小出先生、マダラメ氏の謝罪「お詫びして、どういう責任をとるのか?」
- 2012年 3月 14日
- 交流の広場
- 原発小出裕章松元保昭
みなさまへ 松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」3月12日、13日分の転送です。
3・11のデモについて、「今回のような盛り上がりがどこまで続くのか不安もあるが、ひとりひとりが自分の意思で参加しているところに希望がある」、と語っています。
また13日には瓦礫の再利用について、「関東大震災は放射性物質がない時代、公園などつくるのはもってのほか。セメントの原料はすべて所有者の東電に持っていくべき」といいます。
チェルノブイリとの比較についても、「距離の比較は意味がなく、放出された放射性物質はほぼ同等。むしろ福島のほうが人口密度は高く、それだけ深刻です」「文科省は過小評価をする前に責任をとれ」ときびしく批判しています。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。http://hiroakikoide.wordpress.com/
=====12日のお話======
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。水野さん、福島の郡山での脱原発イベントに行かれて、1万6000人来たそうです。会場は野球場で、外野席の芝生は放射能の懸念で立ち入り禁止であったそうです。放射線量が高く、それを映像で見せられないと水野さん言われました。詳細な報告は金曜日にされるそうです。
原発のニュース、世界で脱原発デモであり、平野さん、ドイツのメルケル首相、脱原発は正しかったと言っており、フランスもサルコジ氏、大統領選挙は厳しい情勢であり、「ハチドリの一滴」、アンデスの伝承話(森が燃えて、ハチドリのみ水を飲んで水滴で消そうとするが、みんなハチドリを笑うものの、ハチドリは自分にできることをしているだけと言った)、これは脱原発、ボランティアにも通じる、市民の力が大きくなるということを言われました。リスナーより、大阪の脱原発デモに参加して、小学生の子供と行くと、避難している人と知り合い、子供がこの方の話を理解したと言うのです。
大飯3,4号機の再稼働を差し止める仮処分を、住民が大阪地裁に提起です。国の指針は間違いとしています。活断層地震が起きるor大津波の危険性を指摘しています。
そして、デタラメ氏こと斑目氏、精神的な限界として退任するそうです。原子力規制庁の発足は遅れており、しかし、それでもデタラメ氏辞任します。デタラメ氏、原発事故を防げずと謝罪です。
そして、小出先生のお話、デタラメ氏の辞任、お疲れだろう、自分がデタラメ氏なら1年持たない、辞めたいというのは当然だが、安全委の一人で責任あり、お詫びをして、どう責任を全うするか聞きたいのです。これから原子力を進めるのか、止めるのか、聞きたいのです。
リスナーより、京都の円山公園でイベントがあり、バイバイ原発3・10、立ち見、会場に入れない人もいて、6000人集まり、全世界で原発反対行動が行われ、小出先生、脱原発の盛り上がりにどう感じられたかについて、難しい質問だが、原子力を進めるには大きな力があり、止めてほしい運動の力は小さかった。大きな声になったこともあった(チェルノブイリ)がそれが小さくなり、今回の盛り上がり、いったいどこまで続くのか、正直に言うと不安だが、今は誰かが笛を吹いてついていくのではなく、一人一人がお金も関係なくやっているので、希望も感じると言うことでした。
オーストリアでこういう動きが原発を変えて、オーストリア、原発を作ったのに、完成したものを国民投票で78年に放棄し、完成せず放棄したのです。ウィーンの近くなのですが、どうしてそういうことが出来たか、チェルノブイリ後にウィーンでアンチアトム国際会議があり、ウィーンのデモ行進があり、日本のデモ行進はどこかが動員してシュプレヒコールを上げるものなのですが、ウィーンのデモは号令なし、自発的に人が集まり、合流し、違うプラカードを立てて、乳母車を押す人もいて、一人一人が参加するものであり、こういう人がいれば原子力は止めさせられると思った。3月10日、日本もここまで来たと思われたのです。
私も3月10日は小出先生とともにデモしまして、感慨深いです。これをお知らせいたしました。
======13日のお話======
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。水野さん、福島に行かれて、大阪市の橋下氏について聞かれ、また、福島では子供を守るために教師が大変なのだと言うことでした。
原発のニュース、韓国の原発で、12分間全電源喪失が2月9日にあり、それが報告されたのが3月12日で、この原発は1978年に出来た韓国最古の原発で、周辺住民より不安が上がっています。寿命は30年なのに、どこかで聞いた話なのです。電源喪失が長引けばメルトダウンなのです。
アメリカに運転停止中の原発の火災、重要なところが家裁であり、運転中ならエライことになっていたのです。去年6月の事故で、90分間使用済み燃料プールの電源が無くなっていたのです。
そして、小出先生のお話、瓦礫処理についての野田総理の発言、全国でやってくれ、瓦礫の再利用をして、横浜の山下公園は関東大震災の瓦礫で出来ていると野田氏は言うものの、「困った人だ」と思うのです。関東大震災には放射能はなく、今は原発で放射能が広島原爆何百発のもの、環境を汚染しないわけがないのです。総理、津波から守る防潮林、避難する高台にすると言うものの、小出先生、「首相官邸を作ってほしい」と言うことです。議員宿舎、東電の建物を作ってほしいのです。
企業で瓦礫処理が進み、汚泥をセメントにすること、問題点はあり、焼却したら高濃度の放射能の塊が残り、小出先生はコンクリートにしても、東電の所有物であり、東電が自分で使う、事故収束にいるコンクリートにすべきと言うことなのです。
平野さん、横須賀では産廃の深いところに捨てたらOKと言っていることについて質問があり、放射能は産廃と混ぜてはいけない範疇であり、事故があったから変えるのは誤り、放射性物質として扱い、集中管理が必要なのです。
文科省のことで、福島のセシウム137が、土地を汚して、土壌への蓄積をチェルノブイリと比較して、1/8であると言い、リスナーより、安心していいのか、素直に信じられないと言うことで、小出先生の読んだ記事だと、チェルノブイリからどこまでセシウム汚染があったかの距離が福島は1/8であるということであり、1平方メートル15万ベクレルの地域がどこまで広がっているか、チェルノブイリは250km、福島は32km、単なる距離でチェルノブイリの1/8ということで、「まったく意味のないことを言っている」、原発から出た放射能は気象条件により流れが変わり、問題は距離ではなく、面積で、面積比較は行われていないのです。
平野さん、事故時、アメリカまで汚染されたと言うことで、250kmは意味なしと指摘され、またホットスポットもあり、事故矮小化の意図と言われて、小出先生、「なんでこんな無意味なことを言うのか」と思われるのです。
面積で考えるなら、海に出たものが多く、福島は東が全て海で、西風が吹き、陸に落ちた以上海に落ちており、海の汚染も調べないといけないのに、日本政府は言いたくない模様です。陸地の、線による比較に過ぎず、我々はこうして小出先生のお話で理解できるのです。
文科省、チェルノブイリの1/8、一ケタ小さいと言い、小出先生、原発は絶対事故を起こさないと国も言ってこの事故、この責任が誰にあるのか、処罰が必要で、文科省も責任があり、責任を明らかにしないといけないのに、この程度で収まったと言い訳しているのです。
小出先生、チェルノブイリと福島を比較して、海も入れたら同等、チェルノブイリと福島の人口密度がかなり違い、福島の方が被害が大きいと懸念されるのです。
今日も小出先生のお話をお届けいたしました。
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