“ストレステスト評価による危険な再稼働への道―そもそも机上のシミュレーション』”などー地震と原発事故情報 その280
- 2011年 12月 26日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
3つの情報をお知らせします(12月26日)
12月25日、九州電力玄海4号機が定期検査で停止、
日本の稼働している原発は6基、全原発停止へあと一歩
★1.学習会『ストレステスト評価による危険な再稼働への道
―そもそも机上のシミュレーション』
参加のお誘い
★2.原発再稼働などとんでもない
「Ss」の1.1倍で壊れる原発
★3.<テント日誌 12/22(木)>
経産省防災課による「査察」 コトもなく
―― 経産省前テントひろば 103日目 ――
★1.学習会『ストレステスト評価による危険な再稼働への道
―そもそも机上のシミュレーション』
参加のお誘い
明日、12月26日(月)に「11.11-12.11再稼働反対!全国アクション」主催による学習会『ストレステスト評価による危険な再稼働への道―そもそも机上のシミュレーション』とタイトルでの学習会を開催します。
この間5回にわたって開催された「発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価に係る意見聴聞会」に実行委に仲間が数名参加し、「反対派」委員である後藤委員、井野委員の発言に対してはエールを送り、保安院の傀儡と化した他の委員に対しては不規則発言を繰り返し、その欺瞞性を暴く闘いを繰り返してきました。
そもそもこの聴聞会はストレステストの評価の透明性を「担保」する目的で「広く」一般民間人にに対しても門戸が開かれているのだが、参加者の殆どは電力会社、プラント会社等の原発村関係者ばかりのいわゆる「さくら」ばかり。不規則発言をしようにもネクタイ族に挟まれて、中々そのチャンスが見いだせない。しかし、何人かの仲間が確実に場外から「推進派委員」とりわけ「議長役」を仰せつかった岡本委員に対して鋭い指摘の矢を浴びせていく。
聴聞会後の短い時間に後藤・井野委員と話す時間を持てたが、ああした援護射撃でも官僚だけが集まったシャンシャン会議では有効なそうだ。
それにしてもこのストレステストの評価方法は酷い。保安院は管理側であるにもかかわらず完全に電力会社の下僕と化した代弁を繰り返し、実質提出されたストレステストの評価を行うJNESも原発メーカーOBばかり。この体制でまともな安全審査などできやしない。そもそもストレステストの範疇や、方法論、評価基準でさえ曖昧なまま、ひたすら「ストレステストの報告は概ね妥当」の着地点だけがハッキリしている。後藤・井野委員も当然このことに対して鋭い質問を発しているが、官僚特有ののらりくらいり戦術で正面切って回答しようとしない。
このままでは折角「公開性」と「透明性」を担保するという名目で開かれた公聴会そのもので、彼ら保安院の出来レースを許しかねません。そのためにも公聴会内部で奮闘する後藤・井野委員とどう連帯し、公聴会を「暴露の演壇」と化すか、後藤・井野委員のお仲間である「プラント技術者の会」の井川さん、小川さん両氏をお招きして、ストレステストの「技術的側面」よりもその「実体構造」に焦点を当て、公聴会内外における運動の道を探るべく勉強会を行いたいと思います。
スペースたんぽぽの今年最後の学習会となりますが、皆さんのご参加をお待ちしております。
日 時:12月26日(月)開場18:00 開演19:00
場 所:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎入居のビルの4階)
http://maps.google.com/maps?rlz=1I7GGLL_ja&oe=UTF-8&um=1&ie=UTF-8&q=%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%BD%E8%88%8E&fb=1&hq=%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%BD%E8%88%8E&cid=0,0,10132845393293958024&ei=8MDsTselBYzPmAWCo434CQ&sa=X&oi=local_result&ct=image&ved=0CAgQ_BI
資料代:500円
★2.原発再稼働などとんでもない
「Ss」の1.1倍で壊れる原発
(「ちきゅう座」ではhttp://chikyuza.net/archives/17871 に掲載しました。)
★3.<テント日誌 12/22(木)>
経産省防災課による「査察」 コトもなく
―― 経産省前テントひろば 103日目 ――
12月22日(木)曇り。日射しがないと寒い。
午後、経産省防災課が「査察」として、テントにやってくる。10日程前であったか、経産省防災課が警告書なるものを持ってきた。要するに火気厳禁ということで、電気であれ、ガスであれ、暖房器具やコンロの使用は一切ダメ、照明もダメというものであった。凍死者が出ようが、そんなことはお構いなし、というような警告書であった。
もとより、防火については、右翼による放火等に対する備えということもあり、早くから万全の注意と体制を取っている。今日やってきたのは、その警告書に基づく「査察」ということであった。テントの中は綺麗に整理され、彼らはなんら問題となるものを見つけることはできなかった。そして「何か見つけた時はビデオを撮るから」と捨てゼリフを残して引き上げていった。
女性テントは、椎名さんが戻ってきてからは相変わらず賑わっている。訪問者が絶えないようだ。昨日もお知らせした、28日の【女たちの御用納め行動!!】の案内です。
わたしたちの人生を、生活を、環境を、めちゃくちゃに破壊した福島原発事故から9カ月が過ぎ、2011年も終わろうとしています。しかしこの間、避難も、防御も、除染も、補償も、東電および政府への責任追及も十分には行われず、その上、原発の再稼働や輸出といった信じ難い暴挙が行われようとしています。
「こんな気持ちじゃ、とても年を越せない!」
「東電にも、仕事納めなんかさせないわ!」
という声が、「福島の女たち」の中からわき上がってきました。そこで師走の慌ただしい時期ではありますが、「女たちの御用納め」を企画しました。
東電に今年最後のご挨拶に参りましょう!
■日 程 12月28日(水)、昼12時に東京電力本社
(東京都千代田区内幸町1丁目1ー3)前
に集合し、霞ヶ関経産省前でもアクションを行う予定です。あなたも、あふれる思いの丈を叫びに行きませんか。
■往復無料バスツアー(福島→郡山→須賀川→西郷バスストップを経由して東電へ)も企画しました。(対象者は福島)
呼応して、できるだけ多くの方が東電本社前に集まって、今年1年の怒りの声を東電に!年末年始、テントでは多くの企画が検討されています。反原発紅白歌合戦、ゆく年くる年リレートーク、元旦霞ヶ関マラソン等々です。1月4日は新年餅つき大会が予定されています。
(am10時~準備 pm3時~餅つき)
( Y・T )
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[編集部より]
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