東電も関電も真実を伝えない! ―前衆議院議員川内博史さんの講演会から―
- 2013年 4月 6日
- 交流の広場
- 木村雅英
川内講演会について簡単な報告を書いたので送ります。
フクイチ1号機の非常用復水器(IC)に損傷があったのではないか?
フクイチ1号機の爆発は5階でなく4階ではないか?
東電も関電も真実を伝えない!
―前衆議院議員川内博史さんの講演会から―
(木村雅英 再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
「再稼働阻止全国ネットワーク」が4月1日(月)夜にスペースたんぽぽで開催した講演会に記者を含め50人以上が参加した。川内博史さんが「脱原発に向けて真実を語る」と題して、フクイチ視察の生々しい報告をして東電・関電の体質を糾弾した。
「事実をしっかり知る」ために3月13日と28日の2回も5mSvを超える放射能を浴びながらフクイチ1号炉を視察した川内さんは、13日のビデオ撮影をした東電社員に写っていることをモニターなどで何度も確認してあったのに結果が真っ暗であったこととともに、爆発は発表された5階でなく4階で起こった可能性大であり、B系の水位が東電発表(85%)と異なって100%であったことなどから、フクイチ1号機の非常用復水器(IC)は地震で配管損傷があった疑いが一層強くなったと驚きの報告。
また、入手した保安院や電力会社の資料を参照しながら、東電が事故直後の警報記録などを印字できなかったことに関して、アラームタイパーの補助記憶が無いのは、全国の発電所で福島第一発電のみであり、電子的記録が残っていないのは不可解であることを明らかにした。
さらに、関西電力の昨年夏前の電力需給見通しでは、水力発電供給力を約1割小さく評価して電力不足を強調していた、電力需要予測で3.11後の「国民」の節電への意識変化を盛り込まないで過大評価していた、従って本当は昨年7月に大飯を再稼働しなくても電気は足りた、原発が無くても電力は足りていると断言できると語った。
32ページに及ぶ資料を参照しながら、ホワイトボードに図を描きながら、熱く語った川内博史さんの講演は、再稼働阻止全国ネットワークのHPまたはIWJチャネル7で観られます。是非ご覧願います。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/2131
なお、4月5日(金)夜10時から、ニコニコ動画とUstreamで、福島第一原発1号原子炉建屋撮影ビデオを川内博史さんの解説付きで放送されました。東電以外の第三者が撮影した唯一の原子炉建屋の内部映像に注目しましょう。
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