「東京湾に浮かぶふたつの原子炉の危険」など―地震と原発事故情報
- 2012年 9月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故情報
たんぽぽ舎です。【TMM:No1567】
2012年9月6日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「大飯が止まっていたら予備率2.2%で逼迫」の怪情報・デタラメ作文
どうしても原発を動かさないと電気が足りないことにしたい
原発複合体の妄言集でも作りたいのだろう。(山崎久隆)
★2.東京湾に浮かぶふたつの原子炉の危険
9・25ジョージ・ワシントン母港4周年抗議集会に参加しよう
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆武藤類子さん(福島原発告訴団団長)のお話と第2次告訴に向けた説明会
9月16日(日)14時~16時、東京・蒲田
◆原発に頼らない電力のしくみ No.4
東電国有化のゆくえ ~送電システムを市民の手に!~
9月16日(日)14時~、東京・国分寺
◆これが最後か! 9・17さよなら原発さよなら野田さんデモ
9/17(月・休)15:00から、新京成線薬園台駅まえ
★4.「ウラン節約」ウソだった 再処理「原発維持のため」
使用済み核燃料 満杯せまり 電事連 秘密会で本音 (9月5日東京新聞より)
★5.~本の紹介~『原発と御用学者 -湯川秀樹から吉本隆明まで-』
著者:土井淑平、発行:三一書房、2012年9月配本
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9/10(月)19:00より、於・スペースたんぽぽ、参加費800円
『プロメテウスの罠 第二弾 東電”テレビ会議映像”について』
講師:木村英昭さん(朝日新聞特別報道部記者)
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┗■1.「大飯が止まっていたら予備率2.2%で逼迫」の怪情報・デタラメ作文
│ どうしても原発を動かさないと電気が足りないことにしたい
│ 原発複合体の妄言集でも作りたいのだろう。
└────(山崎久隆)
これで今夏の電力需給の話は終わりかと思っていたら、今度は政府がトンデ
モ発言をしている。「8月3日に大飯原発が止まっていたら供給予備力が
2.2%にまで落ちた可能性がある」(日本経済新聞9月5日)というのであ
る。しかしそんなことにはならない証拠は既に提出済み。では今度は一体どん
な「超想定」かというと、なんと昨年並みに火力が事故停止し、水力が渇水な
どで使えない場合などと言い出した。
だから、そんな想定をする前に私が言った「原発再開が停電リスクを生み出
した」という点を検証したらどうか。大飯の2基、236万kwが瞬時に落ちた
ら大規模広域停電なんだから。
どうしても原発再稼働が政治責任として最適な選択だったことにしたい首相
官邸と計算官僚によるデタラメ作文でしかない。
もう一度言うが、1000戸を超えるような規模の停電は日本中を見れば
しょっちゅう起きる。数時間でほとんど回復しているが、落雷や設備不良や作
業ミスなどの原因で、日本中で停電事故は起きるものだ。それに対して関電の
「逼迫による停電予測」はあらかじめ分かる。それに対策する方法はいくらで
もある。
さらなる節電PRを打ち、そのうえで東西連系は最初にするべきこと。次に
自家発電設備からの買い上げ、それでも足りなさそうならば需給調整契約の事
業所を切る。そこまでやっても足りなければはじめて輪番停電という方法にな
るのだが、実際には2.2%の予備率状態でそこまでのことが起きるわけがな
いではないか。
ためにする議論はいい加減にやめたらいかが。
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┗■2.東京湾に浮かぶふたつの原子炉の危険
│ 9・25ジョージ・ワシントン母港4周年抗議集会に参加しよう
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日時:9月25日(火)午後6時~8時 集会のあと市内をデモ行進。
場所:ヴェルニー公園 JR横須賀駅下車5分 京急線・汐入駅下車3分
主催:三浦半島地区・平和運動センター
反原発自治体議員・市民連盟、たんぽぽ舎も昨年、昨年に続いて今年も
のぼり旗、横断幕を持って参加します。
3000万人が暮らす人口密集地である首都圏の入り口、ヨコスカ(東京湾)に
居座って4年になるジョージ・ワシントン(米軍空母)。
海上に浮かぶこの空母は60万kw×2基の原子炉を積んでおり、大変危険な
状態に置かれています。昨年の福島第一原発の事故以来、全国で一番危険だ
と言われているものです。
横須賀には大きな活断層が3本あり、30年以内の地震発生率が11%という高
率です。マグニチュード7の地震がいつ起きてもおかしくない横須賀に居座
り、震災時には冷却水が取り入れられなくなり、炉心溶融を起こし重大な事
故になる可能性があります。事故が起きた場合、三浦半島で年間を通して最
も多く吹く南南西の風を想定すると、放射能が都心を直撃、半数致死から急
性障害を起こす範囲は県内全域から東京都、房総半島の大半に及びます。
このような危険極まりない原子力空母を1日も早く米国に返すために、
多くの人の参加を呼びかけます。
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇武藤類子さん(福島原発告訴団団長)のお話と第2次告訴に向けた説明会
日時 9月16日(日)14時~16時
会場 大田区消費者生活センター 第5集会室(JR蒲田駅東口徒歩5分)
資料代 500円
この春に福島県住民1324人は「福島原発告訴団」を立上げ、6月、東京電力、
経産省・文科省等政府、御用学者等を業務上過失致傷罪で刑事告訴しました。
告訴団団長の武藤類子さんを福島からお迎えし、震災前の森の暮らし、原発
事故のこと、告訴のこと、第2次告訴への思い等をお話しいただきます。
同告訴団は、全国からの「私も東京電力や政府の責任を問いたい!」という
人々と共に全国に告訴団を拡大し、11月15日に第2次告訴を全国規模で行いま
す。私達も被害当事者として、告訴団に加わることができます。当日は、福島
原発告訴団・関東より、告訴人・告発人になるための説明もあります。
ご一緒にできることを考えましょう。
主催 原発を考える品川の女たち 連絡先 TEL070-6924-6556(西澤)
◇連続講座 原発に頼らない電力のしくみ No.4
東電国有化のゆくえ ~送電システムを市民の手に!~
日時 9月16日(日) 14:00~16:30(13:30開場)
場所 国分寺労政会館4階 第4会議室
(JR中央線国分寺駅南口下車 徒歩5分)
講師 町田 徹 さん(経済ジャーナリスト)、資料代:500円
東京電力は実質国有化されましたが、原発再稼働を公言し、スマート
メーター導入によって、独占を維持しようとしています。東電をきちんと
破綻処理して資産を賠償に充てさせ、徹底した電力改革を進める必要があり
ます。「東電国有化の罠」(ちくま新書)をテキストに、「発送電分離+脱
原発」の道筋を探ります。
主催:発送電分離プロジェクト+ガウスネット
連絡先:電話 042-565-7478 メール fwnp7112@mb.infoweb.ne.jp
http://www.gsn.jp/ http://d.hatena.ne.jp/ao0332646475/
◇「これが最後か! 9・17さよなら原発さよなら野田さんデモ」
野田さんが次期総理になるかどうか分かりませんので、場合によっては
野田総理の地元デモは、これが最後になる可能性ありです。
野田総理の事務所・自宅を未だ見ていない方は是非参加して下さい。
どうか皆さん参加して下さい。そして拡散して下さい。
内容は下記の通りです。
とき :9月17日(月・敬老の日)15:00開催 【雨天決行】
ところ:新京成線薬園台駅前広場(改札出て右側徒歩1分)
(新京成線新津田沼駅より松戸方面2駅目・京成津田沼駅より3駅目)
やる物:1.リレートーク 15時~16時
2.デモ 16時~17時
仮装・アトラクション・鳴り物・太鼓・楽器、何でも大歓迎!
デモコースは、薬園台駅前広場→野田首相地元事務所→野田首相自宅前→
北習志野第5公園で解散【全長約2km】
主催:原発さよなら千葉
連絡先 090-2553-2587(永野) メール i_nagano@dreamcar.co.jp
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┗■4.「ウラン節約」ウソだった 再処理「原発維持のため」
│ 使用済み核燃料 満杯せまり、電事連 秘密会で本音
└────(9月5日 東京新聞より)
原子力委員会が原発推進側を集め昨年十一月に開いた秘密勉強会の場で、電
力各社でつくる電気事業連合会(電事連)の幹部が、使用済み核燃料の再処理
事業は、原発に使用済み核燃料がたまって稼働できなくなるのを防ぐため、と
明言していた。国も電力会社も、再処理はウラン資源を節約し、エネルギー面
の安全保障のためだと再三強調してきたが、虚偽の説明だったことになる。
発言者は電事連の原子力部長。内閣府の検証チームが集めた議事資料などに
よると、昨年十一月二十四日の会合で、原子力委の鈴木達治郎委員長代理が
「電力会社としては、コストが高くても再処理する理由があるのか。とりあえ
ずは(使用済み核燃料を)処理できるということがメリットか」と部長に質問
した。
これに対し、部長は「その通り」と即答し、「再処理路線でなければ、使用
済み核燃料の受け入れ先がなくなり、原発が止まってしまうことになる」と述
べた。
本紙の調査で、国内約六割の原発では、稼働させれば数年内に使用済み核燃
料プールが満杯になる。核燃料が交換できなくなり、それ以上は稼働できず、
行き詰まった状態になると判明している。
鈴木氏の質問は、電力各社にとって再処理を続けるメリットは、プールにた
まった使用済み核燃料を減らし、原発を維持することかどうかをただす趣旨。
部長の答えは、まさに電力会社の本音を語ったものだ。
ただし、日本の原子力政策の建前は、再処理で出たプルトニウムを使い、混
合酸化物燃料(MOX燃料)にしてプルサーマル発電で再利用。それが「資源
小国の日本にとってウラン資源の節約につながる」ということだ。その建前で
十兆円もの巨費を投じてきたが、再利用の輪は完成しておらず、MOX燃料の
利用計画も立てられなくなっている。
政府・与党は近く、将来の原発比率をどうするか結論を出す見通しだが、再
処理を含め原発を維持しようとする動きは根強い。政府からは、原発ゼロにし
た場合、光熱費がアップするなど否定的な側面だけを宣伝する動きも強まって
いる。
だが、これまでの再処理の建前はうそで、原発を運転し続けるための方便と
いうことがはっきりしたことで、再処理事業の存続意義はますます揺らぐこと
になりそうだ。
電事連は「(秘密勉強会の)出席者や発言者の確認をしていない」として、
検証チームへの資料提出を拒否している。
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┗■5.~本の紹介~
│ 『原発と御用学者 - 湯川秀樹から吉本隆明まで -』
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著者:土井淑平、発行:三一書房、2012年9月配本、価格1050円
目次:
序文 福島第一原発事故から大飯原発再稼働へ
第1章 帝国大学の設立と総力戦下の科学動員
-帝国主義科学 or 植民地科学
第2章 戦時下の原爆製造計画から戦後の原子力平和利用へ
-湯川秀樹と武谷三男
第3章 戦後の原水爆禁止運動と原子力発電所の建設
-中曽根康弘と正力松太郎
第4章 原子力発電・核燃料サイクル・核武装研究
-田中角栄と佐藤栄作
第5章 原子力発電を擁護した戦後の科学運動
-民主主義科学者協会と日本科学者会議
第6章 そっくりさんの新左翼知識人と旧左翼共産党
-吉本隆明と日本共産党
第7章 福島第一原発事故と科学者の社会的責任
-科学・技術・倫理・責任
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「原子力マフィア」の一角を占める大量の御用学者。
3・11大惨事後も原発に執念を燃やす、原子力産業、政府・官庁の同伴者
日本の科学者と政治家の社会的責任を追及する!
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【編集部より】
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