「米国でさらに原発1基の閉鎖が決まる」など-地震と原発事故情報
- 2013年 2月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1742】
2013年2月12日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国でさらに原発1基の閉鎖が決まる
それとなく「脱原発」に進む米国原発事情
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者からイベントのお誘い(問合せは主催者へ)
◆子どもたちを被曝から守ろう!2.23新宿・アルタ前デモ
★3.新聞・雑誌より2つ
◆東電、釈明も虚偽 福島1号機内「真っ暗」説明
「国会事故調に問われ答えた」 実際は部長自ら話切り出す
(2月10日朝日新聞より抜粋)
◆サウジと原子力協力交渉 経産相合意 原発輸出推進 鮮明に
(2月11日読売新聞より抜粋)
★4.テント日誌2/6(水)経産省前テントひろば―514日目
雪の予報ははずれたが、さて
━━━━━━━
※2/13学習会にご参加を!
槌田ゼミPart2エントロピー入門第2回「地球複合循環の中の人間社会」
日 時:2月13日(水)19時より21時
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
┏┓
┗■1.米国でさらに原発1基の閉鎖が決まる
| それとなく「脱原発」に進む米国原発事情
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
米国で「脱原発」が進行中。経済的理由としているが、もちろんそれもあるが、
安全性に問題があるという点も判断材料になっている。
日本で言うならば、直下に断層だらけの敦賀原発や脆性遷移温度が限界を超え
ている玄海原発1号機など、とっくに廃炉を決めていてもおかしくない原発が、
まだ「運転再開準備」などとしている。どっちがまともかっていうこと。
以下は、日本経済新聞より
フロリダ州の原発を廃炉へ 米電力最大手デューク・エナジー (2013/2/6 10:31)
【ニューヨーク=小川義也】米電力最大手デューク・エナジーは5日、フロリ
ダ州にあるクリスタルリバー原子力発電所を廃炉にすると発表した。2009年にト
ラブルで運転を停止した同原発は補修中だったが、費用が巨額で再稼働が困難と
判断した。同社は「シェール革命」に伴う生産量増加で価格が大幅に下がった天
然ガスを燃やす火力発電所の建設を検討。早ければ18年の稼働を目指す。
クリスタルリバー原発は1977年に運転を開始。09年秋、加圧水型軽水炉の燃料
補給と蒸気発生器の交換作業中に、格納建物のコンクリート壁の外層がはがれ落
ちるトラブルが発生。11年にも別の場所で新たな剥離が起き、運転停止が長引い
ていた。
デュークは昨年末、再稼働には最大で30億ドル(約2800億円)以上の費用と8
年の年月を要するとの報告書を公表。ジム・ロジャース最高経営責任者(CEO)
は5日の声明で「非常に難しい決断だったが、正しい選択だ」と述べた。廃炉完
了までの期間は40~60年を見込む。
11年3月の東日本大震災以降、原発に対しては安全性やコスト面で逆風が強ま
っている。米原発の廃炉決定は、昨年10月にドミニオン・エナジーが決めたウィ
スコンシン州の原発に続く。
┏┓
┗■2.メルマガ読者からイベントのお誘い(問合せは主催者へ)
└────
◆子どもたちを被曝から守ろう!2.23新宿・アルタ前デモ
日 時 2月23日(土)13時~
場 所 新宿東口アルタ前広場集合、呼びかけ人や福島からスピーチ
14時30分~ 皆で元気に新宿へデモ出発
15時20分~ デモのゴール、アピール、終了
主 催 ふくしま集団疎開裁判の会 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
連絡先 光前法律事務所(03-5412-0828)
メール sokai@song-deborah.com ツイッター:@Fsokai
呼びかけ人:荒井晴彦 おしどりマコ 柄谷行人 神田香織 沢田昭二
四ノ宮浩 高橋哲哉 野中ともよ 広河隆一 広瀬隆 船橋淳 山本太郎
※2月6日時点、五十音順。呼びかけ人のメッセージを以下で公開しています)
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html
★個人・団体賛同を募集します。メール:sokai@song-deborah.com に
お名前/所属/公表の可/不可をお送り下さい。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より2つ
└────
◆東電、釈明も虚偽 福島1号機内「真っ暗」説明
「国会事故調に問われ答えた」 実際は部長自ら話切り出す
東京電力が、国会事故調査委員会に「真っ暗」と虚偽説明をして福島第1原発
1号機の現地調査を妨げた問題で、この問題への東電の釈明も、虚偽の内容で構
成されていることがわかった。
朝日新聞が入手した説明のやりとりを精査したところわかった。東電は虚偽を
重ねたことになる。
問題が発覚した7日、東電は自社ホームページなどで、国会事故調側から現場
の明るさについて質問があった際、事実を誤認して説明したが、何らかの意図を
もって虚偽の報告をしたことはないと釈明した。
ところが、国会事故調側から明るさについて質問があって説明したというのは
虚偽で、説明の席では、玉井俊光・東電企画部部長(当時)の方から「建屋カバ
ーがかかり、今は真っ暗だ」との明るさをめぐる話を切り出していた。
茂木敏充経済産業相は7日の衆院予算委員会でこの問題について「何らかの意
図を持って虚偽の説明をしたとすれば、断じて許されない」と答弁している。(後略)
うそ 社長はどう説明 東電「真っ暗」報告 参考人招致
東京電力の広瀬直己社長が、国会事故調の福島第1原発への現地調査を妨げた
問題で国会の場で説明を求められることになった。東電社長は「現地調査断念を
ねらってうその説明をしたと認めるのか。国会の調査権をないがしろにした責任
をどう取るのか。12日にも開かれる衆院予算委員会での参考人招致のポイントを
整理した。
「勘違い」の部長、原発畑の人
玉井俊光企画部部長(当時)は社内で原発畑を歩んできた。業界紙「電気新聞」
などによると、柏崎刈羽原発の技術総括部長や、福島第1原発第1保全部計測制
御1・2号グループマネージャーを務めた。(後略)(2月10日朝日新聞より抜粋)
◆サウジと原子力協力交渉 経産相合意 原発輸出推進 鮮明に
茂木経済産業相は9日、サウジアラビアの政府機関「アブドラ国王原子力・再
生可能エネルギー都市」のファラジ副総裁と会談し、原子力発電の技術開発や人
材育成などで協力する「原子力協力文書」の締結に向けて両国が協議に入ること
で一致した。日本が原子力協力の締結交渉に入るのは東京電力福島第1原発事故
以降初めてで、原発輸出を推進する姿勢を鮮明にする。
会談ではファラジ氏が、原発開発について「日本の技術に期待している」と呼
びかけた。茂木経産相は文書締結を提案し、ファラジ氏が賛同した。(後略)
(2月11日読売新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.テント日誌2/6(水)経産省前テントひろば―514日目
| 雪の予報ははずれたが、さて
└────
立春を前後して春を思わる陽気だった。こんな日が続くと陽気に誘われた狂い
咲を強いられる桜も出てくるのではと心配したがよく出来たもので今度は雪とい
う予報だった。少し、厚目の服装ででかけたが按ずるほどでもなかった。深夜か
ら雨模様にはなってきたが、どうやら雪ではなさそうだった。そんなこんで寝に
入ったがテントを打つ雨はやはり寒い。「雨の降る夜は…」という演歌の一節を
口でハモリながら、どうして雨はこころを魅せるところがあるのだろうか、と思
った。かつて少年の日に雨に閉じ込められた納屋にはエロスの匂いもあった。そ
ういえば中上健次には『水の女』という小説もあった。はるか遠い日々に人間の
祖先が水に棲んでいたことが身体に残っているのだろうか。とりとめもない空想
をしているうちに何時の間にか眠ってしまっていた。
朝は雨でテント前に正座して座っているWさんも今日はテントのなかである。
テントの中にはいつもの座り込みのみなさんも集まって談議の花だ。私はどうも
女子柔道選手たちの告発のことが気になっていて少し感想めいたことを話した。
制度があらゆる領域で壊れ始めているというのはずっといだいてきたことだが、
スポーツの世界でのこの現象はやっぱりと思った。選手と指導者、選手相互で起
きている事柄はこれまでの共同規範というか、精神的な関係が壊れているのであ
り、多分、指導層は何が生じているか、わからないのだと思う。もちろん内柴選
手というか監督のことも同じ基盤の問題である。
肉体を鍛錬するのがスポーツだが、それは肉体的であると同時に精神的行為で
ある。集団でやるスポーツと個人でやるスポーツの違いはあるにせよ、この精神
的の側面は頭脳よりは内蔵で考えるという面を多分に持つところがある。それだ
けに、精神的なものを基盤にした関係は伝統的なものによってきた。自由や民主
的な理念による関係よりは伝統的な理念による関係が支配的だった。柔道の場合
について言えば武道的な精神だった。これが壊れていると言うか、通用しなくな
っているのだ。この問題は広げていえばいじめや教育のことにもなるのだろうが、
安倍が語る強い「日本」にかかわる問題なのだ。彼らの理念の基盤が壊れている
のだ。その意味では柔道選手の告発と反逆は希望を象徴しているところがある。
彼女らを孤立させてはならないと思える。外のみぞれを見ながらテントの内では
そんな話等が続いていた…。 (M/O)
テント企画のお知らせ。「今や川柳力の時代 DVD上映と川柳句会」
2月17日(日)15時スタート・第二テント。無料、ただし定員18名。
一部、DVD上映「鶴彬 心の軌跡」、
二部「反原発川柳句会 選者;乱気龍 話し;乱気龍」
(定員がありますので早目に申し込みを)
第9回 女たちの一票一揆 院内集会
日時:2月19日(火)14時~16時30分 資料代500円
会場:参議院会議室
第一部 ■講演;「脱原発、脱化石の切り札水素って」
■報告;「福島からの現状報告」(男性も参加できます。)
第二部 ■テーブルトーク「参院選に向けてのアクション」(女性のみの参加
です)
──────────
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
タイトル及び内容を400字 以内で、またその他投稿に関しては400~800
文字以内でタイトル及び内容を お送り下さい。
宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を
「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
──────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。