“今年になって、青森・小笠原厚子さんの「あさこはうす」をめぐる状況が緊迫しています”など―地震と原発事故情報 その307
- 2012年 1月 24日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
4つの情報をお知らせします(1月23日)
1月14日、四国電力伊方2号機が定期検査で停止。
四国の全原発が停止状態。残るは東電2基、関電1基、北海道電1基、
中国電力1基の計5基、全原発停止へあと一歩
★1.除染にどこまで意味があるのか ─拡散を止める方が重要
たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会 山崎 久隆
★2.今年になって、青森・小笠原厚子さんの「あさこはうす」を
めぐる状況が緊迫しています。 (松戸市 吉野信次)
★3.<テント日誌 1/20(金)、1/21(土)>
★4.新聞より──
「核燃サイクルは実現困難」カーター元大統領 本誌と会見
─ 米の撤退決断「正しかった」─
(2012年1月23日 東京新聞 一面より抜粋)
★1.除染にどこまで意味があるのか ─拡散を止める方が重要
たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会 山崎 久隆
( http://chikyuza.net/archives/18745に掲載しました―「ちきゅう座」編集部)
★2.今年になって、青森・小笠原厚子さんの「あさこはうす」をめぐる状況が緊迫しています。
(松戸市 吉野信次)
お元気でお過ごしのことと思います。この情報を全国にお知らせください。
今年になって、小笠原さんの「あさこはうす」をめぐる状況が緊迫しています。
小笠原さんがSOSを発信しています。東北電力が、「あさこはうす」への道路を封鎖するために、交通量を量り始めました。電源開発の敷地内にあるために、公道から「あさこはうす」に行くためには、かなり長い両サイド厳重な金網の砂利道があります。この道を封鎖する考えのようです。
原発震災のために苦しむ市民が多数いる中で、新規の原発建設など絶対に認められません。そこで、「あさこはうす」へ葉書を出して下さい。小笠原さんへの激励の手紙で結構です。一時的な手紙だけでなく、各地域の脱原発の行動などを知らせる案内でも結構です。継続した取り組みをお願いします。郵便車の通行も、大事なカウントになるからです。住所は下記です。知人・友人にもこの情報をお知らせください。よろしくお願いします。
〒039-4601
青森県下北郡大間町字小奥戸396 あさこはうす 小笠原厚子様宛
★3.<テント日誌 1/20(金)>
技術的知見意見聴取会の傍聴報告
―― 経産省前テントひろば 132日目 ――
1月20日(金) 昨夜来からの雨は夜明け前から雪に変わる。雪が積もると雪下ろしも必要か・・・。その後、一日中霙混じりの冷たい雨。
1月17日のテント日誌で報じた、火気をめぐる経産省のいちゃもんとやりとりについて、福島・二本松で活動されているTさんから、以下のような感想が寄せられた。
「毎日の寒い中、テントの中でのがんばり続ける皆さまに敬意を表します。
以下は老婆心ながら・・・
経産省のいちゃもんについては
『原発は数百万人から数千万人もの人達を危険にさらしている。
今のふくしまでは被害者が苦しんでいる。
その加害者である経産省は未だにその反省もない。
テント内の火気についていちゃもんをつけるなら、この桁違いに 危険な原発を一刻も早く停めろ!!
経産省には原発の安全性を管理する能力は無いが、我々には この火気をしっかり管理できる能力はある。
この危険な原発をたなに上げてのこの要求は受け入れられないと・・・
このテントは日本国民1億2千万人の総意だと・・・・』と応対してみてはいかがでしょうか??
技術的知見意見聴取会の傍聴報告
1月20日(金)午前に開催された「技術的知見に関する意見聴取会」を傍聴しました。18日のストレステスト意見聴取会のことがあり、この技術的知見の会はストレステスト会の言わば下位に位置する重要な会なので、既に担当者に名前を知られている私は入れてもらえないか、傍聴室は別になっているかと心配したけれど、無事に入場し会議の傍らで傍聴することができました。経産省、保安院が意見聴取会などの傍聴対策は特に変更しなかったようです。残念ながら、市民側の傍聴者はいつもより少なく、傍聴席は背広100人以上で埋められていました。
ストレステスト意見聴取会で利益相反行為が疑われている岡本孝司(東大)と山口彰(阪大)もこちらの会の委員ですが、岡本孝司委員は欠席でした、18日の攻撃が応えたのかも知れません。
また、委員の発言には、今までの議論よりもより積極的に安全側を求める発言、報道の影響を感じさせる発言が多く見られました。特に、構造体の健全性を何らかの形で担保できるように各機能に要求仕様を明確にして評価するべきという山口委員の発言には驚きました。ある委員は、審査する人のことなど国が組織を作っているソフト面も評価改善するべきとか、他の意見聴取会の議論を次回に教えて欲しいとかの発言もありました。
それでも、渡邊委員リーダー(ストレステスト会でも委員)が、核爆発報道など間違った報道をきっちり否定して国民の理解を得るべきと主張し、保安院は1月中に中間指針を出すべく「今後の対策の方向性(案)」を提示して何とか早く中間指針をまとめようとしており、予断は許されません。
次回は2月1日です。 (K.M)
<テント日誌 1/21(土)>
霙混じりの氷雨の中、デモの喚声が霞ヶ関に轟く
―― 経産省前テントひろば 133日目 ――
1月21日(土) 霙/雨
霙がひどい。ゴミは処理できず、奥の片隅にまとめる。これが済まないと、あれこれ難癖付けらる…なにせ経済産業省前からテント裏は明視できる。だが、今朝は無理だ。昨夜、神保町ヴェジタリアンから、テントへワインなどカンパしていただいた。神保町で働いていたころ、先輩と通ったレストランだった。ご主人は、「なにせ子供の体が心配だから、やってくださいよ!」と小生を激励してくれる。「土曜など、2階が空いていれば、音楽してもいいよ」とまでいってくれている。が、まだ実現していない。
さすがに今日はテント前の座り込みは無理である。テントひろばはひっそりしている。
昼過ぎ、トラメガを取りに、園さんが訪れる。一時に新橋SL広場で街宣。2時から、デモ行進。小生も、首相官邸ド真ん前デモ、賛成なので、出かける。それで今日のテント日誌は個人的にこのデモの報告を。
駅前は隠れるように、警察・公安が控えている。霞が関と沖縄を結ぶデモは、治安上、特別な格をもつのだろうか?なにせ、デモの行き先、辻辻に10人ほどの制服警官が待ち伏せしている。デモから抜け出て帰ろうとする人がいても、すぐ7~8人で取り囲んで歩道に入れさせない。
いったん、ねじまげられたデモコースの最終地点集会後、有志で、そぞろ、首相官邸に向かい、代表団、首相あての抗議・要請文を、受付守衛に渡す。溜池から折り返す際、反対側の歩道をこちらと平行に行進する警察部隊。さっきまでのデモ行進に、デモ隊の倍以上の警察・公安がとりまいてる。この過剰警備こそ、沖縄の、東京の主権者への恐怖感の攻撃的な反転だった。
ワシントン訪問チームは、いま、空の上を飛んでいる。氷雨の中、傘もささぬ勇士たち。通過点の経産省前テントでは、テントの中の人が、熱烈声援してくれた。デモ隊規制の丸の内警察が、テントを覗き、なんだかんだと苦情を漏らしていったそうだ。給金もらって恫喝するのなら、暴力団と変らない。テントの存在意義を、経産省も暗黙に認めているものでなければ、130日を超えて建っていられるわけがない。警察の口のきき方が、暴力団に酷似しているとの嘆きも聞いた。
人倫のないところに、平和はないだろう。倫理観の鋭い人々が、抗議している。警察は、法による権威の人倫的発動を心がけるのでない限り、電脳羊の番犬とみなされてもしかたがない。捜査すべきは、東電本社と原子力安全・保安院であり、警護すべきは、私心をすてて、公共の福利実現のため、人道的であろうと抗議に立ちあがっている市民であることを、警察・公安は、真摯に反省してほしい。 (Q記)
★4.新聞より──
「核燃サイクルは実現困難」カーター元大統領 本誌と会見
─ 米の撤退決断「正しかった」─
(2012年1月23日 東京新聞 一面より抜粋)
(省略しました―「ちきゅう座」編集部)
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[編集部より]
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