「『再稼働阻止全国ネットワーク結成に向けて~東京圏から何ができるか~』10/27討論会の報告」など-地震と原発事故情報
- 2012年 10月 29日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1630】
2012年10月29日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「再稼働阻止全国ネットワーク結成に向けて~
東京圏から何ができるか~」10/27討論会の報告
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.「福島原発告訴団・関東」-10月31日が締め切りです
★3.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
◆11/2,12/1学習会「忘れないで、もう1つの原子炉が首都圏に」
◆11/3「原発さよならエダNOデモ」
◆11/3講演会『「福島」「沖縄」と記者クラブメディア』
★4.新聞・雑誌より2つ
◆一定の安全性で再稼働 原子力規制委・更田委員
(10/27日本経済新聞より抜粋)
◆規制委の国会同意人事 臨時国会でも求めず 政府・民主
(10/28東京新聞より抜粋)
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┗■1.「再稼働阻止全国ネットワーク結成に向けて~
| 東京圏から何ができるか~」10/27討論会の報告
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ この討論会は11月10日に予定されている「再稼働阻止全国ネットワーク結成
集会」の準備として、原子力規制委員会の暴走を食い止めて、再稼働を阻止する
ために、このネットワークをどのような組織・運動体として結成するか討論した
ものです。テーマと問題提起は下記の3人でした。
◇規制委の動向と今後の課題:小川正治(プラント技術者の会)
◇再稼働をめぐる情勢―30キロ圏自治体の動向:布施哲也(反原発自治体議員・
市民連盟)
◇11月10日(土)全国ネット結成集会の意義・目的:八木健彦(経産省前テント広場)
○ 小川さんは、規制委人事は原子力事業者の委員への就任を禁じた原子力規制
委員会設置法第7条7項3号違反であることが広く指摘されたにも関わらず、国
会同意なしで、総理大臣による任命で強行された、と指摘しました。この違法を
止める司法の役割が果たされていません。原発の設置許可、基準を満たしていな
い原発の使用停止命令ができる巨大な権限を持っている規制委が違法な人事で作
られ、実際の業務を担う規制庁は保安院・原子力安全委・文科省モニタリング部
門という原子力推進官僚で構成されています。本来は、新安全基準ができるまで
(発足10か月以内、しかし骨子は年度内)今動いている大飯3・4号機をまず止
めるべきなのに黙認しています。原子力災害対策指針を急ピッチに作成して、
30km圏内自治体に来年3月を目標に「地域防災計画」策定を命じました。しかし、
同心円の30km防災対策地域は福島第一原発事故を考えれば狭すぎます。再稼働を
急ぐ拙速で問題の多い指針です。
○ 布施さんは再稼働を阻止するために30キロ圏自治体の動向が重要になると指
摘しました。
これまで膨大な交付金をもらってきた立地自治体は、原発のカネに麻痺してカ
ネがないと生きられない体質にさせられてきました。しかし麻痺してない周辺自
治体が30キロ圏に拡大した「緊急防護措置区域(UPZ)」自治体として、防災計
画を作成することになります。135自治体、480万人。住民監査請求による行政訴
訟、計画作成拒否や自衛隊参加拒否等の戦術が駆使できます。
○ 八木さんは再稼働阻止全国ネットの組織・運動体について重要な3点を挙げ
ました。
再稼働を阻止して原発ゼロを実現するという目的、全国の原発現地を横につな
ぐ組織、課題の共有化と普遍化(過去は現地個別の闘いだったが全国で支援する、
国政変革運動に結びつく)また全国ネット形成の経緯に言及し、大飯原発再稼働
阻止の闘いを通じて現地と関西の闘いに福島と東京が結びついたこと、さらに松
山集会で伊方原発阻止の四国・瀬戸内ネットとの交流から、全国組織の必要性が
共通の課題になったと指摘されました。
○ このあと、会場から20人の多様な意見が出されて、再稼働阻止にむけての活
動の内容がかなり具体化されました。最後に、「11月10日(土)~11日(日)にみん
なを誘って参加しよう」で、終了しました。
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┗■2.「福島原発告訴団・関東」-10月31日が締め切りです
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全国では9000人に向けて、急上昇中!
福島原発告訴団・関東は、告訴人4000人を突破!(11月29日午前)
あと一息です!!
鎌田慧さん、山本太郎さんも告訴人に!
お手元の委任状を忘れずにお送りください!(10月31日締め切り)
☆この告訴には、歴史的な意味がある!
宇都宮健児弁護士からのコメント…「福島原発告訴団の取り組みには、歴史的
な意味がある。1万人の単位に達したら我が国の司法において本当に画期的なこ
とです」。
宇都宮弁護士は元日弁連会長。年越し派遣村名誉村長。文科省の20ミリシーベ
ルト基準に対し、異議を唱えた方です。
「福島原発告訴団・関東」 http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/
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┗■3.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
| ◆11/2,12/1学習会「忘れないで、もう1つの原子炉が首都圏に」
| ◆11/3「原発さよならエダNOデモ」
| ◆11/3講演会「福島」「沖縄」と記者クラブメディア
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◆11/2,12/1学習会「忘れないで、もう1つの原子炉が首都圏に」
横須賀を母港としている原子力空母ジョージ・ワシントン。地震、津波が発生
したら、どのような被害が出るのか、関東大震災の震源地は逗子沖だったことな
どもあり、空母の問題を直視する事は大切です。
講 師:1回目 呉東正彦弁護士
2回目 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
日 時:1回目 11月2日(金)午後1:30~午後4:00
2回目 12月1日(土)午後1:30~午後4:00
場 所:鎌倉NPOセンター2階
参加費:500円
問い合わせ:奥野 0467-43-1602 携帯 090-4455-0781
◆11/3「原発さよならエダNOデモ」
集合場所:大宮駅東口(北出口・こりすのトトちゃん像前)
時 間:13:30集合、14:00時出発
主 催:原発さよならエダNOデモ実行委員会
http://sayonaraedano.blog.fc2.com/
協 賛:「大飯原発再稼働5人組落選運動」
http://grakusen.exblog.jp/
文化の日。大飯原発再稼働と大間原発の建設再開を決めた枝野幸男経産大臣の
地元・大宮を占拠して、まっ先に落選させたい政治家ランキング原発政策部門一
位(週刊ポスト)の枝野議員にお仕置きを!!
福島原発の事故後、収束の目途すら立たないにもかかわらず、大飯原発再稼動
を強行した5人組(野田、枝野、藤村、細野、仙谷)。
民意を踏みにじったその責任を追及し、それぞれの地元市民と連帯して、次の選
挙で原発推進議員の落選を実現させましょう。
高橋峰子 TEL:048-443-3324
◆11/3講演会『「福島」「沖縄」と記者クラブメディア』
○11月3日(土)13:30~
○市川市/八幡市民談話室 第4会議室(JR本八幡駅北口下車2分)
○テーマ:「福島」「沖縄」と記者クラブメディア
○お 話:浅野健一さん(同志社大教授)
○資料代:500円
○主 催:戦争はいやだ!市川市民の会
主催団体代表 菊池嘉久 047-337-5786
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┗■4.新聞・雑誌より2つ
| ◆一定の安全性で再稼働 原子力規制委・更田委員
| (10/27日本経済新聞より抜粋)
| ◆規制委の国会同意人事 臨時国会でも求めず 政府・民主
| (10/28東京新聞より抜粋)
◆一定の安全性で再稼働 原子力規制委・更田委員
原子力規制委員会の更田豊志委員は26日、日本経済新聞のインタビューで、原
子力発電所の新しい安全基準について「猶予期間を設けるのは国際的な常識だ」
と指摘し、一定の安全性を満たした段階で再稼働を認める考えを明らかにした。
規制委は更田委員を中心に新基準の検討チームをつくり、想定を超える津波や
テロなどへの対策を求める構え。チームは議論が詰まった段階で基準案を開示し、
段階的に達成を求める。年内にも新基準の大枠を開示する方針。「電力会社に速
やかに対策をとってもらいたい」とし、審査を待たず対策を講じるよう求めた。
電力会社は来夏の電力不足に備えて原発の早期再稼働をめざしており、規制委
が基準に猶予期間を設ければ、来夏の再稼働も現実味を帯びる。(後略)
(10/27日本経済新聞より抜粋)
◆規制委の国会同意人事 臨時国会でも求めず 政府・民主
政府・民主党は27日、原子力の安全規制を一元的に担う「原子力規制委員会」
の国会同意人事に関し、29日召集の臨時国会で事後同意を求めない方針を固めた。
同意人事は先の通常国会で、民主党内の事情から採決が見送られ、野田佳彦首
相が閉会後に例外的に任命した経緯がある。またしても同意を求めようとしない
国会軽視の姿勢は世論の強い反発を招くことになりそうだ。(後略)
(10/28東京新聞より抜粋)
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