国会・霞ヶ関を埋め尽くし国民の声を政治に突きつけよ!
- 2012年 11月 6日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年11月5日 連帯・共同ニュース第293号
■ ある新聞の社説に世界的な「政治不況」という言葉が出ていた。不況はふつう経済現象に用いられる言葉だから驚いたが言い得て妙であると思った。世界を閉塞的危機に追い込み展望のない状況に追い込んでいるのは世界経済の動向だが、それを一層、深刻化させているのは政治であるというわけだ。近々にアメリカの大統領選挙、中国の新指導部選出等があるのだが、期待は望めない。アメリカの大統領選挙はかつて「チエンジ」を掲げてオバマが登場した時のような熱気も迫力もない。中国の全人民代は不透明で、政治的メッセージは聞こえてこない。我が国では選挙日程をめぐる政局の激化があるが、これは永田町政治の貧困さが露呈しているだけだ。世界の政治的不況を打ち破るのは国民の声が巨大な力として登場し現在の体制や権力に異議申し立てをし、それで政治を変えることだ。テントひろばと毎週金曜日の官邸前行動は既存の政治に大きな影響を与え少なからずその政策《原発政策)の動向に影響を与えてきた。だが、まだまだであり、もう一つ大きな行動が待たれている。原発推進を転換し、脱原発社会への脱却を果たし、また沖縄へのオスプレイ配備を中止し、日米関係の転換を図るためにだ。人々の政治的意志表示が大きな波として出てきていることに僕らはその希望を見いだせるのかも知れないが、もう一つ前進しなければならない。国会や霞が関一帯を人々の声で埋め尽くし、政局で閉塞状態にある国会を痛撃しよう。国民の声や意志に対応できなければ政治家としての次はないことを知らしめ、閉鎖的で密室的な国会や霞が関に痛打を。原発やオスプレイ配備などでの国民の声を知らしめよ。
■ 11月10日(土)再稼働阻止の全国ネットワークの結成と11月11日(日)国会議事堂前・首相官邸前・霞が関大占拠行動が当面の行動である。11月11日(日)は午後1時~3時までは日比谷公園からのデモ、午後3時~19時それぞれの国会・霞が関周辺での集会やデモ、その中で午後5時から国会正門前に大結集。日比谷の後は経産省前テントひろばに15時(午後3時)結集。僕らはここから「かんしょ踊り」等で霞ヶ関一帯に繰り出す予定。(より細かなことは決定次第次号で報告)。11月10日(土)に行われる再稼働阻止全国ネットワーク結成にも参加し再稼働阻止闘争のより本格化を準備しよう。午後1時~5時(たんぽぽ舎・全水道会館等で分散会)午後6時より全体会議(文京区民センター)が開かれる。再稼働の動きのある全国から集まり再稼働阻止の強固な陣形の結成しよう。ネットワーク結成に参加し永続的な脱原発闘争! (文責 三上治)
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