“7.29(日)国会大包囲(脱原発)に行こう”など―地震と原発事故情報
- 2012年 7月 21日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年7月21日(土) 地震と原発事故情報【TMM:No1523】-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.7.29(日)国会大包囲(脱原発)に行こう-たんぽぽ舎も参加します
★2.新聞雑誌より
☆ 線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装
★3.<テント日誌 7/17(火)―経産省前テントひろば 310日目>
<テント日誌 7/18(水)―経産前省テントひろば 311日目>
<テント日誌 7/19(木)―経産省前テントひろば 312日目>
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┗■1.7.29(日)国会大包囲(脱原発)に行こう-たんぽぽ舎も参加します
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7月29日日曜日、午後に集会とデモ、その後国会を大包囲しようという行動があります。
この行動は、2012年3月11日にデモと国会議事堂を包囲した「3.11東京大行進-追悼と脱原発への誓いを新たに-」の次のアクションとして、何ヶ月も前に計画されました。呼びかけのチラシが作られた時、主催者の【首都圏反原発連合】は毎週金曜の官邸前抗議を「ほぼ毎週1000名以上の参加者で」と記しています。
しかし皆さまご存じのように、官邸前抗議の怒りの参加者は毎回まさに膨れあがり、100倍もの人々が集まり抗議の声を上げています。
「原発いらない」「再稼働反対」の声を、今度は国会に向けて、デモと光の包囲でしっかり上げていきましょう。
【日 時】7/29(日) 集会 15:30から デモ出発 16:30
国会包囲 19:00から予定(集会・キャンドル・チェーン)
【場 所】15:30 日比谷公園中幸門 (東京メトロ;霞ヶ関駅、都営地下鉄;内
幸町駅)
19:00 国会周辺
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志
【お知らせ】
★ 国会を光の鎖でつなぐため、懐中電灯(ペンライトのようなものが良)や
使い捨ての光る棒(安い)を持ってきてくれると助かります。
※ たんぽぽ舎の集合場所や、ボランティアについては後日お知らせします。
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┗■2.新聞・雑誌より
| ☆ 線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装
| 朝日新聞の記事より抜粋(連続・関連記事として出ています)
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(省略します―「ちきゅう座」編集部)
※ 原発で働く労働者の被曝を心配していましたが、「やっぱり」という証拠が
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┗■3.<テント日誌 7/17(火)――経産省前テントひろば 310日目>
│ 「死の灰の土」を東電本社・経産省保安院へ
│ 金曜行動~官邸前・永田町・霞ヶ関で同時多発的行動を~
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※ 今回はテント日誌を7/18,19日分も合わせ、3日分掲載しています。
7月17日(火) 晴れ どうやら梅雨が明けたようである。朝から気温がぐんぐん上がり、ともかく暑い。テントには朝から日が当たり、熱せられているよう。朝早くからテントの外の椅子に座る。
6月12日二本松を出発した関さんの「灰の行進」は昨日東京・代々木公園に着き、今日その「死の灰の入った土(福島第一原発事故で汚染された家の庭や畑の土、山林の土や草木、灰)」を被害者の想いとともに、責任元である東電と経産省に届けるという。10時に東電本社前集合ということで、渡辺さん、佐藤さん、森園さんをはじめ、20名近い人がテントを出発。渡辺さんは被曝の恐怖と原発の非人間性を告発する絵や命をつなぐ絵をたくさん描いている。
5人がその土の入った小袋を持って本社内に入って手渡したそうだ。11時に再度テントひろばに集合し、打ち合わせの後、13時に経産省別館に向かった。保安院は「受領することはできないが、お預かりします」という不可解な態度であったという。
活断層の問題が次々と暴き出されている。過去、どれほどにずさんでごまかしの安全審査でもって原発が建設されてきたのかが、白日の下に晒されていく。まさに福島第1原発の事故は”人災”であったのだ。そして大飯原発の破砕帯F-6も活断層の疑いが指摘され続け、再調査ということになった。
それなのに3号機はフル稼働となり、4号機を18日に再起動させようとしている。人々を愚弄し、命を弄ぶやり方に新たに怒りが湧いてくる。そして「エネルギー・環境に関する選択肢」についての意見聴取会で、電力会社幹部の原発推進を求める意見表明が相次ぐ「やらせ」である。原子力ムラは何も反省していないし、何も変わっていないのだ。存続しょうとする限り繰り返すのだろう。それはもう徹底的に解体される以外にないのだろう。
今週の金曜行動には、鳩山元首相も参加を表明していると伝えられている。官邸前、国会前、永田町、霞ヶ関一帯で、同時多発的に多様な行動を繰り広げたい。
( Y・T )
野村修也国会事故調委員が原子力委員会を叱る
保安院・関電が大飯破砕帯現地調査先延ばし
(1)野村修也国会事故調委員が原子力委員会を叱る(原子力委員会定例会議)
国会事故調の結果を既に同委員を解かれた野村修也氏(中央大法科)が報告した。福島原発事故は「依然として収束しておらず被害も継続している」との認識を示し、【事故の根源的原因】は「これまで何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局及び東電経営陣が、それぞれ意図的な先送り、不作為、あるいは自己の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策が取られないまま 3.11 を迎えたことで発生したものであった。」と「人災」であると結論づけ、【事故の直接的原因】については「安全上重要な機器の地震による損傷はないとは確定的には言えない」と政府事故調を批判した。
出席4人の原子力委員は共感を示した。面白かったのは、鈴木委員が黒川委員長の英語メッセージが海外の方に誤解を与える心配があるのではと質問したところ、野村委員が半分逆切れしたのか、そんなことより共感したのならば原子力委員会としてどう反省するのかしっかり考えて欲しいと叱ったこと。
私も先週の委員会で「事故収束に向けた取組のステップ2が完了し、炉心は冷温停止状態に至り」と書いた「原子力関係経費の見積りにする基本方針」を決定しておきながら、「福島事故が収束していない」に共感する原子力委員のいい加減さに怒った。
国会事故調報告にも、原発そのものの問題点指摘が弱い、世界基準を重視し過ぎている、などの問題点があると思うが、原子力委員会の前では野村修也氏が立派に見え、思わず傍聴席から拍手してしまった。
☆<テント日誌 7/18(水)――経産前省テントひろば 311日目>
祭りの後の静けさという雰囲気の中で
7月13日(金)の首相官邸前行動と7月16日の代々木公園での「さよなら原発10万人行動」という二つのおおきな行動も終わってテントも静かだ。美空ひばりの「お祭りマンボ」という歌があるが、祭りの後の悲哀に満ちた気分に似ている。悲哀というと誤解を招きそうで、祭りの後の静けさとでも言うべきだろう。
いずれにしても、独特の雰囲気でテントも静かだ。国会や霞が関では院内集会などあり、休む暇もなくいろいろの動きがあるが、週末になればまた賑やかになるのだろう、と思う。そうなってもらいたい。
急に暑くなってテントの当番も大変である。扇風機ひとつないのだから、暑いなぁーというのが自然と口をつく挨拶の言葉になっている。真夏日の夜は大変だと思ったが、テントをまくり上げ風通しもよくして快適だった。そういえば、子どもの頃は風だけが暑さを凌げるものであり、あけっぴろげの家だったことを思い出していた。
テントでは蚊よけに香取線香をたいているが、蚊帳でも用いるといいのかもと思った。今時、蚊帳なんてどこの家も持っていないかもしれないが、テントの中には蚊帳がつられていたというのはいいかもしれない。蚊帳なんてしらない子供たちに体験させるのもいいことだろう。
エアコンというのは便利だ。確かに熱帯夜を凌ぐのには欠かせないと言う人もいるだろう。でも、エアコンをつけて寝ると身体がだるいし、健康にいいとは思えぬときもある。文明の機器であるだろうが、我々の生活に必要か、どうか、必要ならどうした場面かを考えてみることが必要だろう。エアコン等は無縁のテントで夜を過ごしていると昔の田舎での生活と共にこんなことも考えさせてくれる。
季節感を感じさせなくする生活が文化的生活であるとされ、そこを支配している利便性について考えめぐらす、それは原発について日常的に考えることである。僕は農村で育ってきたから自然の苛酷さも、自然の生み出す矛盾も知っている。だから、自然の単純な賛美をしたくないし、自然を浪漫の対象にはしない。だが、自然を克服する対象として見る無意識も含めた文明史観(刷りこまれてきたものも含めて)を見直してもいる。
毎週金曜日に現れる意志表示の空間は、人々の予測や想像を超えて出現したという意味で自然発生性的に成立しつつあるものと言える。人々(民衆)の政治的空間が歴史的に登場するのは多分に自然発生的であり、意識された政治集団(政治党派やグループ)の指導によってではない。政治集団の指導が大衆化しても同心円的に拡大するだけで、自然発生的なところには届かない。その力も場の形成にも及びつかない。
この自然発生的なところに直接民主主義の意味と力があり、間接民主主義が官僚制に支配されていく基盤を壊す力を持つ。確かに、自然発生的なものの問題もあるが、まずその存在意味を理解し、認識することが重要である。代々木公園での「10万人集会」にも毎週金曜日の行動は影響を与えたが、本当はこの二つの集会は微妙な違いを含んでいる。この違いについて考えているところがあるが、機会あればというところだ。
眠れぬままに深夜の国会通りを歩いた。待機タクシーの運転手と時折雑談を交わしながら、この通りのなかで想像をめぐらしていたのはここを意思表示の場として集まり、そのことで場を場にたらしめていた人々の行動についてだった。この場についてだった。自分もその一人であるのだが、そのことを考えてめぐらしていた。
結論めいたものは出てこなかったし、必要ないが、頭から離れない。屋根裏の散歩ならぬ深夜の国会通りの散歩もいいものだというのを発見した。政治家たちが夜な夜な怪談をめぐらしている辺りだろうが。
(M/O)
☆<テント日誌 7/19(木)――経産省前テントひろば 312日目>
日常の中で、闘いは絶え間なく
全国に広がる金曜行動の中で
7月19日(木) 晴れ後曇り 一時雨
今日は朝から水俣病患者会の方々がたくさん来訪されたようだ。7月10日の日誌でもふれたように、水俣病の症状がありながら国の「線引き」では患者と認められない人の救済策の申請期限が今月末に迫る中、「申請を打ち切るな。期限を撤回せよ」「全ての被害者の救済を」と訴えて、毎週火~木の11時~15時、議員会館前や環境省前での座り込みをされている。暑い陽射しの中で大丈夫だろ
うか、と気になる。近くに行かれる方は是非、励ましと連帯の声をかけて欲しい。
午前中に、衆議院議員の新党日本田中康夫代表が来訪された。田中さんは先日、亀井静香氏を官邸前行動に連れ出してきたり、官邸前行動に合わせて白い風船を配布したりと様々に活躍されている。今週の金曜の風船作成・配布についてはお手伝いの人を募集されている。
午後には歓迎されざる来訪者もあったようだ。街宣車5~6台でテントの間際まで車を乗り上げ、例によって大音量でがなりたて・・・。さすがに丸の内署が30人程動員して警戒にあたったとか。1時間ほど続いたそうだ。反原発運動の大規模な盛り上がりの中で、彼らの焦りの姿が見えてくるようだ。
衆議院第一議員会館では、エネルギー政策をめぐる「国民的議論」の、市民による自主的意見聴取会が、市民団体主催の政府との意見交換会という形でおこなわれた。大成功だったそうだ。テントも原発ゼロシナリオー即時原発ゼロでのパブコメを広げていきたい。
夜には恒例の「霞ヶ関の中心で愛を叫ぶ」のミニライブ。日暮れると涼しさが出てくるテントの前で、夕涼みをしながら聴き入る。中には武藤類子さんのメッセージからインスピレーションを得たという歌の披露もあった。
明日の金曜日行動は、官邸前~永田町~霞ヶ関一帯で同時多発的な様々な行動が追求されそうだ。警察が人々を分断して管理しょうとするならば、逆に様々なところで同時多発的に抗議行動を繰り広げ、一帯を行動の場にしていくのが私たちの回答だろう。
首相官邸の裏側でも、経産省の正門側でも、別館側でも抗議行動が呼びかけられている。
( Y・T )
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