【要請を!】NHKへ原子力ムラからバッシング
- 2012年 1月 30日
- 交流の広場
- 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」松元保昭
みなさまへ 松元
産業界からNHKへの「抗議と要望」というかたちでICRP批判へのバッシングが強まっています。1割に満たない「学者」も名を連ねていますが、大部分が原子力産業界のメンバーです。
彼らは長年、低線量被曝をいかに無視してきたかについてはほっかむりをしておいて、ICRPの「国際的権威」を護ること、「一兆円安心プロジェクト」ともいえる「除染事業」を守ること、そして「通常運転中の原発も危険」という考えが広まらないことをもっとも警戒しているようです。
「安全神話」の根幹ともいえる「低線量では影響ない」という神話を崩されることをもっとも恐れているのですから、いよいよ争点が明瞭になってきたといえます。
三日前には、わが国にも「市民と科学者の内部被曝問題研究会」が設立されましたし、すでにECRRが膨大な証拠と緻密な科学的批判によってICRPがいかに「低線量内部被曝」を無視してきたかが公表されています。「低線量の内部被曝は危険」というのが、今日では国際常識です。
いずれ日本の専門家からも今回の原子力産業界の「抗議」への反論がなされると思いますが、杉原さん満田さんがいうように市民の声が重要だと思います。
=====以下転送======
東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
FoE Japanの満田夏花さんのメールを転送します。「原子力ムラ」の露骨
な巻き返しです。NHKの番組が大きな意義を持っていることを実証する
ものでもあります。犯罪を正当化する人々からの圧力に抗するために、ぜ
ひ電話とメールで働きかけをお願いします。[転送・転載歓迎/重複失礼]
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みなさま
FoE Japanの満田です。
トンデル博士も登場し、ICRPの低線量被ばく国際基準にメスを入れた、
下記の番組のディレクターに対して、原子力ムラからはげしいバッシング
が生じているそうです。
番組名:12月28日(水)午後10時55分~11時25分にNHK総合TV
『追跡!真相ファイル』で「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
番組は下記でまだ見ることができます。私も見ましたが、低線量被ばくの
過小評価に警鐘をならす力のこもった力作だと思い、このような報道の意
義は高いと思いました。
http://www.dailymotion.com/video/xnb9h8
バッシングの内容は下記です。そうそうたるメンツです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/snw/media_open/document/nhk_kougi120112.pdf
このままでは、心あるディレクターがつぶされてしまうでしょう。ぜひ、
みなさん、「このような番組は意義がある!」「低線量被ばくの過小評価
にメスをいれた続編を!」「ディレクターがんばれ」というような前向き
な評価のコメントをNHKに届けてください。視聴者の声うけつけの電話
番号は下記です。
0570-066-066
NHKの「みなさまの声にお応えします」のページは下記です。ここから
意見を送ることもできます。
http://www.nhk.or.jp/css/index.html
どうぞよろしくお願いいたします。
満田
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