「関西電力は電気が16%も余ってる 火力8基384万Kwも休止しているのに」など―地震と原発事故情報
- 2012年 8月 9日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年8月9日(木) 【TMM:No1544】-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.関西電力は電気が16%も余ってる 火力8基384万Kwも休止しているのに
「関電の電力不足演出」を批判(広瀬隆)
★2.広島通信(その2)
原爆ドーム前から中国電力まで、子連れでデモ行進しました
これ以上の被爆・曝者を作ってはならないという動きが広がってほしい
(広島・岡しま子)
★3.新聞・雑誌から
◇原子力ムラ発・規制委人事の系譜==「放射線被害楽観」論者ずらり
(8月9日付け 東京新聞「こちら特報部」より)
◇原子力ムラ復活は論外だ
(8月8日付け 東京新聞「私設・論説室から」より)
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◆8月10日(金)18時~20時、首相官邸まえ行動に参加しよう!
なお、20:30~21:15まで、「原子力ムラ人事にNO!細野大臣は白紙撤回を!
8・10環境省ヒューマンチェーン」が行われます。合わせて参加しよう。
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┗■1.関西電力は電気が16%も余ってる 火力8基384万Kwも休止しているのに
│ 「関電の電力不足演出」を批判
└────(広瀬隆)
今夏は8月8日現在まで、関電管内で最大電力需要を更新したのは、7月17~18日7月26~27日8月3日の三回の猛暑日でした。前回は7月18日の最大ピーク電力更新日について報道ステーションの数字を用いましたが、今後は、「関電が公表している数字」から、これらのピーク時における火力、水力、揚水、他社受電の「最大値」を使って関電の最大供給力を「正しく報道」します。これはヘリ空撮をしなくても計算できます。
関電は7月6~9日にかけて火力発電所を8基384万キロワットも休止して、供給力を故意に落とした。ここに、関電の必死の作為「電力不足演出」があった。この火力休止分をカウントして、「火力運転継続。大飯原発稼働せず」という「国民が求めている条件」で正確に電力需給を計算すると、次のようになる。
最大電力を更新した8月3日における関電の公表データを用いて計算すると、(関電の供給力は、水力、揚水についてこの日に過小評価しており、7月27日のほうが多いのでそれを用いる)。
○関電の最大供給力(火力1433+水力265+揚水407+地熱・太陽1+ 他社受電559)+休止火力384=3049万kW
○これに当日、中国電力77、中部電力76、北陸電力7の融通電力160万kWを 加えると、3209万kWとなる。
[グラフ※]関西電力の最大消費電力(2012年6月30日~9月20日)
7~8月最大電力需要2689万kW(8月3日、気温36.7℃)
このように昨日までは、8月3日の最大電力需要(ピーク)時に16.2%ものトテツモナイ余裕がある。去年のピーク電力を記録した日(次頁※)より、今年のピーク電力を記録した日のほうが気温が1.1℃も高かったのに、ピーク電力は今年のほうが小さかったのだ!!
関西地方における産業界の省エネ効果は絶大だ(この業界の実情は、執筆中の新著で詳細に報告します)。【今夏は、まず、電力不足は起こらない!!】
※グラフを含む広瀬さんからのお知らせ全文は「日々雑感Blog」を
ご参照ください。http://hibi-zakkan.net/archives/13823688.html
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┗■2.広島通信(その2)
│ 原爆ドーム前から中国電力まで、子連れでデモ行進しました
│ これ以上の被爆・曝者を作ってはならないという動きが広がってほしい
└────(広島・岡しま子)
こちらに来て初めての8月6日でした。
朝7時に家を出たのですが原爆ドーム前到着前に原爆投下時間になり、市電(ちんちん電車)の中で黙祷の声がかかり、目を閉じました。
ドーム前で市電を降りると大勢の人です。デモでドーム前には来たことがあったのですが、混雑も警官の数も今までで一番でした。が、黄色い幟が目立ったおかげでたんぽぽ舎とNO DUの懐かしい面々に会うことができました。
中電前までのピースウォークでは子連れだったのでNONUKESと書かれた布の四方を棒広げてできた日陰を歩かせて貰いました。側道には報道関係がいっぱいで、私は毎日新聞、脱原発関係のネット番組、朝日新聞、RCC(中国放送)のインタビューを受けました(書いた順番につかまりました)。みなさん女性もしくは子連れのお母さんを中心に話しを聞きたがっているように見受けられました。私はデモの始めの方を歩いていたのですが、後ろのほうに若い人が多いツイッターデモや、いろんな団体が続いていました。
山本さんによると中電前で警察に解散を促されるのは初めてのことだそうなのですが、そんな中、それぞれのスピーチが始まります。下関原発のこと、副読本の(ひどい)内容報告、福島から疎開されてきたお母さんの思い、三次市での給食に基準値超えの300ベクレル/kgを超えるセシウムで汚染されたきのこが使用された報告をする女性、NODUの山本さんもお話をされました。
私の周囲の人たちは午後は勉強会などに参加した方が多かったのですが、帰りがけに街中でデモをまた見ました。まだ歩いている人たちがいたようです。出産後初のデモ(ウォーク?)参加でした。5ヶ月の娘の熱中症を心配しましたが、曇り空と日陰を作って貰ったこと、ペットボトルを凍らせて持ち歩いたことなどが功を奏し、特に調子を崩すことなく、むしろいろんな方にだっこして貰い元気いっぱいのご機嫌で帰路に着きました。
当初私は被爆地広島がもっと被爆・曝に反対の声を上げてくれればいいのにと期待していました。今日ようやく広島の動きに納得できました。これ以上の被爆・曝者を作ってはならないという動きが今日だけでなくもっと持ち上がればいいと思います。
追伸:さっそく載ったのが友達に見つかりました(笑)
http://mainichi.jp/select/news/20120806k0000e050194000c.html
にこやかに話したはず!憤ってはいないはず!なのですが、私の短気がもれ出ていたのでしょうか。
話の内容も端折られています、娘以外の人の健康も心配しています!
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┗■3.新聞・雑誌から
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◇原子力ムラ発・規制委人事の系譜==「放射線被害楽観」論者ずらり
旧科技庁人脈 見え隠れ「放射能安全」集落
(8月9日付け 東京新聞「こちら特報部」より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
◇原子力ムラ復活は論外だ
(8月8日付け 東京新聞「私設・論説室から」より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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【編集部より】
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