「おおい原発の再稼働を阻止しよう!~3月25日(日)の現地集会に参加しよう~」などー地震と原発事故情報
- 2012年 3月 14日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年3月14日(水) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.おおい原発の再稼働を阻止しよう!
~3月25日(日)の現地集会に参加しよう~
★2.再稼働反対の報道、NHK、朝日新聞、東京新聞
★3.茨城の集会に参加したあと、東京のヒューマンチェーンへ4人で参加
これからも原発なし社会をめざす活力を
茨城でも東京でももらった1日 (脱原発ネットワーク茨城 森)
★4.<テント日誌3/11(日)>経産省前テントひろば183日目
~ 東日本大震災で亡くなられた多くの方への追悼を胸に、
世界中で「脱原発」を訴えた一日
☆たんぽぽ舎で扱っている4月21日(土)小出裕章さん講演チケットは
残り100枚ほどになりました。
お問い合わせはメール nonukes@tanpoposya.net までお願いします。
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★1.おおい原発の再稼働を阻止しよう!
~3月25日(日)の現地集会に参加しよう~
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大飯原発3・4号機「再稼働」に直面する福井からの緊急メッセージ
原子力発電に反対する福井県民会議
東日本大震災、福島第一原発事故から一年が経ちました。とりわけ、「福島原発震災」による放射能汚染・被爆は広範囲にわたり、人びとや生きとし生けるものに多大な苦難と苦悩を与え続けています。大事故を引き起こした東京電力、それにお墨付きを与えていた国、いずれも何ら反省もなく、責任をとろうという姿勢が見られません。
事故の収束も見えず、原因究明すら明らかになっていないにもかかわらず、国と関西電力は大飯原発3・4号機の「再稼働」を強引に進めようとしています。原子力安全・保安院は2月20日に、福井県原子力専門委員会に大飯3・4号の「ストレステスト」の一次評価について説明に来ました。そして3月5日に保安院は、開催中の福井県議会の、一度は先送りされた全員協議会で、非公開で、福島事故の技術的知見をまとめたと称する30項目についての説明を強行し、「再稼働」については「政治的に高いレベルでの判断になる」と強弁しています。(中略)
大飯3・4号機の「再稼働」は全国の原発群の再稼働、なしくずしの延命に直結し、「第二のフクシマ」を連発させかねません。
こうした国の不当な圧力に福井県知事や県議会が屈することなく、県民や全国民のいのちを守るために、少なくとも拙速な「再稼働」に毅然と反対するよう強く要望し、支援する下記の集会への結集を、全国の皆さんに心から呼びかけます。
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☆大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
☆3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
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★2.再稼働反対の報道、NHK、朝日新聞、東京新聞
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◇「原発再稼働に反対」が賛成の2倍以上に… (13日(月)朝のNHK)
─電話世論調査の結果
3月13日の朝のNHKテレビニュースで、NHKの電話世論調査の結果報道があった。内容はいくつかあったが、原発再稼働については、メモをしたので報告します。原発再稼働に反対39%、賛成17%、どちらともいえない41%再稼働に反対が、賛成の2倍以上になっている。首相や経産相がこのところ、連日「原発再稼働に全力」の発言をして悪い方向へ世論誘導している時期に、原発再開反対が賛成の2倍以上という数字は大きい。私たちも今後は「どちらともいえない人々」も反対になるよう全力で「再稼働反対の運動」を創ろう。
◇57%が再稼働に反対 (3月14日 朝日新聞)
原発の安全対策については世論の視線も厳しい。朝日新聞が10、11日に実施した全国世論調査によると、原発に対する政府の安全対策を「信頼していない」という人が80%に上り、原発再稼働への反対も57%に上っている。
◇浜岡再稼働に県民7割反対 8割超は全面停止評価
東京新聞と静岡大の調査 (3月13日 東京新聞)
全面停止している中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働について、静岡県民の七割近くが反対であることが本紙と静岡大の共同調査で分かった。県議と市議、町議も六割近くが反対だった。県民の八割以上が昨年五月の全面停止を「よかった」と評価。61%は原発を「少しずつ減らす」べきだと答え、「ただちにやめる」と合わせると、脱原発を支持する意見は八割近くに上った。調査は今年二月、無作為に選んだ県内の有権者二千人と議員七百六十九人に質問書を郵送して行い、首長には手渡しした。回答の回収率は県民が79%、議員が70%で、首長は全員から回答を得た。
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★3.茨城の集会に参加したあと、東京のヒューマンチェーンへ4人で参加
これからも原発なし社会をめざす活力を
茨城でも東京でももらった1日 (脱原発ネットワーク茨城 森)
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3月11日、各地でデモやイベントが行われる中、茨城県のつくば市でも約300人の参加者で『さよなら原発つくばアクション&パレード』が行われ、午前中はチャリティーバザーや模擬店、福祉作業所や地元農家のブース等で手作りで温かく和やかな雰囲気で過ごし、午後から集会を始め、14:46には東日本大震災で犠牲になった方への哀悼の意を込めて黙想をした後、パレードに出ました。
そして、つくばでのパレードの後、脱原発ネットワーク茨城の仲間と4人でTX(つくばエクスプレス)に飛び乗り、ヒューマンチェーンにも参加しました。予想したよりもずっと多くの人達が集まっていて凄い熱気に圧倒されながら茨城からも皆と連帯して繋がれた事に原発立地で犠牲者と加害者にされる関係ではなく、手を取り合い、共に原発をなくし、より良い未来を築ける関係にもなれるのだと非常に頼もしく思いました。
これからも強く結束し、福島を抱き締めて共に原発無しで生きていける社会を実現する為に頑張っていこうという活力を茨城でも東京でも貰った一日になりました。
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★4.<テント日誌3/11(日)>経産省前テントひろば183日目
~ 東日本大震災で亡くなられた多くの方への追悼を胸に、
世界中で「脱原発」を訴えた一日
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多くの方が犠牲になった東日本大震災からちょうど1年目のこの日、福島をはじめ日本の各地、世界各国で、追悼集会・抗議集会が開催される事になっていた。東京の天気予報は、あいにくの「曇り後雨」だったが、午前中から晴れ間も出ている。何とか最後までもってもらいたい。
テントのスタッフの多くが、郡山で開催されている県民集会に参加しているので、どの程度の人がテントに来ているか心配だったが、14時少し前にテントひろばへ着くと、既に多くの方が座り込みをされていた。いつもの日曜日の午後であれば、霞ヶ関周辺は人通りが少なく、のんびりとした空気が流れているが、この日は、抗議行動を前にどことなく緊張した雰囲気が漂っている。日曜の泊まり当番のKさんもすでにテントへ来ており、お互いの行動予定を確認し、テントへ荷物を置いて、喪章を腕に巻き、日比谷公園の中幸門へ向かった。
かもめ広場から日比谷公園に入り、集会場所に向かうと、すでに集会が始まっていた。主催団体の「首都圏反原発連合」の各団体の幟が立つ中幸門を中心に日比谷公会堂の前のスペースには、たくさんの人。ざっと見て、2000人はいるだろうか。集会参加者は老若男女。若い女性も多く、外国人の姿も多く見られる。そんな中、集会参加者に取材のため熱心にインタビューをする海外プレスの姿が目立っていた。遅れて着いたので、中心から離れた場所にいたが、スピーカーの音量が小さかったために、話がよく聞こえなかったのが、少し残念に思った。
オペラ歌手ステファノ・ロドラさんの心の籠った追悼の歌唱の後に、東日本大震災が発生した14時46分に犠牲になられた方へ参加者全員で黙祷を捧げ、15時過ぎに最初の艇団の行進がスタートした。私は、知人が主催メンバーに入っている「エネパレ」が参加する第5艇団へ加っていたが、30分経っても日比谷公園の中で待機している人の数がなかなか減らなかった。後で聞いたのだが、集会中、デモ出発まで、集会場の後の方で待機していたグループがあり、直前に人数が増えたようだ。
15時40分まで中幸門で待機していたが、なかなかスタート出来ないので、一度、テントの様子を見にテントひろばへ戻る事にする。経産省横の坂を上り、テントの方を見ると、人だかりが出来ている。「うーん、やっぱりいつもの某排外主義者の団体が来ているのか。」テントの前まで来ると、テント前で座り込みをしている人の前に、警官隊を間にして、テントのスタッフといつもの某排外主義者の集団40人くらいが睨み合っていた。某排外主義者団体の人達は、相変わらず、差別的な表現で口汚なく罵っている。テントへ来て下さった方々へ嫌な思いをさせてしまった事を、本当に申し訳なく思う。某排外主義者の集団は暫くヘイトスピーチを行っていたが、日比谷公園を出発したデモ隊の第一艇団がテントひろばの前に来ると、戦々恐々となっていた。その後、ドラム隊の大規模な第二艇団が通過した後に、状況を察したのか、早々に切り上げて帰って行った。
その後も、次々とデモの艇団がテントひろばの前を通過して行った。デモ隊からは、「テントを守れ!」と嬉しいシュプレヒコールも。テントひろばにいらしていた人達も沿道で声援を送り、一緒にコールをし、お互いに手を振って、声援を送りあった。デモ隊がテント前を通過して日比谷公園へ向かうのとすれ違う格好で、デモを終えた多くの人達が、続々と日比谷公園方面から国会議事堂へ向かって行った。事前の見積 もりでは、千数百人で国会を囲めると言う事だったので、間違いなく国会を包囲出来る人数だ。途中、テント広場へ寄って下さる方も多くいらっしゃり、本当に有難い。
そんな中、右翼団体の街宣車が6台くらい訪れ、テントとデモ隊へ罵声を浴びせ始めた。警察車両がいたために大きな問題にならなかったが、国会包囲へ向かう人達と接触があったと言う事だった。用心のために国会包囲には参加せず、テントで、18時~予定されている朴保(パク・ポー)さんのライヴの準備のお手伝いをすることにした。
パラついていた小雨も上がり、セッティングがほぼ終了して、さあこれからという段階になって、音響設備の電源をとる発電機を貸し出している事が判明し、大慌てとなった。方々へ確認した結果、国会包囲網へ参加した人が使用していることが判り、急いでテントへ返却してもらったが、結果開始時間が大幅に遅れてしまった。わざわざ、ライヴにいらしていただいたにも関わらず、お帰りになった方もいらっしゃった様で、こちらの不手際で皆さんにご迷惑をおかけした事を大変申し訳なく思う。この場を借りてお詫びをいたします。「申し訳ありませんでした。」
開始時間が大幅に遅れたにも関わらず、朴保(パク・ポー)さんは、約1時間半に渡って、心のこもった演奏と歌を披露してくれた。伝説の反原発ソング「もんじゅ」では、「もんじゅ、もんじゅ、もんじゅを無くそう」とテント前ひろばにいらした多くの方と一緒に歌い、大いに盛り上がっていた。ライヴの間、テントの中でお話をしたいと言う女性もいらして、中に入っていただき、少しだけお話をする事が出来たが、ライヴの手伝いなどがあり、十分にお話する事が出来なかった。「懲りずに又いらして下さいね。また、お話しましょう。」
ライヴが終了して片づけが終了した頃には、テントは通常の静けさを取り戻した。ライヴの間、受付でお名前を書いていただいた方の人数を数えたら、480名以上。記名していただいていない方も含めると、500名以上の方が訪問してくれたのではないかと思う。多くの人に来ていただき、たくさんのカンパも頂戴した。色々な事があった一日だったが、デモのコールで応援して下さった方も含め、本当に多くの人がテントの存在を知り、応援をしてくれている事を実感出来た一日だった。今まで、テントを維持するために手伝ってきて本当によかったと思う。
翌日、全国各地・世界各国で開催された追悼集会や抗議行動について、世界中の報道機関が報道していた。日比谷公園のデモ・国会抗議行動に参加した人数は主催者発表で、約1万人。たんぽぽ舎のHさんに聞いたところ、議事堂前の議員会館の前の道路への立ち入り規制が行われていたために完全に包囲する事は出来なかったものの、ほぼ国会議事堂を包囲する事が出来、人間の鎖は三重になっていたらしい。まさに歴史に残る一日になったと思う。改めて主催された方々の努力と参加者の皆さんに感謝したい。「有難うございました。」
また、この日は、ドイツ、フランス、ニューヨークなど、世界中で追悼集会や抗議行動が行われた。「3.11」は我々日本人にとって、決して忘れられない一日であるが、この日を「世界中の原発をなくすきっかけとなった一日」に出来るよう、これからも努力したいと思う。残念ながら、私は国会包囲行動に参加する事は出来なかったが、国会議事堂の抗議行動を終え、財務省の横の坂道をテントひろばへ向かって降りてくるキャンドルライトの幻想的な灯りの列は、鮮明に印象に残っている。この日は、一生忘れられない一日となるだろう。
(Toku-san)
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【編集部より】
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