「福島県大熊町町長選挙の裏事情」など―地震と原発事故情報 その296
- 2012年 1月 14日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
5つの情報をお知らせします(1月14日)
★1.福島県大熊町町長選挙の裏事情
~いまだに東電が町政に深く関与している大熊町の実態~
原発なくせ候補が原発推進候補に勝てなかった実情
たんぽぽ舎会員 近藤(福島県在住)
★2.たんぽぽ舎に届いた年賀状から・その1(4人の方、敬称略)
・東京都新宿区 横関拓也・彩子 ・静岡県牧之原市 長野榮一
・槌田 敦 ・四国松山市 H子
★3.<テント日誌 1/12(木)>
福島では3・11の前日にもアクション企画
― 経産省前テントひろば 124日目 ―
★4.読者から イベントのおさそい
◇3/11「脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会
★5.新聞・雑誌から
イ.原発輸入反対-ヨルダン国会議員が来日
冷却水…砂漠地帯に建設予定 耐震性…過去に大規模な地震
難問山積「原発いらない」
「日本は福島に学んだのか」
輸出承認を批判-下院議員は8割が反対
(東京新聞こちら特報部より抜粋)
ロ.「会費」1億円超支出
原子力機構、関係団体に 09年4~9月 (デーリー東北より抜粋)
★1.福島県大熊町町長選挙の裏事情
~いまだに東電が町政に深く関与している大熊町の実態~
原発なくせ候補が原発推進候補に勝てなかった実情
たんぽぽ舎会員 近藤(福島県在住)
(訂正版をhttp://chikyuza.net/archives/18618に掲載しました。―「ちきゅう座」編集部)
★2.たんぽぽ舎に届いた年賀状から・その1(4人の方、敬称略)
イ.今年は脱原発元年にしたいです!
よろしくお願い致します。 東京都新宿区 横関拓也・彩子
ロ.謹賀新年
昨年3月11日の大震災以降、原発の状況は一変しました。しかし、このような酷い事故を起こしたにも関わらず長い間原発を推進してきた電力会社、政治家、学者たちの真摯な反省はいあmだなく、再稼働に向けて暗躍しています。手を緩めることなく、完全に原発の最後の1基を止めるまで老兵ではありますが、反原発運動の一助になりたいと思います。ともに今年もがんばりましょう。
静岡県牧之原市 長野榮一
ハ.新年のご挨拶
昨年は、福島第一原発事故に振り回されました。東電と保安院の言うことに納得できず、雑多なデータから原因解明に努力しました。山崎さんとの共著の本は、ようやく昨年12月脱稿し、間もなく日本評論社から出版します。
この事故の原因は、勝俣会長らの安全費用の節約(未必の故意)でした。また、吉田所長らの不注意(業務上過失)は、福島県民200万人に重度の被曝を強いました。
勝俣会長が、安全費用を節約すれば事故になると知っているのに犯罪に手を染めたのは、原発費用の高騰で大口顧客を失ったからです。たとえば防衛省を除く中央官庁はガス系発電会社から安価な電力を買っています。
ところで、東電は、放出した放射能は「無主物」で東電には責任がないと主張します。対して、日本社会はだらしない。すっかり「汚染者負担の原則」を忘れています。
この本で、私はこの原則に主題を固め、刑法204、205、211条(業務上過失)で勝俣と吉田を告発し、民法709、710条(故意または過失)で東電に賠償請求するよう提起します。原賠法の「無過失賠償」では東電のいいなりです。
CO2温暖化では国策遵守の気象学会を論文掲載拒否で告訴しましたが、判決は第一事件ではどちらも科学的なら学会側に、第二事件では科学的かどうか判断するまでもなく学会側に、として敗訴でした。東京大学小宮山総長による名誉毀損事件は現在最終段階になっています。
自由貿易は世界的失業と貧困の原因です。これは最良の取引税・最適関税で解決できます。今年こそ残り少ない余生をこれに集中したいのですが。
槌田 敦
ニ.今年こそ原発さよならの年にしましょう!
いつもニュースをありがとうございます
これからもよろしくおねがい申し上げます 四国松山市 H子
★3.<テント日誌 1/12(木)>
福島では3・11の前日にもアクション企画
― 経産省前テントひろば 124日目 ―
1月12日(木) 晴れ。朝には風もやみ、穏やかな一日に。
先日テントによって福島に行った京都の女子学生が、帰りにテントを訪れる。福島は雪だったという。積雪は放射線量にどういう影響をもたらすのだろうか。はじめての経験だけに気になるところだ。
そういえば、福島第一原発の建屋外に張り巡らされている様々なポンプが凍結・ひび割れの恐れも、という写真がテントに張ってあった。先日の地震による4号機の配管故障による放射能漏れは、その後どうなっているのだろうか。
椎名さんが1週間ぶりにテントにご帰還。さっそく、3/10・11に向けての準備状況をお伺いする。
3・10は、「~脱原発~怒・ド・ドッと3・11前日祭(仮称)」と銘打って、郡山市で午前10時から午後8時半まで盛り沢山の内容で企画されている。
原発いらない福島の女たち、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、脱原発福島ネットワーク、廃炉アクション等々がそれぞれ主催するイベントが目白押しである。3・11当日も午前中になにか企画があるかもしれないという。その上での3・ 11県民集会への参加となる。
ともかく、3・10は私たちが繋がろうとしてきた福島の運動団体が一つに力を合わせた協同企画となりそうだ。
昨秋の10/27~29の座り込み行動で共にした怒りと思いを、今度は福島の地で共にしたいという気持ちが湧き上がってくる。
昼頃、経産省は昨夜事故のあった案内板のところの鎖・横棒の位置替え作業をする。口ではテントがあるからだと言うが、言い逃れようのない自分たちの事故責任を感じているのだろう。それにしてはやることが姑息というか小細工すぎる。
昼過ぎに昨夜の事故に対する抗議・要請文を携えて経産省に4人で行く。(抗議・要請文はテントひろばのブログに掲載 http://tentohiroba.tumblr.com/ )
経産省側の対応は責任者不在ということで文書だけ受け取って後は門前払い、という姿勢であった。
立ち話のまま、30分以上追及する。昨夜の事故の責任を認めて、そういうことが2度と起きないよう直ちに鎖と横棒を撤去せよ、ということと、昨夜の職員の対応(助けることより、テントに責任をなすりつけようとする対応)を反省せよ、ということであった。
このやりとりの中で、経産省がテントをどう見なそうと、テントが既に社会的存在となっていて、様々な人々が出入りしているということは彼らも認めざるを得なかった。ならば、出入り自由であるべきであり、何故高齢者や子どもや障害者を遮断するような鎖・横棒を張り巡らせるのか、直ちに撤去すべきである、という追及には沈黙せざるを得なかった。
責任者は月曜日には出てくるという。その時話し合いの場を持つことを約した。午後、院内勉強会「欧州ストレステスト批判と日本の現状」が開催され、テントからも参加。この報告は明日にでも。
★テント全体会議 1/20(金)pm7時~スペースたんぽぽ
厳しい寒さを迎え、また経産省の締め付けが厳しくなっている現在、テントをどう守り・運営し、活性化させていくのか。3・10ー11にどう行動していくか、等々、自由に討論します。
初めての方も気楽にご参加下さい。
みんなの意見と思い、創意を結び合わせることこそ、テントの命です。
★訂正
昨日の日誌には標題が抜け落ちていました。「驕ることなかれ!経産省」がそれです。また113日目とありましたが、123日目の間違いです。訂正致します。(Y・T)
★4.読者から イベントのおさそい
◇「脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会
◎3月11日(日)13:30~15:00 講師・最首悟(和光大名誉教授)
15:00~17:00 秦野駅→渋沢駅パレード
◎6月10日(日)13:30~(内容未定)
連絡先:中村雅彦 0463-26-9978(電話・ファクス)
長友くに 090-4960-4676(携帯電話)
★5.新聞・雑誌から
イ.原発輸入反対-ヨルダン国会議員が来日
冷却水…砂漠地帯に建設予定 耐震性…過去に大規模な地震
難問山積「原発いらない」
(2012.1.14東京新聞より抜粋)
ロ.「会費」1億円超支出
原子力機構、関係団体に 09年4~9月
(2012.1.10デーリー東北より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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[編集部より]
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