「活断層の定義 大幅厳格化 動いた時期13万年内から40万年内」など-地震と原発事故情報
- 2012年 10月 24日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1625】
2012年10月24日(水)その2地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.活断層の定義 大幅厳格化 動いた時期13万年内から40万年内
規制委指針 大飯原発調査へ (2012年10月24日東京新聞より抜粋)
★2.結局こうなるしかない 原発推進の血塗られた末路(中)
国際連帯で原発輸出を止めよう
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.<テント日誌10/22(月)―経産省前テントひろば 408日目>
毎日が気付き、発見、つながりそして行動・情報発信
その輪と和を結ぶ場~経産省前テントひろば
━━━━━━━
※10/25『学習会』にご参加を
第6回隠ぺいされた福島原発事故の分析『福島第一原発のバクハツをもう一度考える』
講 師:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
┏┓
┗■1.活断層の定義 大幅厳格化
| 動いた時期13万年内から40万年内
| 規制委指針 大飯原発調査へ
└──── (2012年10月24日東京新聞より抜粋)
原子力規制委員会の地震分野を担当する島崎邦彦委員長代理は23日、原発に適
用されてきた活断層の定義を大幅に厳格化する考えを示した。
現行の原発の耐震設計指針では、12万~13万年以降に動いた断層を活断層と定
義。その上には原発を建てないことになっているが、40万年前以降にまでさかの
ぼって動いていないことを求める。
規制委が来春までに策定する安全基準原案に盛り込み、規制は大幅強化される
見通し。規制委は、直下や直近に活断層があると指摘されている関西電力大飯原
発(福井県)や北陸電力志賀原発(石川県)などを自ら調査する予定で、この際、
指針改正を待たず、40万年前以降に動いたかどうかを重視して調べる。(中略)
国の地震調査研究推進本部は2010年11月、40万年を目安に活断層を長期評価す
るという報告書を出しており、規制委もこの方針に足並みをそろえる。(中略)
規制委は有識者のチームで両原発に加え、東北電力東通(青森県)、関電美浜
(福井県)、日本原電敦賀(同)の3原発と日本原子力研究開発機構の高速増殖
原型炉「もんじゅ」を調査する。(後略)
全国の原発に影響必至 再調査迫られる電力会社
「12万~13万年という数字があるが、私はその数字を一度も使ったことがない」。
原子力規制委の島崎邦彦委員長代理は23日の記者会見でこう言いきった。(後略)
(2012年10月24日東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■2.結局こうなるしかない 原発推進の血塗られた末路(中)
| 国際連帯で原発輸出を止めよう
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
国際連帯で原発輸出を止めよう
日本はインドとの間で原子力協力協定を結んでいる。本来は核拡散防止条約外
で核兵器を開発した国とは、核開発協力はしてはならないはずだ。例えば朝鮮民
主主義人民共和国に核兵器開発に使用可能な工業製品を輸出すれば、貿易管理令
違反として強制捜査される。ところがインドとの間では、これから核開発の協力
関係を結ぶのだと言うから、この国の二重基準には本当にあきれ果てる。
日本経済新聞には、クダンクラム原発反対運動に取り組む社会活動家のA・ム
スクリシュナン氏の言葉が紹介されている。
「インド政府は太陽光や風力など原発以外の選択肢を考えるべきだ。他国も原
発を売り込まないでほしい」また、野田佳彦首相に送った公開書簡には「あなた
自身が福島の被害で苦労しているなか、他国にその危険な技術を売る道徳的な正
当性はない」と書かれていた。
その日本では、福島原発事故調査を行った国会事故調は報告書で事故を人災と
し、次のように指摘している。「秘密主義や、国民の疑問を政府が無視していた
こと、原発を規制する者と原発を運転する者が癒着していたことなど日本特有の
事情によってもたらされた面がある。」
インド政府は日本政府と同様、情報を隠ぺいし、市民の抗議を弾圧し、たった
3名の海外からの支援者を「国外退去」にし、一方で原発拡大路線を突っ走って
いる。これは第二、第三のフクシマをインドで引き起こす準備をしていることに
他ならない。
世界のどこであろうと、フクシマやチェルノブイリ原発事故級の事故が起これ
ば、深刻な地球被曝につながることは、とっくに実証済みだ。
これを止めるためには、国際連帯の力で止めていくほかはない。
「脱原発依存」と言っておきながら原発輸出をまだ続けようとする日本政府に
対しても、強く反対の声を上げていかなければならない。(続く)
┏┓
┗■3.<テント日誌10/22(月)―経産省前テントひろば 408日目>
| 毎日が気付き、発見、つながりそして行動・情報発信
| その輪と和を結ぶ場~経産省前テントひろば
└──── ( F記 )
10月22日(月)晴れ
東電管内の原発全停止から211日目
そして大飯原発再稼働開始(怒)から112日目
寒い朝を迎え日増しに冬の足音が感じられます。日比谷公園方向の空には灰青
色から薄朱色のグラデーションが綺麗な朝焼けが。夕べは薄い雲が夜空を覆って
いましたが、星の煌きが少し見え風の無い穏やかな夜でした。夜の来訪者とはこ
れからの福島への繋がりをどうしていくかの話も熱を帯び、僕が持ち出したギタ
ーをいらっしゃったTさんと共に弾きながらさながらミニコンサートの様相を呈
し、夜のテントの中は有意義な時間となったのでした。
また世間では一週間が始まりました。足早に通勤する人たちに今日も一人でギ
ター抱えて歌を唄う。Qさんが大阪に行ってからは泊まり明けの僕の日課です。
Qさんは今、大阪市役所前の橋下徹監視テントに泊まりこんで抗議行動をされ
ていて、そのテントの数も10張を超えたと聞きます。「大阪に放射能瓦礫を持
ち込むな!」と連日多くの仲間と行動を共にしています。僕も行きたい!心から
そう思う。おおい運動公園の行動があちらこちらで花咲いている一つの象徴です。
そこには居たであろう姿が一人ありません。その大飯原発ゲート前行動で不当
逮捕された川崎さんの支援の輪も広がっていくことを祈らずにはいられません。
今日は久しぶりに椎名さんがテントにやってきました。彼女の装いも冬。素敵
な臙脂(えんじ)の和服でした。いつものアグレッシブな御姿とは違ったしっとり
とした雰囲気がとても御似合いになっていました。一緒に泊まったTさんから原
発を巡る現在の状況をレクチャーされ心新たにしていましたが、12月15日に
予定されているIAEAの郡山来日への抗議行動をどう集約するかの話題にもな
りました。それに向けての取り組みと全国の繋がりとの関係をどう結ぶか一つ宿
題をおおせつかりましたが、僕も大阪の闘争に負けずにと気持ちを強くするので
した。
昼近くになり昼勤当番の皆さんが集まってきて、昼勤の体制についての話し合
いが行われていました。少しずつ2回目の冬に対応する準備が始まっています。
夕方近くなって何人かの人が集まってきました。椎名さんもそのためにやって
きたのですが、今日は「第一テント、第二テント交流会 テント史上!」の催し
がありました。そう言えばテントの仲間だけで行う交流会が無かったことに僕自
身も驚きましたが、日頃、顔だけは知っている仲でも、御名前となると心もとい
ことに改めての気付かされたのは僕だけではなかったようです。
交流会は6時から始まり女性たちの心尽くしの御料理などが用意され「お茶け」
による乾杯で始まりました。とうとう第二テントだけでは収まらず、第一そして
外でもその会話が続いて、大いに盛り上っていました。
その交流の場を第一テントでは7.5WのLED電球が照らしています。白熱球
なら40W以上相当する明るさだそうです。約6分の1ですが太陽光発電の心も
とない発電量でも十分に対応できるものです。以前は3~4千円していたのに今
や千円以下で買える値段に。日本の省エネ産業の底力に乾杯と言ったところです。
(買ったLED電球は台湾製でしたが・・・。)
思えば若かりし頃の二回のオイルショックの時に日本の生産現場に革命をもた
らし、その後の日本の技術革新を高めたことを思い出します。福島原発事故がそ
の基点となってエネルギー政策の一層の弾みとなってくれなければ、今その被災
で苦しんでいる方々の御苦労が無になるというものです。経済産業省にはそうい
った点でも圧力を掛けていかなければならないとも思うのです。
今夏から経産省はそれまでのPPSによる電力供給を東京電力に変えたそうで
す。その理由はPPSが東電の電力価格より高くなったと経産省の職員から聞き
ました。東電が値上げをしているのに安いって?PPSの価格決定の絡みはある
ものの、法人に対しては大幅な低価格を設定しているからなのではないのか。そ
の電気料金を税金で支払っているから低価格に移行するのは当然としても何か釈
然としないものを感じます。
節約すべきはほかにあるだろう!経産省!!!
因みに第二テントも同様の電球に変えてありますが、以前のもっと暗いLED
のまま宴は行われました。そこはかとない明るさが良いのでは?との女性の意見
に従いました。
外には白と黄色のふたつの雪洞(ぼんぼり)が淡い光を照らしています。これ
は大体21時頃まで点灯して霞ヶ関の中にあって経産省前テントひろばを帰宅の霞
ヶ関官僚・職員にアピールをしています。
★☆★☆★☆ あおぞらUST放送予定<テントひろばから~/Tent Color>
日本で、海外で脱原発 ★☆★☆★☆
2012年10月26日(金曜日)16時~
視聴アドレス: http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
1.「国会議員に原発を問う」
「原発への見解アンケート」にもとづいて、小林興起さん(減税日本)に意見を
お聞きします。
2.「イベントカレンダー」一週間先の脱原発イベントを紹介。
3.「福島から世界へ」
「福島の女たち」の黒田節子さんから、チェルノブイリ視察について報告があります。
4.「反原発でいこう」
11月初旬の正式発足を前に、中村光男さんから「福島原発事故緊急会議被曝労
働問題プロジェクト」の活動についてお話をお聞きします。
(これについては、次週の「再稼働阻止全国ネットワーク」発足について柳田真
さんに聞く、とチェンジになるかもしれません。)
テントに立ち寄った人たちに一言インタビュー。
サンフランシスコから来日中のスティーブ・ゼルツァー氏を予定しています。
──────────
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容を
お送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を
「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
──────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。