アベノミクスの嘘
- 2013年 5月 11日
- 交流の広場
- とら猫イーチ
最近は、馬鹿らしい嘘に笑うことが多いのですが、この記事を観たときには、笑うより哀しくなりました。 己が立場から云わずにはおれなかったのでしょうか。 「日経平均株価が4年11カ月ぶりに1万4000円台を一時回復したことについて、甘利明経済再生相は7日の閣議後会見で、安倍晋三政権の経済政策「『アベノミクス』の効果が『次第に、実体経済に反映されつつある点が評価されている』との認識を示した。」(産経) 私の感想は、一言です「何処が?」。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130507/fnc13050713130007-n1.htm
「アベノミクスの効果、次第に実体経済に反映」と甘利担当相 株価1万4千円回復で MSN産経ニュース
甘利明経済再生相は、投資はしておられないでしょうが、敢えて云いますと、「投資話とかは聞いてはいけません」と申し上げます。 株屋に騙されて「回転売買」で泣きをみることになるでしょうから。 今は、ただのバブルなのだよ、金融・経済の勉強をしてから発言してね、と御忠告申し上げます。 蛇足ながら、今年三月に退職された方々にも、一言。 今の株式市況で喜んでいるのは、遅くとも昨年夏頃から仕込んだ人で、今頃、買っている人は、負ける確率が高いのです。 株屋の新聞(日なんちゃら)は、負け組予備軍を誘いこんでいますので要注意です。
そもそも、本川裕氏が「社会実情データ図録」で正しく御指摘になっておられるように「消費者物価指数は2013年3月に生鮮食品を除く総合で対前年同月比マイナス0.5%と先月より低くなった。生鮮食品を含む総合はマイナス0.9%だった。アベノミクスでインフレ期待が高まっているが実際はデフレが強まっていることになる」のです。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4720.html
諸費者物価指数の動き
本川 裕 (ほんかわゆたか)社会実情データ図録
虚構の株価から実体経済を論じるのは、空中楼閣に等しい愚かなことです。
http://www.bizloop.jp/release/NRR2013111345/
「株高から実体経済が回復していると判断するのは時期尚早!!」【ドットコモディティ】
それより、「アベ・クロ」コンビに提案します。 値下げの泥沼競争に陥っています牛丼業界を指導して、値上げ競争をするようにした方がインフレになる要素を一つでも多くすることになるのではないでしょうか。 宜しく御検討下さい。
http://biz-journal.jp/2013/04/post_1833.html
「ダイヤモンド」vs「東洋経済」! 経済誌双璧比べ読み(4月第1週)
松屋・すき家値下げの泥沼競争 牛丼業界が最終決戦に突入!
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