テント日誌1/20日経産省前テントひろば―497日目…各地にホットスポットができちゃったのだ
- 2013年 1月 22日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
雲ひとつなく晴れた朝、でも冷たい風が頬を打つ。テントに着いたら関西から戻って来たSさんがギターの弾き語りをしていてちょっと暖かい気分になった。
その隣では完全防寒したKさんが静岡でわさびを作っていたという方と談笑していた。わさびも放射能汚染されて農家は大変だとのこと。
11時過ぎにカメラを持った人たちが訪れテントの写真を撮っていった。写真研究会のメンバーだそうでワークショップのテーマが「霞ヶ関」とのこと。参加者のお一人上尾にお住まいだと言う女性が子供に食べさせるものに苦労していると話して行かれた。各地にホットスポットが出来ちゃったのですね。テントのこと広めて頂けたらと皆さんにチラシをお渡しした。彼らが去った後、丸の内警察の車が来たので「右翼の来襲?」と思ったら、通りがかった子供連れの方のテント前で写真を撮られたという通報があったらしい。私たちが撮ったのでなく写真同好会の人たちが撮ったことをお伝えしたらすぐ帰っていった。
座り込みながらの話題はやはり安倍政権の事、脱原発、憲法改悪阻止には参議院選が大事だなどなど…。
午後にはSさんとFさんがテント前でデュエットを楽しませてくれたが、2時半ごろには楽譜が飛ばされるほどの強い風に堪えられず、外にいられなくなって皆テントの中に避難! (I.K)
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土曜に新宿西口で経産省前テントひろばのカラーチラシを撒いているとテントに関心を示して取りに来る通行人もいる。脱原発のための経産省前テントひろばは24時間営業、世界中の人々が霞が関のテントに行けば原発の再稼働に反対する仲間たちと会えると訪れてくれる。でもそのための維持管理も大変、特に冬の泊り当番はなかなかきつい。
早くドイツのように脱原発を日本政府の政策にしてくれないかな! そうすれば、テントひろばの24時間営業も泊まり当番も必要無くなり、規制委員会・規制庁の沢山の小難しい検討チームや有識者会合も不要になり、地震・津波への怯えも小さくなり、原発立地地域や周辺地域の防災計画も防災訓練も賛成・反対のいがみ合いも必要が無くなり、日本から放射性廃棄物を生産して地球の総ての命を脅かすことが無くなり、浜岡のように22mに及ぶ巨大な防潮堤を造るなど沢山の壮大な無駄も必要なく、原発の輸出も止められ、電力会社は廃炉に専念できる。 (K.M)
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