「規制委安全基準検討チーム-4人に電力側から寄付 最高2714万円」など-地震と原発事故情報
- 2012年 11月 5日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1639】
2012年11月5日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.11月9日(金)首相官邸前抗議行動は(お休み)
11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会へ是非ご参加を!
11月11日(日)午後、国会へ集まろう(100万人行動)
★2.新聞・雑誌より2つ
◆規制委安全基準検討チーム-4人に電力側から寄付 最高2714万円
◆大飯原発断層見解示さず 規制委、追加調査も
★3.<テント日誌10/30(火)―経産省前テントひろば416日目>
11・11 経産省~文科省の桜田通りを埋め尽くそう
~テントひろばも行動を計画中~ (Y・T)
★4.<テント日誌10/31(水)―経産前省テントひろば417日目>
時ならぬダンプカーが登場して
大震災・原発災害と復旧・復興について考える (M/O)
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┗■1.11月9日(金)首相官邸前抗議行動は(お休み)
| 11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会へ是非ご参加を!
| 11月11日(日)午後、国会へ集まろう(100万人行動)
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○11月2日(金)の首都圏反原発連合主催の第30回首相官邸前抗議行動は、周辺
で開かれたいくつかの抗議行動を含めて、数千人で行われた。たんぽぽ舎はボラ
ンティアの皆さんと共に40人余りで、1~5班にわかれて集会に参加し、集会終
了後に、いつものビラ(第30回行動日・11月2日発行)を2500枚配布した。
テントひろばの青空放送のアピールビラ、東電株主代表訴訟第3回口頭弁論
(11月16日)のビラ、あなたたちはもう終わった11/18デモ―野田さん&原発の
ビラも同封して。このビラは特に11月10日(土)の「再稼働阻止全国ネットワーク
の結成集会(東京)」への参加をぜひ!と呼びかけた。
なお、次回の11月9日(金)の官邸前抗議行動は(お休み)で、その分、11
月11日(日)の反原発100万人大占拠行動が呼びかけられています。
○11月10日(土)は、迫りくる再稼働の嵐に備えて、「再稼働阻止全国ネットワー
ク結成集会」が5団体(再稼働反対・全国アクション、反原発自治体議員・市民
連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)の
呼びかけで東京で開かれる。
13時から東京・たんぽぽ舎の会場へぜひ参加しよう。
北海道から九州まで全国の原発現地の皆さんがこの結成集会に参加される。
そして翌日の反原発首都圏連合の国会包囲行動に加わる。
10日13:00~16:30の分散会(たんぽぽ舎会場ほか)と
18:00~21:00の結成集会(文京区民センター3A)へ参加しよう。
○11月11日(日)は、午後から国会行動だ。詳細は、11/5(月)の首都圏反原発連合
の結論を受けてから、再度、このメールマガジンでお知らせ致します。
たんぽぽ舎は、14時30分に経産省前テントひろばに集合、15時に財務省前抗議
エリア集合の予定で準備(ビラ・プラカードなど)を進めています。
ぜひ、百万の民衆の力で、推進側が狙う原発再稼働の動きをストップさせよう。
原発ゼロ社会の実現に向けて、いっしょにガンバロウー!
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┗■2.新聞・雑誌より2つ
| ◆規制委安全基準検討チーム-4人に電力側から寄付 最高2714万円
| ◆大飯原発断層見解示さず 規制委、追加調査も
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◆規制委安全基準検討チーム-4人に電力側から寄付 最高2714万円
原子力規制員会は二日、原発の新たな安全基準検討チームの専門家六人につい
て、電力会社などからの報酬や寄付金などの受け取り状況を公表した。四人が直
近三~四年間にぞれぞれ三百万~二千七百十四万円を得ていた。事務局の原子力
規制庁は「ルールに従って選定しており、問題ない」としているが、こうした専
門家の判断には電力会社などの意向が働きかねず、安全規制の骨抜きにつながる
恐れがある。四人のうち大阪大大学院の山口彰教授は関西電力関連会社の原子力
エンジニアリングから、名古屋大の山本章教授も同社などから、年間五十万円以
上の報酬や謝礼を受け取った。寄付金や研究費は、山本教授が原発メーカーの三
菱重工などから、年間少なくとも計二千七百四十万円、山口教授は日本原子力発
電などから計千十万円を得ていた。(11/3東京新聞より抜粋)
◆大飯原発断層見解示さず 規制委、追加調査も
関西電力大飯原発(福井県)の敷地内の活断層が、地震の際に動く活断層であ
る疑いが指摘されている問題で、原子力規制委員会は2日、現地調査した。調査
後、活断層かどうかについて調査メンバーからは様々な意見が出て、見解はしめ
されなかった。規制委の島崎邦彦・委員長代理は「追加調査を求める可能性も選
択肢の一つ」と述べた。規制委は4日に会合を開き、調査結果を改めて検討する。
-中略-
現地調査には島崎氏のほか、外部から4人の専門家が参加。関電が実施してい
る掘削地点で、断層を直接観察した。島崎氏は調査後、「日曜日(4日)に私の
判断をお伝えする」と述べるにとどめた。断層がずれたとみられる痕跡はほぼな
かったとする産業技術総合研究所の重松則生主任研究員の意見の一方で、東洋大
の渡辺満久教授は、「年代は分からないが、ずれたことは間違いない」と述べる
など、活断層の可能性をめぐる意見は様々だった。(11/3朝日新聞より抜粋)
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┗■3.<テント日誌10/30(火)―経産省前テントひろば416日目>
| 11・11 経産省~文科省の桜田通りを埋め尽くそう
| ~テントひろばも行動を計画中~
└──── (Y・T)
10月30日(火) 曇り後晴れ
前日の夜は、月曜定例の関電支社前行動の人たちがテントに戻ってきてから一
気に賑やかになった。そして久し振りに夜を徹しての話となった。
福島県健康管理調査の結果推移について、チェルノブイリとの対比について、
山下俊一たちのあまりに酷さとデタラメさについて、国際原子力マフィアとの結
託について・・・ 主として福島の子どもたちの被曝とそれを強要する力にど
う立ち向かうか、をめぐってであったが、12月の郡山でのIAEA国際会議に対
する行動の重要性を改めて確認することになった。
他方では選挙についても話は尽きなかった。とりわけ12月の都知事選に対し
て、脱原発統一候補を立てられるのかどうか、脱原発の全勢力が連携した選挙戦
をなしうるのかどうかが、関心の的であった。
この日の夜にはテントの会議があった。主たるものは間近に迫ってきた11・
10と11・11の行動についてであった。11月10日の「再稼働阻止全国ネット
ワーク」結成集会について、前半の分散会についてはテントは第3会場(全水道
会館)での運営を担当することになっている。なんとか全員が心ゆく発言ができ、
充実感のある集まりを心がけたい。
11日の首都圏反原連が呼びかけている「100万人大占拠」について、テント
も呼びかけ団体に名を連ねているが、午後3時~5時の各エリアでの行動は各団
体・グループの創意を生かした行動であるだけに、「100万人大占拠」に相応
しいテントとしての創意を発揮した行動に取り組みたい。テントを拠点にしなが
ら、経産省~文科省の桜田通りを埋め尽くすようなイメージで、定番の大かんし
ょ踊り、牛みこしの練り歩き等が語られている。3時~5時はテント近辺への参
加を呼びかけたい。
今週のテントTV・あおぞら放送の番組もほぼ固まったようだ。今週は国会議
員が3名も出演するようである。そして福島からは、大熊町から会津の仮設住宅
に避難中の木幡ますみさん(大熊町の明日を考える女性の会代表)、今週も内容
豊富になりそうである。
★☆★あおぞらUST放送<テントひろばから~/Tent Color>
日本で海外で脱原発★☆★
2012年11月2日(金曜日)16時~
視聴アドレス: http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
1.「国会議員に原発を問う」
「原発への見解アンケート」にもとづいて、大山昌宏と相原しの(国民の生活が
第一)・阿部知子(社民党)さんらに意見をお聞きします。
2.「福島から世界へ」
「大熊町の明日を考える女性の会」代表の小幡ますみさんに、避難先の大熊町の
人たちの状況や会の活動についてお話をうかがいます。
3.「反原発でいこう」
11月9日に正式発足する「被ばく労働を考えるネットワーク」の活動紹介。
4.「世界の原発ニュース」
ニューヨークでの嵐で警戒が発令された原発など、各国の原発でどんな動きがあ
ったか短くご報告。
5.「テントひろば 通りすがり」
テントに立ち寄った人たちに一言インタビュー。
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┗■4.<テント日誌10/31(水)―経産前省テントひろば417日目>
| 時ならぬダンプカーが登場して
| 大震災・原発災害と復旧・復興について考える
└──── (M/O)
宣伝カーから降りてきた人が「これから少し騒がしくなりますが」と挨拶にこ
られた。テントの前に座りながら見守っていると、大型のダンプカー27台が次々
と経産省前にやってきた。復興事業に携わる道路建設業の皆さんであり、脱原発
の申し入れをしにきたのである。経産省前に行ってその訴えに耳を傾ける。
いつも経産省前には播磨屋本店の大型宣伝車が停まっている。車には鬼面人を
驚かすとでも言うような憂国のメッセージが書かれている。三台も連ねられた大
型宣伝車も今日は何処かに姿を消したようだ。何故、播磨屋という菓子屋さんが
こういう活動をしているのか不思議に思いながらいつも見ているのだが、目にし
た人はどんな感想をもつのだろうか。ダンプカ―はこれとは別の迫力があった。
復興事業の現場ではゼネコンの独占的な支配があり、現場の労働者や事業者に
は低賃金労働が押し付けられている、という訴えがなされている。瓦礫処理や除
染作業などでゼネコンの独占と低賃金のおしつけが横行しているのである。これ
は、福島第一原発の事故現場の実態でもある。
それらの実態を訴える労働者のみなさんの声を耳にしながら思うことは、復興
予算の流用などとして報道されたことだ。復興予算の行政(官僚)機構などによ
るひどい使われ方がある一方で、復興現場には必要なカネが回らず、その上で旧
態依然とした大企業による独占的利益確保と小企業や労働者の苦境は続いている
のだ。(中略)
私たちが原発震災に対応しようとするのは被災地の人々の具体的課題に対応す
ることと、原発再稼働の動きに対応するという、つまりは緊急の課題としても重
層的に関わろうとしている。政府や官僚が緊急の課題と言う側面でも対応をでき
ず、あるいは誤った対応しかできないことに異議申し立てをしようとしているの
が私たちの現在である。
こういう中で政府は官僚、あるいは経済界の中枢の人々、それに連なる人々と
の復旧や復興のビジョンや構想が何故こんなことになるのか、ということが出て
くる。これは政府や官僚たち、あるいはそれに連なる人々は大震災や原発震災を
自然災害と見て、これを社会的災害と見る認識が薄いか小さいのではないか。
自然災害と見る限り、復興や復旧は地域的・場所的なものと見られ、時間の中
で風化して行くことは免れない。大震災や原発震災が自然災害である側面はある
が、同時にそれは社会的災害であるという側面がある。
つまり、人間が社会をつくり、歴史としてそれを存続させてきた中にある矛盾
の現れであり、その解決なしには復旧も復興もないということだ。この点は原発
震災の場合は分かりやすいが、政府や官僚という現在の社会の中枢を占める人々
はこの社会の矛盾、歴史的な矛盾ということを認めたがらない。
それは現在の社会の転換や変革につながることへの拒否感があるためではない
か。既得権益という言葉があるが、これは現在の社会に利益を感じていて転換や
変革につながることを否定したい気持ちを現わす。善悪を超えた社会の保守の傾
向をさすといってもいいが、この人たちは大震災も原発震災も自然災害とみるこ
とが強いのだ。(中略)
大震災や原発震災は人類の究極的な問題を提示し、この課題として受け止めな
ければ復旧や復興のビジョンも構想も出てこないのである。未来から視線でいい
が、原発ゼロの社会が人類史の究極の問題を提示していることであれば、その所
を明瞭にすることで復旧や復興に緊急の課題という側面と同時的に存在させなけ
ればならない。
私たちが今の政党や政治家たちに失望をしているのはこの永続的課題という
ところに視線を持とうとしないためだ。政党も政治家もそのビジョンや構想が貧
しいのはそのためである。大型のダンプカーが去ったあとテント前でこんな妄想
めいたことに耽っていた。短くなってきた秋日和であるがが心地よかった。
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