即した考え方を示してくださ
るので、
“なるほど!”と理解することができます。
そして、この座学での理解を自分の身体で実感できるのが、また楽しいのです。
たとえば、“呼吸で身体は柔らかくなるのですよ”、というお話の後、
身体が硬かった夫の前屈が実際にどんどんできるようになっていきました。
腕を伸ばしても膝までしか届かなかったのが、
ほんの10分程度の呼吸法で足首まで、そして自宅でも続けたところ、
すぐに床に手が付くようになったのには、傍から見ていても驚きました。
そして、今、いちばん面白いのは、自分自身の“立つ”感覚の変化です。
2本の足で起立してもどこかフワフワした感覚があるので
ダンベル運動やバレエのバーレッスンを続けていたのですが、
ヨーガで初めて身体が落ち着く感覚がわかりました。
立つ(ターダ・アーサナと言うそうです)ということ、
秀海先生が“ヨーガをやると体の芯が通るようになります”と仰るのは
多分こういうことかしらと感じています。
教室に参加するたび、小さな発見を積み重ねてゆける実感がとても楽しいです。
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日時:毎週土曜日10:00~12:00
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★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地元
住民」
北海道電力泊原発3号機のプルサーマル計画をめぐるやらせ問題で、北電第三
者委員会が道の関与を指摘する根拠となった二00八年七月八日の道と北電担当
者のやりとりを記録した北電側のメモが存在することがわかった。北海道新聞が
入手した。道民意見募集に際し「北電社員も地元住民だよね」「匿名でも受け付
けている」など、道側が北電にやらせを指示する発言が記載されている。また同
計画の安全性に関する道の有識者検討会議委員への工作を疑わせる発言もある。
文書は「同庁打ち合わせメモ(プル)<取扱注意>」と題したA4判の紙三枚
で、北電側が作成。国と道、北電が一体となってプルサーマル計画に関する世論
誘導を行っていたことを浮かびあがらせている。文書によると、打ち合わせに道
側から出席していた当時の村井悟・原子力安全対策課長(現・釧路総合振興局長)
らは、締め切りが迫っていた道民意見の二次募集について「反対意見ばかり」と
言及。その上で「北電社員も地元に住んでおり、地元住民だよね」「ちなみに
『○○町、匿名希望』でも受け付けている」などと述べ、原発周辺に居住する北
電社員に対し、匿名での賛成意見を寄せるよう要請した。(略)一方、プルサー
マル計画の安全性を議論した有識者検討会議(委員七人)の委員に対する工作が
疑われる記述もある。メモによると、経済産業省資源エネルギー庁から「原子力
に詳しくない委員に対し、北電から基本的なレクが必要では?」と促されたと道
側が発言。続いて委員の名前をそれぞれ挙げ、「○○委員(メモでは実名)には、
あまりヤリ過ぎない方が良い。急に会議でのスタンスが変わってもマズいし」と
北電に助言した場面もある。北電第三者委員会は、このメモの存在をもとに、報
告書で道の関与を「否定しがたい」とした(略)
(2011.11.21.『こちら特報部―東京新聞』より抜粋)
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