「4月11日(水)夕方、日比谷へ!再稼働を全力で止めよう!」など―地震と原発事故情報【TMM:No1404】
- 2012年 3月 30日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年3月29日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.4月11日(水)夕方、日比谷へ!再稼働を全力で止めよう!
関西電力東京支社、経産省、国会・首相官邸へ、再稼働NOの声を
★2.福井県庁と福井県議会へ、要請書を提出しました
「原発再稼働」やめて!全国の議員と市民から
(布施哲也/反原発自治体議員・市民連盟)
★3.<テント日誌 3/25(日)―経産省前テントひろば197目―>
~経産省前4日間連続抗議行動 「東電管内原発ゼロ前夜祭」~
★4.新聞・雑誌から
◇断層連動やM9想定を 14原発で再検討、保安院指示へ
(3月29日 東京新聞)
★5.本(小冊子)の紹介
◇プラント技術者の会より、「ストレステスト」の問題点を整理した小冊子
『原発・危険な再稼働への道―ストレステストQ&A』
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┗■1.4月11日(水)夕方、日比谷へ!再稼働を全力で止めよう!
│ 関西電力東京支社、経産省、国会・首相官邸へ、再稼働NOの声を
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原発ゼロをめざして、再稼働を全力で、みんなの力で止めましょう。
今、日本の原発54基中、動いているのはわずか1基です。しかし電気は大丈夫です。原発なしでも電気は大丈夫なのです。原発再稼働(=もうけたい)は第二の大惨事への道です。地震が心配、余震が心配です。
福島原発事故もいまだ原因が究明されていないのに、また、ストレステストでは安全の証明にならない(斑目原子力安全委員長の発言)のに、強引に再稼働を進めるのは全く許せません。
福島事故を防げなかった原子力保安院が、その反省もなく「原発再稼働は安全です」と言っても、国民は信用しません。再稼働を止めるために4月11日の大行動に参加しよう。あなたのできることをやろう。
4月11日(水)午後6時、日比谷公園中幸門へ集合、午後7時デモ出発 関西電力、経産省をまわり、国会へ向かいます!
主催 再稼働反対!全国アクション
┌─(3月28日 中日新聞 CHUNICHI Web)──
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■2.福井県庁と福井県議会へ、要請書を提出しました
│ 「原発再稼働」やめて!全国の議員と市民から
└──── (布施哲也/反原発自治体議員・市民連盟)
政治判断とか、四人で決めるとか、原発の再稼働のことが聞こえてくる。でも私たちは承知している。財界の意向に沿った官僚の意思によるものだということを。民主党政府は、その筋書きに乗っているに過ぎないことを。連盟では、再稼働を目論んでいる、泊、志賀、大飯、島根、伊方の五つの原発に標準を定めた。
そして、原発の30キロ圏内の県と道、市町村を合わせて56の自治体の長と議長に、「再稼働阻止」の要請書を送付した。この要請に対しては、「全議員に要請書を配布しました」「議会で同趣旨の議決をしました」等の報告が届いている。
大飯原発の3・4号機の再稼働を阻止するため、福井市で実施された集会とデモに参加した。その翌日の26日には、8名の議員と市民で県知事と県議会議長あてに、「大飯原発の再稼働に反対する要請書」を提出する。原発立地の知事と議会の意向が、重要な意味を持つからだ。
議長あての要請書は、議会事務局が親切な対応(これが通常のこと)をし、全議員に要請書を配布して、その趣旨を伝えるとの説明を受ける。でも、知事あての要請書は、唖然・憮然となる。この種の扱いは「原子力安全対策課」という部署だという。
そこまではいいのだが、文書は通常は受け取らないと説明を受ける。議会もそうだが、事前の電話のやりとりなのだが唖然となる。それでも受け取ることは受け取ると、確約をさせる。当たり前のことだ。知事との面談を強要するわけではなく、たかが(言いたくないが)文書一枚のことなので、当方は憮然となる。
聞けば、当日は地元の市民団体も要請書を持参していたが、こちらも冷たい扱いをされた様子。いつもの対応なのだという。福井県原子力安全専門委員会の委員が、関西電力からカネをもらっていた報道されていた。原子力「推進」課と間違えてしまう県職員の傲慢な対応に接し、当方のいたらなさを知る。持参するのが同じ紙でも、その印刷の内容が違っていたと。顔と数字が入っていればよかったと、なぜか納得してしまう。怒、怒、怒。
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┗■3.<テント日誌 3/25(日)―経産省前テントひろば197目―>
│ ~経産省前4日間連続抗議行動 「東電管内原発ゼロ前夜祭」~
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今日は、東電管内の原発が全機が止まる記念すべき日の前夜祭。
前日には、「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」が東京・日比谷、柏崎刈谷原発がある新潟、泊原発がある北海道で同時開催された。デモ参加人数は主催者発表で、日比谷が9000人、新潟600人、北海道1500人、あいにくの天気だったが、再稼働に反対する多くの人達が抗議の意思を表すために、デモに参加された。今日も前日に引き続き、全国各地で原発の再稼働反対を訴える集会・デモの開催が予定されている。東京は朝から良い天気。東京では、二日続けてのデモとなるが、大飯原発のインチキストレスと安全委員会による不当な「妥当」という見解に抗議の意思を明確に示すためにも多くの人に参加してもらいたい。
私は、テントひろば主催で金曜日から始まった「4日間連続抗議行動」の3日目が、16時から経産省前で行われる予定になっていたために、デモには参加せず、宿泊当番の準備をして霞ヶ関へ向かった。16時に経産省前に着くと、すでに15名くらいの方が集まっていて、ちょうど集会が始まるところだった。司会のYさんの話では、東京の集会とほぼ同時刻に大飯原発の前でも経産省前テントひろば、たんぽぽ舎のメンバーも参加している抗議集会が開催されているという。前日の「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」に引き続いて、全国各地で再稼働に反対をする声が上がり、抗議行動が連動して行われている事を実感する。
集会の冒頭に、司会のYさんからこの日の朝日新聞の朝刊に掲載された「大飯原発の地元の福井県で原発の安全性を審議する福井県原子力安全専門委員会の委員12人のうち、4人が2006~10年度に関西電力の関連団体から計790万円、1人が電力会社と原発メーカーから計700万円の寄付を受けていた」というニュース(http://www.asahi.com/national/update/0325/OSK201203240241.html)
が紹介された。記事によると、金銭を受け取った5人の委員はいずれも安全性評価への寄付の影響を否定しているとの事だが、(「そりゃ、そうだろ。泥棒は、私は泥棒ですとは言わない。」)大飯原発3、4号機の再稼働について福井県は、県原子力委に助言を求める見通しらしい。私から言わせてもらえば、「大飯も伊方も最初から『再稼働ありき』の出来レース。全くインチキのストレステストを無責任な安全委員会を使って『妥当』と評価させ、業界とズブスブな地元の安全委員会に追認させた上で地元了承をとり、最終的に政府が『政治判断』というマジカルワードを使って再稼働するというシナリオ。おそらく、大飯・伊方以外の原発も全く同じ構造で再稼働させる気なのでしょう。」地元住民の方々は、自分達の安全を無視して再稼働の話が進められるこのような状況をどのように受け止められるのでしょうか?福島第一の事故があったにも関わらず、利権を守るために国民の安全を無視する形で、産官業学が一体となって、なりふり構わず、再稼働しようとしている事に、我々国民は怒り、今こそ反対の声を上げるべきだと思う。
この日の霞ヶ関界隈は日曜日という事もあり、人通りは少なく、経産省の建物も灯りがついている部屋は、数えるほどしか無かったが、それでも、抗議に集まった約20人の市民が、順番にマイクを握り、休日出勤している経産省の官僚に対し、それぞれの言葉で、原発の再稼働を止めるように訴えた。彼らの心に我々の声が届き、今までのやり方を見直し、原発を止めるために行動を起こしてもらう事を切に期待をしたい。
抗議行動に合わせて、テントには多くの方が来て下さり、抗議集会の後は、第1テント、第2テントの中で、それぞれ遅くまで話に花が咲いていた。私は第2テントの話の輪の中に加わった。その中で、TPPと法律改正の話から、大店法の話と小規模小売業の話になり、福島出身のTさんが、「国や自治体が助成をして、地域のシャッター通りに福島から避難してきた自営業者の人に住んでもらい、商売をしてもらえば、活性化にもつながると思う」という話をしていた。縦割で仕事をする役人だけでは決して出てこない素晴らしいアイディア。なんとか、このような良いアイディアを実現出来ないかと思う。立場が違う人達が色々な事について、真面目に話をすることで、良いアイディアが生まれる。様々な人が集まり、忌憚なく意見を交換出来る場所という「テント」の良さを実感した。
11時にお開きになり、見張り番のローテーションを決め、この日もKさんと一緒に深夜の時間帯の見張り番を担当する。お彼岸を過ぎてもまだまだ夜の寒さは厳しい。3時までの見張り番を終え、4時間ほど睡眠して、朝7時に目が覚める。テントの外に出ると、テント入口のところのポールに「脱原発まであと1機」という小さなメッセージが張られていた。25日の深夜23時59分に東電管内で唯一稼働していた柏崎刈谷6号機が定期点検のため、運転を停止したという事だ。1年かけてやっとここまで来た。現在稼働している原子力発電所は、全54機中、北海道泊原発3号機のみ。泊原発も5月5日に停止の予定という事。原発全機停止を実現し、同時に、国民の安全を無視して進められようとしている大飯原発・伊方原発の再稼働へ向けての実態を多くの人達に知ってもらい、国民の手で再稼働を阻止し、本来取り組むべき、福島への賠償、子供達を放射能から守る施策を一刻も早く実現出来るよう、これからも声を上げていきたい。
(Toku-san)
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┗■4.新聞・雑誌から
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◇断層連動やM9想定を
14原発で再検討、保安院指示へ (3月29日 東京新聞)
経済産業省原子力安全・保安院は28日、活断層が連動して地震を起こしたり、海溝付近でマグニチュード(M)9.0規模の地震が起きたりすることも想定する必要があるとして、全国14カ所の原発で最大の揺れを再検討するよう電力事業者に求める方針を明らかにした。活断層の連動については、1~2カ月中に結果の報告を求める。同日の専門家からの意見聴取会で示した。
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┗■5.本(小冊子)の紹介
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◇プラント技術者の会より、「ストレステスト」の問題点を整理した小冊子
『原発・危険な再稼働への道―ストレステストQ&A』
ホームページから無料でダウンロードできます。
http://park1.aeonnet.ne.jp/~foisj/stpamph.pdf(2.2MB/40頁)
プラント技術者の会の皆さんが昨年夏以来取り組んできたストレステスト。「ストレステスト結果を原発の再稼働条件と結び付けることは不当」との結論に至ったとのこと。
『再稼働問題が極めて緊迫する現在、原発問題に関心を持つ多くのみなさん、特に原発立地や周辺のみなさんの活動に、このQ&Aが少しでも役立つことを願って作成したものです。是非ご活用ください。また広く転送下さい』
なお、印刷した小冊子をたんぽぽ舎で扱っています。(1部200円)
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【編集部より】
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