「山内知也・神戸大大学院教授の怒り~国の除染では効果はない」
- 2011年 11月 28日
- 交流の広場
杉原浩司です。貴重かつ重要な週刊誌記事をご紹介します。
[転送・転載歓迎/重複失礼]
発売中(たぶん)の『AERA』11月28日号に、
「山内知也・神戸大大学院教授の怒り~国の除染では効果はない」
との記事(P22~23)が掲載されています。渡利地区など福島市内の高線
量地帯で繰り返し放射能を計測されている山内教授のインタビューをもと
にしたものです。山内教授は国や福島県、福島市が行う除染の限界を具体
的に指摘したうえで、高線量地域では、とりあえず「除染ではなく避難」
こそが必要であると強く主張されています。
極めて実証的で説得力のある議論であり、政治家たちにも熟読させたい内
容です。以下は山内教授の言葉です。
◆「いったい、これは何なのか。信じられない光景です。この現実を見る
と日本は文明国ではない。なぜ、住民避難、少なくとも子どもや妊婦への
公的措置が緊急に取られないのか。これは無作為の人権蹂躙です。」
どうか書店や図書館などでご覧ください。そして、ぜひ一人でも多くの方
に広めていただくようお願いします。
【参考】
避難の権利ブログ http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/
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