再稼働阻止闘争の動きから(6月23日~7月1日)
- 2012年 6月 22日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年6月22日 連帯・共同ニュース第267号
■ 最近の政治的動きはやり切れない気持ちをもたらすところがある。何をやってもという思いにさせるところがあるのだ。気持ちは内向し、新聞等読みたくもないという心的状況にする。これはいまにはじまったことではない。日本の体制や権力が人々に同意を取り付ける形態であり、強権政治を可能にして行く動きである。政権交代の後に出てくる政治の姿の可能性のひとつとして予測されたものだ。壊れゆく社会や政治の制度にしがみつき、既得権益を守ろうとする保守というよりは反動的動きである。壊れゆく社会を変革に結び付けること、それが政権交代を支えた人々の欲求であった。政権交代が強権政治という反動に転じ初めている今、人々の気持ちも希望から絶望に変わりつつあるかもしれない。しかし、視線を変えて見れば希望もある。それは人々の体制や権力に向けられた意志や声であり行動である。その持続であり、強さだ。一人一人は己のこころに問いかけながら声をあげ行動しているのだろうが、それは自己にとってだけでなく他者にも希望や可能性としてある。既得権益の体制(権力)、それこそが日本の官僚制の本質だが、彼らの反動的所業と闘おう。闘いの主題はリンクしており、輪をいまこそ作り、広げよう。
■ 連日に渡って様々な場所での行動がある。脱原発についていえば経産省前テントひろばは拠点的な位置を保持している。また、官邸前や東電前、さらには経産省前での行動が展開されている。毎週金曜日の首相官邸前行動は象徴的役割をえんじている。こうした中で6月の終わりまでの主な行動スケュールを提示する。6月23日(土)新宿デモ。14時30分柏木公園にて集会、15時30分新宿東口アルタ前に向けたデモ。久々の新宿デモです。街ゆく人々にアピールしたい。6月29日(金)大飯原発再稼働を許さない!女たちの国会前緊急アピール。13時経産省前テント集合、15時女性議員との院内集会、17時国会前アピール。「原発いらない福島の女たち」をはじめとする女性が中心となった霞ヶ関・国会での意志表示である。
■ 週末には地域での集会やデモ等が企画されている。詳しく紹介できないのは残念だが、テントにはチラシ等も届いているから手に取ってもらいたい。6月16-18日は福井現地の集会やデモ等への参加が皆さんの支援もあってできた。6月30日(土)・7月1日(日)にはおおい町での集会やデモが準備されている。再稼働を目前に控え緊迫する現地での全国結集での行動である。テント前ひろばは参加予定している。(詳細は次号にてお知らせ)。 (文責 三上治)
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