「経産省まえテントは、原発推進への抗議と国民の意思を国へ伝える場」など-地震と原発事故情報
- 2013年 3月 22日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1784】
2013年3月22日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.経産省まえテントは、原発推進への抗議と国民の意思を国へ伝える場
国民主権の場であり、国民の正当な抵抗権のあらわれだ
「テントを守ろう」記者会見を多くのマスコミが取材 (柳田真)
★2.福島で、友情つながりの心温かな市民デモと集会
3・11郡山レポート (青山晴江)
★3.学習会:地球温暖化の真実 第二回(3月6日開催)
IPCCのCO2地球温暖化説の間違い 参加報告 (冨塚元夫)
★4.新聞・雑誌から
◇冬の節電、政府想定超え 最大電力需要3~8%減(3月22日茨城新聞)
◇プルトニウム利用計画:電事連が作成断念 (3月22日 毎日新聞)
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※あす23日(土)17時半開場・18時開会
【徹底解析 福島原発事故:物理学者集団の社会的責任を問う】
講師 槌田敦さん、会場 スペースたんぽぽ舎、参加費800円
(事前申し込み不要、直接会場へお越しください)
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┗■1.経産省まえテントは、原発推進への抗議と国民の意思を国へ伝える場
│ 国民主権の場であり、国民の正当な抵抗権のあらわれだ
│ 「テントを守ろう」記者会見を多くのマスコミが取材
└────(柳田真 たんぽぽ舎)
昨日、3月21日(木)午後1時、経産省まえテントひろばで、テント撤去に
反対する記者会見が開かれた。私もテントを応援する一員として参加・発言し
たので、その要旨を報告します。
○取材・・・朝日、毎日、読売、東京、TBS、共同通信、時事通信、赤旗、
社会新報、フリーランス・市民メディアなど10数人、計60人ほど
○発言・・・(司会:木村さん)渕上太郎さん、長谷川弁護士、鎌田さとしさん、
柳田、正清太一さん、二瓶和子さん(約30分ほど)
○質疑・・・7人ほどが質問・発言。しめくくり:江田忠雄さん。計1時間程。
◇渕上さん:「テントの場所を貸してくれるよう、経産省とはずっと交渉中、
不法占拠ではない状況」、係争中と言える。「テントひろば」は原発推進の
国への抗議の場であり、国民の意見を国へ伝える場でもある(=国民主権の
場)。自分の意思で撤退する気はない。堂々と闘っていく。
◇鎌田さん:「テントひろば」の運動をずっと支持してきた。私のほかに瀬戸
内寂聴さん、落合恵子さん、坂本龍一さん、広瀬隆さん。「テントひろば」
は550日超も平和裏に存在してきた。これは、脱原発の運動の成長と、日本
の民主主義の成長だ。脱原発のシンボルとして、平和のシンボルとして、
民主主義のシンボルとして、このテントを守って闘おう!
◇長谷川弁護士:占有移転禁止仮処分決定書が2人のテント代表(渕上氏・正
清氏)宛てに届いた。第二次世界大戦においても戦争責任をとらない人々は、
この原発事故の惨状でも誰ひとり責任をとらない。このテントは、人々の
「抵抗権のあらわれ」である。徹底的に最後まで闘い抜く。
◇柳田:たんぽぽ舎はこれまでテントと一緒に原発廃止の運動を進めてきた。
全国各地で、金曜行動とテントひろばは、光明の灯となっている。この灯を
消してはいけない。「テントを守ろうハガキ」も3千枚を超え反応が大きい。
民衆の抵抗として、民主主義抵抗運動として共にがんばろう!
※東京新聞3月22日・朝刊(社会面)に、要旨と写真が掲載されたので
ご覧頂きたい『「脱原発テント守る」—国の退去要求に市民団体が訴え』
※IWJ CH8 アーカイブで映像を見ることができます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/68939
(掲載期間終了後は、会員限定記事となります)
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┗■2.福島で、友情つながりの心温かな市民デモと集会
│ 3・11郡山レポート
└────(青山晴江 たんぽぽ舎ボランティア)
満席のバスが郡山駅前に着いたのは昼前だった。ビッグアイの展望台から
山々と市内が一望でき、昨年1万6千人が熱い思いで集まった開成山公園も見
えた。「3・11」は誰にとっても特別な日。人間の尊厳をふたたび問う日だ。
ある会議で「それではフクシマを見捨てるというのですか?」という悲痛な声
を聞いたとき、本気でバスツアーを組んで3・11は郡山を歩こうと思った。
少人数でもひとりずつの想いが伝わる、手作りのデモと集会を、と。チラシも
手書き。見出しは「二年目の3・11 スリー・ノン(3NON)の女たち
WALK in 郡山」。三つの「NON」は各自の自由な意思表示。例えば、風船やプ
ラカードにNO原発、NO WAR、NONバイオレンス、NONセクショナリズムなど。
近藤さんや現地の女たち、たんぽぽ舎の協力で準備や情報の拡散が進んだ。
初めてのデモ申請をしにひとりで郡山警察署に行った。部屋は[相談室]とい
う札が出ている取調室のような雰囲気の所だったが、応対は丁寧で、東京から
では大変でしょうと1回の訪問で済むようにしてくれた。警察で働く人の中に
も原発や放射能に対してまともな認識を持ち、家族を避難させてばらばらに暮
らし、未来を憂う人もいるのだと知った。
その反面、市役所の一室でおこなった記者会見で、福島テレビの若い記者は
「個人の意見ですが」と前置きし、チラシに書いてある「郡山市はまだ高線量
の所もあり..の言葉は要らない」と言った。もう線量は低くなっているし、自
分も子どもを連れて歩いていると。
しかしその日に私が見たさくら通りのモニタリングポストは0.346マイクロ
Sv/hだった。実際にはもっと高いと言われているし、事故前は0.03マイクロSv
/h程度だったのだ。子どもたちの被曝はどれほどか。
当日のデモはそれぞれに気合十分な市民たち150人程が駅前から市の目抜き
通りのさくら通りを行進。女性が多いがサポート精神の男たちも参加。「こど
もたちを避難させて」「福島を忘れない」「ふるさとは原発を許さない」等の
横断幕。3NONをマジックで書いた色とりどりの風船。ニューヨーク帰りの
MASAさんがサックスを吹き、李政美(イヂョンミ)さんが歌う会津磐梯山で
かんしょ踊りをしながらゆっくり進む。後ろにはチャングやドラム。町ゆく人
が頭を下げてくれたり、バスの中から小さく手を振る人。車からじっと見てい
る人たち。
郡山の黒田さんがハンドマイクで声をあげる。「みなさん! 郡山の皆さん!
皆さんが何もしなかったら子どもたちはどうなるのですか?」・・・このふり
絞るような言葉が心から離れない。白い防護服の森園さんが「ゆっくり進みま
しょう、郡山でのデモはめったにないから、時間いっぱいやりましょう」と
言った。ゆっくりと歌いながら進む私たちをビルの上から見つめている人びと。
互いの思いがつながりますように、どうか声を上げてください、と思わずには
いられない。
交流会では、「グリーナムの女たち」の上映、MASAさんと李政美さんの心に
響くコンサート、郡山市議・駒崎さんの福島報告、リレートークでは福島のか
たとバスツアーの参加者などが発言。『阿武隈共和国独立宣言』の著者・村雲
司さんは小説の中と同じように、2年目の3・11にバスに乗り込み、「独立
宣言」を読み上げた。最後のキャンドルナイトでは、アメリカや霞が関のテン
トひろばとスカイプ中継で繋がった。
小さくても少人数でもと始めたことだが、友情つながりの市民ひとりひとり
の自由な参加で、豊かな心温かいデモ・集会となった。参加してくれた全ての
方に、また参加できなくても協力いただき心寄せてくれた全ての方に、感謝の
気持ちでいっぱいです。
「3・11はフクシマの現地に立ちたい」この特別な思いをいつも心に持ち続
けて、これからも福島の痛みを共有し、共に行動をしていきたい。
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┗■3.学習会:地球温暖化の真実 第二回(3月6日開催)
│ IPCCのCO2地球温暖化説の間違い 参加報告
└────(冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティア)
IPCC[気候変動に関する政府間パネル]の二酸化炭素温暖化説に真っ向反
対する内容については、今まで諸説がありますが、いずれもIPCCの主張(スー
パーコンピュータを使用して地球システムをシミュレーション計算し、その結
果が実測値と合致している)を論破するには到っていない現状があります。た
だ、シミュレーション計算の詳細内容が不明確で、完全に論破することは困難
です。従って、温度実測値など、周辺の事実を並べ立てて論破していくことに
なります。
二酸化炭素素温暖化説を論破する理屈として以下のような詳細な説明があり
ました。
1)二酸化炭素濃度は同じなのに、北半球が南半球より格段に温暖化している
こと、更には、北極に近いほど温暖化が激しいこと→人為的発熱が、温暖化
の真因であり温室効果ガス(水蒸気が主体)との相乗効果で温暖化している
2)太平洋に較べて日本海の温暖化が顕著な理由は、重回帰分析の結果から、
原発の温排水であったと判断できること。日本海の原発温排水が、日本海沿
岸を2~3度ほど温めていた(第一回で説明したことのおさらい)
3)空気を温めたエネルギは、大気循環により、早急に大気全体に分散され、
エネルギは容易に高空にも達し、宇宙に還すことができるが、海洋を暖めた
エネルギは、そのエネルギの大半が遠赤外線として、大気を透過し、宇宙に
放出しなければなりません。海洋を暖めた場合は、温度上昇が小さく、電磁
波放出エネルギが小さくなる。また、海洋を暖めたエネルギは、水蒸気を主
体とする温室効果ガスに捕まり、宇宙に返す量が制限されます。そのため、
海洋を暖める原発温排水は、温暖化の根源であると結論されます。
CO2(二酸化炭素)よりもH2O(水蒸気)のほうが温室効果ガスとして数倍、
影響が大きいことをIPCCは無視しています。
※次回(第3回)は、「温室効果ガスとは何か、水蒸気はなぜ効果が大きいか」
をテーマに学習する予定です。是非ご参加ください。
4月17日(水)19時から、会場:「スペースたんぽぽ」
(事前申込み不要、直接会場へお越しください)
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┗■4.新聞・雑誌から
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◆冬の節電、政府想定超え 最大電力需要3~8パーセント減
(3月22日 茨城新聞より)
政府が今冬に節電を要請した沖縄電力を除く9電力管内で、昨年12月から
3月15日までに記録した最大電力需要が、2010年度の冬と比べて3.6~8.7%減
ったことが21日、経済産業省の集計で分かった。いずれの地域でも政府が当初
想定した節電分を上回る減少率となっており、家庭や企業の対策が一段と進ん
でいることが裏付けられた。
政府は(中略)冬の節電実績が予想以上だったため、計画停電の準備要請や
厳しい数値目標の設定などは見送る可能性がある。(後略)
◆プルトニウム利用計画:電事連が作成断念
(3月22日 毎日新聞より)
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で13年度に取り出
す予定の核分裂性プルトニウム約0.6トンの使い道を示す利用計画について、
電気事業連合会が、国の原子力委員会が定めた提出期限の今月中の作成を断念
したことが21日、関係者への取材で分かった。国内の原発再稼働の見通しが
不透明で、原発でプルトニウムを燃やす「プルサーマル」の実施にめどが立た
ないためとみられる。(後略) (共同)
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