「政治が原発の安全を決めてはいけない」など―地震と原発事故情報【TMM:No1401】
- 2012年 3月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年3月27日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.政治が原発の安全を決めてはいけない
これは世界の常識、日本の首相は非常識
原発の再稼働を阻止しよう (柳田 真)
★2.風評被害などでは無い!!(下)
年間1ミリシーベルトを超える地域、現実にそこには脅威が
(たんぽぽ舎 山崎久隆)
★3.<テント日誌3/24(土)―経産省前テントひろば196日>
もうすぐ原発0稼働 勝ってかぶとの緒を締めよ
3・24一万人超の行動 テントビラは飛ぶように人々の手に
★4.緊急 院内集会のお知らせと訂正
3月28日(水)衆議院第2議員会館
★5.フィルターいまだゼロ-国内全原発の排気筒
排気フィルター未設置は世界の常識に反する
前線施設 被ばく対策遅れ
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┗■1.政治が原発の安全を決めてはいけない
│ これは世界の常識、日本の首相は非常識
│ 原発の再稼働を阻止しよう
└──── (柳田 真)
1.原発に全くの素人の政治家が、原発の再稼働・安全を判断して決めるという。これは100%まちがいだ。「世界の常識」に反する。「政治」が原発の安全を決めてはいけないというのが世界の常識である。
2.原発を扱う専門の技術者集団・役所が判断する。ところが日本の経産省原子力安全保安院は、福島事故を防げず-を始めとして、数々の誤り・失態を演じてきた、落第組織である。原子力安全委員会の班目委員長は(かねてより非常に間違いの多い人だが、その人さえ)次のように言っている。
「1 原子力安全委員会は原発の安全性を確認するところではない。ストレステストの結果は運転再開に必要な根拠を与えるものではない。2 ストレステスト結果は再開の是非とは切り離して考えたい。ストレステストを運転再開と結びつけている国は世界のどこにもない。」
3.原発の再稼働反対が政治の焦点です。
なんとしても阻止しよう。全力を傾注しよう。
首相官邸への抗議行動や周辺自治体へのハガキ、FAX、TEL、電子メールなど、やれることをやろう。
4.送付先
◇野田佳彦首相 TEL 03-3581-0101 post@nodayoshi.gr.jp
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-3-1
◇枝野幸男経産大臣 TEL 03-3501-1511 FAX 03-3591-2249
〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関1-3-1
◇藤村修内閣官房長官
東京事務所 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2
衆議院第ニ議員会館1111号室
TEL:03-3508-7074/FAX:03-3591-2608
◇細野豪志原発事故担当相
(正しい肩書きは、環境大臣
原子力発電所事故収束・再発防止担当大臣
内閣府特命担当大臣(原子力行政))
国会事務所 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館620号室
TEL 03-3508-7116 FAX 03-3508-3416
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┗■2.風評被害などでは無い!!(下)
│ 年間1ミリシーベルトを超える地域、現実にそこには脅威が
└──── (たんぽぽ舎 山崎久隆)
3.空間線量問題
法律は年間1ミリシーベルトが一般人の限度と定めている。この基準は長い間の放射線による影響を受け続けてきた結果として決められた。大きな犠牲の下で蓄積された知見の、一定の到達点である。
これはいかなる理由があろうと、勝手に値切る権利など誰にも無い。
そこで問題になったのが、福島県内を中心に存在する高い空間線量を記録する地域だ。外部被曝線量だけで1ミリシーベルト/年を超えてしまう地域は、自動的に違法状態にある。
低線量被曝は健康に良いとか、ほとんど影響は無いなどと主張する人もあるが、それとこれとは何の関係も無い。
マリファナが仮に健康増進効果があって体に良いとしても、そんなものを吸っていたら大麻取締法違反で間違いなく捕まる。
空間線量が1ミリシーベルト/年を超えてはならないのは法律である。それが健康に良い影響があろうと無かろうと法定されている基準を超えれば違法なのだから、解消する義務が法的にある。その責任を負うべき第一は東京電力であることは論を待たない。発生者責任が原則だ。そうでなければ水俣病でチッソに賠償請求などできないことになってしまう。
次に行政には法令遵守義務が当然にしてある。勝手に法定基準を超える被曝を強要するなどあり得ない。
これが法律なのだから当然である。
年間1ミリシーベルトを超える被曝が懸念される地域は、線量が下がるまでは、原則として避難区域とすべきである。間違ってもそこに居ることを懸念する人々に対して「風評被害」などと言ってはならない。現実にそこには脅威があるのだから。
4.観光問題
放射性物質に高濃度汚染された地域への観光が止まるのは自然なことだろう。猪苗代湖や会津若松市への観光が激減しているという。日光や茨城県北部も同様のようだ。
放射能汚染により空間線量が高くなっている地域への観光が激減するのは仕方の無いことだ。誰もが被曝したくない。観光とは、心身のリフレッシュのためにすることだろうから、誰しも、わざわざ被曝するところを選ばない。
今は、東電に補償を要求することが唯一の解決の道だ。
それに加えて、地域の汚染地図を作り、何処がどれくらいの線量であるかを細かく知らせることが、観光地を回復させる唯一の方法だろう。被曝線量が低い地域があるのならば、その場所を起点に回復を図るほかは無いだろう。
もちろん、実態として放射能汚染がある以上、こちらも「風評被害」などではない。
5.まとめ
福島第一原発の原発震災において、「風評被害」は存在しない。なぜならば、そこに放射能汚染が存在するからだ。日本全部が忌避されるような自体となれば、風評被害だと言いたくもなるが、しかし海外で起きている日本製品を全部忌避する動きにしても、残念ながらそれを招いたのは日本政府や行政に他ならない。情報を隠し、実態を明らかにしない以上、安全側に立って判断せざるを得ないと言われればどうしようも無い。メタミドホス事件や農薬混入事件をきっかけに中国野菜を全部忌避した経験のある人も日本には大勢いる。情報の秘匿という意味では当時の中国政府と今の日本政府はほとんど同じだ。
例えば日本から輸出された中古車に放射能汚染が多数見つかるなどということが起きてしまえば、世界中が警戒感を持ち、安全側に考えるならば日本のものはとりあえず避けようと考えるのは自然なことだ。
原発震災が起き、たくさんの車が福島から出始めた時点で、車両のスクリーニングをちゃんとおこない、特にラジエータ付近やフィルターやフロントグリルなどを測定していれば、汚染された車が各地に出て行くことを止めることは出来た。しかしそれはほとんど行われず、汚染された車が中古車として海外に輸出されて初めて、問題の大きさが認識される結果となった。
一事が万事この調子なのだ。これでは日本政府が、日本製は危険だと触れ回っているに等しい。
情報を出さない、対策を取らない、人を護らない。そのうえ核のゴミを拡散させる。放射性物質の危険性を過小評価し続ける。これでは人々は自衛するほかは無いのだ。
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┗■3.テント日誌3/24(土)―経産省前テントひろば196日>
│ もうすぐ原発0稼働 勝ってかぶとの緒を締めよ
│ 3・24一万人超の行動 テントビラは飛ぶように人々の手に
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一千万人署名達成祈願、日比谷集会。小雨模様の中「テントひろば」のビラをみんなでまく。
このデザインこの群像諸人物配っていても、ユニークで強く、誇らしい。野音入り口で、呉越同舟のビラ配り。しかし、脱原発・反原発以外の集会破壊分子は、公安関係のみか。
「今日、右翼くるよ」と公安に囁かれていたので、ビラ配りの後、テントへ戻ろうと思ったところ、「走れ! コウタロウ!」が聞こえてきた。一目だけでもあの歌手を見ておこうと会場に入り、そうこうしているうちに、たんぽぽ舎で活躍中のTさんにお会いし、いつものごとく、ご教授いただく。
「みんなが目を背ける原子力ホロコースト論なんだけど、同志というよりは先輩がいないわけではないようなんです」「肥田舜太郎さんの一番新しい新書に、事故ならずとも、北海道・沖縄の一部を除いて、放射能被ばくによる障害、疾患者の発生率は、原発周辺で多いことは、否定できない、と書いてありますよ」「放射線や電磁波と遺伝子の関係、ちゃんと知りたいです」「アメリカの遺伝子組み換え企業の海外進出の危険性も誰かにスペースたんぽぽでやってもらわなくちゃならんかね?」などなど話しているうちに、気がついたら、デモに出てしまっていた。
[別の声]その間、デモの出発を待つ市民団体の隊列にテントのビラを4人でまく。ビラを受け取る手が次々と出てきて飛ぶようにまけていく。一万人を超える規模と聞いても、まだまだと感じるほどに、デモなれしてしまっている。去年の同じ頃、(3・11前)大物のくまさんと同じ場所をあるいていたが、たったの20人くらい。常盤橋での解散集会もそそくさとみんなでテントに帰る。
[別の声]テントの前では、組合関係のデモが通っていくのに合わせてシュプレヒコールを共にしながらテントのビラをまく。デモ隊の中から次々とてが差し出されてこちらも飛ぶようにまけていく。その後、テントひろばの4日間連続の経産省抗議行動の2日目として、30人ほどで抗議行動。川崎や富山の人もアピール。
経産省本館前で、F代表がストレステスト批判を強い調子で演説中。受付のYさんに「右翼こなかったですか?」「右翼も左翼も邪魔しにこなかったよ」。頼まれ仕事をしようとしていると、一通の封筒が届いた。「くまさんへ。U Mの署名。合唱曲『悪魔の飽食』にこめること。松村高夫。・・・緩慢な大量虐殺!フクシマにより、人類史はこれまでとはまったく異なる段階=「緩慢なる大量虐殺」の段階に、本格的に(序曲的には広島・長崎でしたが)入ったと考えざるを得ません。・・・ 」U.Mさん、コピーほんとうにありがとうございました。
それから椎名さん、Yさんの指導で、かんしょ踊りのレッスン。再度、三度と、経産省前抗議行動は、催される。明後日は、テントひろばも共催に名を連ねる、東電前抗議行動へ参加する。そのとき、東電管内の原発は稼働0となる。そして、日々、経産省前抗議行動は、続く。
責任ある政府代表が、全原発の廃炉宣言をするまで、てぬかりなく、抗議行動を続ける。第2テントでは、集会後の懇親会が夜更けまで開かれた。ぬかるな!
”It had all just begun! ”(Q 記)
★『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
メール → tentohiroba@gmail.com
[このひろばは討論の場でもあります。意見・主張をお寄せ下さい。誠実で真剣な討論は、より深い共感へと達するものと確信しています。意見交流のために可能ならばメールアドレスを付記していただければ・・との声も届いています。]
◎『原発いらない』Tシャツ、何も考えてない人たちもファッション感覚でみんな着たくなるようなやつ つくって売り出したらどうかな!(S・A)
→神奈川の人達は早くからTシャツアクション(1文字ずつ書いた揃いのTシャツで1列に並ぶとメッセージになる。街中でも簡単にデモンストレーションになる。)とか、「さよなら原発」と書かれた簡単なバッグを作成販売されています。このバッグは大変好評で、とても広がっています。3・10の郡山の会場でも販売されていました。(テント日誌担当者)
◎撤去されそうになったら15分で駆けつけます。twitterで呼んでね。
◎はじめまして。「原発とめよう群馬」メンバーの秋本と申します。明日テントひろばの皆さんにお会いしたいと思います。何か差し入れをしたいと思いますが、何か必要なものはありますか?
◎【必見】オーストリア・ツヴェンテンドルフ原発・・・一度も稼動しなかったので《内部を360度パノラマで見られる・貴重な映像》オーストリアのツヴェンテンドルフ(Zwentendorf) 原発は1972年にマーク1型沸騰水型原子炉を持つ原子力発電所として建設が開始されましたが、1978年の国民投票で稼動をしないことになり、一度も動かさず。この原発の内部を詳しく見ることのできるページです 。《後半の方ジャングル必見です》 ・・・
http://zwentendorf.com/Tour_AkwZwentendorf/tour_AKW_Zwentendorf.html
(A・Y)
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┗■4.緊急 院内集会のお知らせと訂正
│ 3月28日(水)衆議院第2議員会館
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再稼働をさせないことが喫緊の課題です。3月26日、福島県知事と福井県議議長あて「再稼働を認めないことを求める要請」をしました。
もうひとつは、東電の電気料金値上げ問題です。東電の狙いは儲けの過半を占める家庭の電気料金です。許せるものではありません。
★怒れる人は参加を! ★院内集会に参加を!
日 時:3月28日(水)14:00~17:00
「電気料金値上げと新電力(特定規模電気事業者=PPS)」
場 所:衆議院第2議員会館第4会議室
第1議員会館とお伝えしましたが、第2の間違いです。
お詫びし訂正します。
資料代:500円
主 催:反原発自治体議員・市民連盟
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┗■5.フィルターいまだゼロ-国内全原発の排気筒
│ 排気フィルター未設置は世界の常識に反する
│ 前線施設 被ばく対策遅れ
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(東京新聞3月27日(火)朝刊より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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【編集部より】
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