「新潟での出張ハンスト報告―柏崎刈羽現地闘争に行ってきました」など-地震と原発事故情報
- 2013年 5月 21日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1840】
2013年5月21日(火)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.5/18-19再稼働阻止全国ネットワーク主催「柏崎刈羽再稼働阻止
応援ツアー」に参加して
再稼働阻止-新潟と福島と全国がつながった
多様な人々が全国各地から参加した
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.新潟での出張ハンスト報告―柏崎刈羽現地闘争に行ってきました
女たちの交流会-音楽あり、新潟の長い闘いの歴史あり、
福島の女たちの苦闘の活動あり…
橘 優子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞・雑誌より
◆もんじゅ廃炉を 金曜デモアピール チャリデモまだ走る
(5月18日東京新聞より抜粋)
◆原発再稼働反対5割超 共同通信の世論調査
(5月20日茨城新聞より抜粋)
◆燃料費削減 熱い期待 シェールガス日本へ
調達「2~3割安く」中部電 米国の価格は4分の1
(5月19日東京新聞より抜粋)
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※5/22学習会にご参加を!
『上関原発と漁業権』…海はだれのものか…
たとえ漁協総会が決めても、漁民が納得しなければ大丈夫
講 師:熊本一規さん(明治学院大学教授)(「脱原発の経済学」の著者)
日 時:5月22日(水)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:800円
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┗■1.5/18-19再稼働阻止全国ネットワーク主催「柏崎刈羽再稼働阻止
| 応援ツアー」に参加して
| 再稼働阻止-新潟と福島と全国がつながった
| 多様な人々が全国各地から参加した
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
柏崎刈羽原発はもっとも再稼働の危機が迫っている原発ではありません。愛媛
県伊方、北海道泊、鹿児島県川内、これらのほうが先に再稼働される可能性が高
いとみられています。再稼働阻止全国ネットは昨年11月10日に東京で300人(50
団体・ネットワークと個人)が参加して結成されました。この柏崎刈羽現地行動
は結成後もっとも大きな行動ですが、その理由は東電にとって柏崎刈羽の再稼働
が死活問題であり、我々にとっては再稼働を許さず東電を前段から攻めるという
先制攻撃の意味があります。そして具体的に再稼働の危機が迫ったときすぐに現
地に結集できる体制を作るという意味があります。
このたんぽぽ舎を中心としたバスツアーの案内役は米山さん、柏崎出身で長年
戦ってきた菅井益郎さん、同じく伊藤久雄さんでした。
東京からのバス2台80人に加えて福島からマイクロバスで10人を始め青森、茨
城、関西、石川など全国から合計約120人が参加しました。
18日14時から柏崎刈羽原発反対地元三団体が準備したツアー受け入れ集会が行
われました。
地元三団体からは共同代表の矢部忠雄さん、差し止め訴訟原告団の吉田隆介さ
ん、プルサーマルを考える市民ネットの桑山史子さんが挨拶されました。
再稼働阻止ネットからはたんぽぽ舎の柳田さん、経産省前テントの八木さんが
挨拶しました。
各地からは福島始め、大間、東海村、志賀(羽咋)から挨拶がありました。福
島の連帯ユニオンの佐藤昌子さんは除染労働者の過酷な労働条件と不当に低い報
酬について話されました。大熊町から避難生活をしている木幡ますみさんは病人
や子供が過酷な避難生活のなかで次々と死んでいく実態を話されました。東海村
からは2人が再稼働の危険と村長選挙のアピールをされました。
夜は2つの民宿に分かれて全員で交流・懇親会を行いました。
翌日は見学コース(バス2台多数)と街宣コース(車2台9人)に分かれて行
動しました。
街宣したのは福島の女性を中心に地元代表とたんぽぽ舎代表でした。
見学コースは近藤容人さんの案内で、椎谷岬、真殿坂(まどがさか)断層、原発
全景、原発交付金で建設した生涯学習センター・ラピカなどを見ました。
最後に街宣の人も加わって、全員で原発に近い荒浜で集会・再稼働阻止のシュ
プレヒコールを行いました。
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┗■2.新潟での出張ハンスト報告―柏崎刈羽現地闘争に行ってきました
| 女たちの交流会-音楽あり、新潟の長い闘いの歴史あり、
| 福島の女たちの苦闘の活動あり…
└──── 橘 優子(たんぽぽ舎ボランティア)
○5月17日から休みを取って経産省前テントひろばのハンストに参加、16日夕飯
から食を絶っても折角の休みにやらねばならないことはたくさんあって、さすが
に金曜官邸前行動のたんぽぽ舎の旗持ちしていたら、クラクラ…8時前には経産
省前テントひろばに戻って、座り込みながらお姉様たちに、柏崎・刈羽遠征にハ
ンスト用のプラカードやはんてんを借りても良いか訪ねたら、「ああ、いいよ
出張ハンストで行っておいで」!という訳で、18日の夜の交流集会までの2日程
度の短期のどこでもハンストでしたが、集会はもちろん、バスの中でも、休憩の
SAのトイレでもはんてんでプラカード、「私にエサを与えないで!」とまわっ
てくるお菓子もさえぎって、夕方にハンストは終了、夜の宿のおいしい食事は半
分くらい食べて、交流会に臨むことができました。体は軽くなり、夜も皆がビッ
クリするくらいの寝つきの良さで熟睡。
○東京からの2台のバスの大遠征のこと、青森や福島、東海村、富山、関西から
も仲間が駆けつけ、柏崎・刈羽現地の仲間たちとアツい交流の中、再稼働阻止の
大集会を成功させたこと、新潟日報にも写真入りで大きく取り上げられて、以降、
多数の参加者からもご報告いただけると思いますので、私からは、「女の館」の
報告を。
というのは、私も行ってみてビックリ、宿泊が男女で別々の海の家を兼ねた民
宿に別れてとなり、夕食とその後の交流会も、まったく男女別となったのです。
新宿に帰りついてからの打ち上げで男性の方からは原発いらない福島の女たち
の話が聞きたいとかなりのクレームもあったということですが、ああ、そういわ
れると、そうかしら、ごめんなさいで、女性の宿の方は、皆さっさと夕食を済ま
せて、入浴して着替えて、さながらパジャマパーティー。
○オープニングは国会前でお馴染みの「花の金曜プンムル(農樂)隊」のパフォー
マンス、原発いらない福島の女たちの黒田さんもチャンゴをたたき、私も昔なら
った鳳山仮面劇の舞で参加、やりたい放題どんちゃん騒ぎをしてからの交流会は、
一気に打ち解けて盛り上がりました。
おひとりおひとり自己紹介しながら述べられた新潟の闘いの長い歴史、柏崎・
刈羽の地域で孤立して闘う困難さ、心打たれるものがあります。そして、大勢で
駆けつけた福島の女たち、とりわけ、避難先の会津から4人で揃って来た大熊町
の女たちは、避難先で出会って共に歩み始めたこと、既に大熊町に戻ることは断
念する中で、放射能に汚染されたものを移動させることなく、大熊町に中間貯蔵
施設を設置すべきと決断するに至ったこと、前を向いて若い世代と共に生きる街
づくりを考えていきたい、そう語る彼女らの潔さにも私たちは胸を詰まらせます。
○そして、こういう、雰囲気の中だからこそ、参加者全員が自己紹介をし、人前
で語り合い、お開きの時間になっても話は尽きず、深夜まで話し込む人も居れば、
寝る人が歯磨きしている洗面所に早起きの人が歯磨きに来たとかで、早朝からの
海を眺めながらのおしゃべり会は、体ほぐしや、簡単ヨガ講習会になったり、7
時くらいには、朝飯前のひと騒ぎ、海岸でのプンムル、皆、やりたいように体を
動かし、太極拳もやって、最後に気功で深呼吸したら、海の香りが体中沁み渡り
ました。女たちの闘いは自他共に労わりあいつつ、しなやかに、軽やかに歩んで
参ります。
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┗■3.新聞・雑誌より
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◆もんじゅ廃炉を 金曜デモアピール チャリデモまだ走る
脱原発を求める毎週金曜日恒例の抗議活動が17日夜、東京・永田町の首相官邸
前や国会周辺であった。プラカードを手にした市民らは太鼓などのリズムに合わ
せて「再稼働反対」とアピールを繰り返した。日本原子力研究開発機構の高速増
殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で機器点検漏れが発覚し、原子力規制委員
会が使用停止を命じることを決めたのを受け、参加者からは「もんじゅの廃炉決
定を」「原発はもうあきらめろ」との厳しい声が上がった。
チャリデモまだ走る-自営業加藤晴之さん(60)(東京杉並区)
国会周辺を自転車で走りながら脱原発を訴えています。チャリデモの名前で周
りにも定着してきました。(中略)
子どもの将来を考え、「次の地震が来たら原発はどうなるのか。再稼働はおか
しい」と感じました。参院選もここで集まった声を届ける大切な機会です。
(後略) (5月18日東京新聞より抜粋)
◆原発再稼働反対5割超 共同通信の世論調査
共同通信の世論調査で、停止中の原発の再稼働の反対が賛成を大きく上回った
のに対し、政府の原発輸出の方針は賛否が並んだ。(中略)
再稼働の「反対」は昨年5月の調査で56.3%、同年7月の調査で51.9%とほぼ
同水準で、依然として反対が根強い。
再稼働に反対との回答のうち約20%が輸出に賛成としており、再稼働に比べて
輸出への賛否の差が縮まった。
再稼働について支持政党別にみると、日本維新の会支持層は賛成が50.5%で反
対の38.5%を大きく上回ったが、自民党支持層は賛成47.6%、反対42.8%、公明
党支持層は賛成43.2%、反対44.3%で賛否が2分。民主党支持層では60.8%が反
対、賛成は39.2%だった。
男女別では男性が反対49.7%、賛成46.4%、女性はそれぞれ58.6%、28.7%だ
った。(5月20日茨城新聞より抜粋)
◆ 燃料費削減 熱い期待 シェールガス日本へ
調達「2~3割安く」中部電 米国の価格は4分の1
米政府が新型天然ガス「シェールガス」の日本向け輸出を許可したことで、日
本の電力会社からは18日、輸入価格が中東産の液化天然ガス(LNG)などに比べ
「2~3割安くなる」(中部電力)と期待の声が上がった。原発停止で膨らんだ火
力発電用のLNG費用の負担軽減や、電気料金値上げの抑制につながる可能性が
あるためだ。輸入先を分散することで、政情が不安定な地域からの調達に伴うリ
スクも軽くできると見込んでいる。
○ 大きく前進
「2017年中の天然ガス液化事業の開始に向けて大きく前進した」
今回の米政府の決定で輸出先となる中部電と大阪ガスは18日、歓迎のコメント
を連名で発表した。(後略)
○ 価格4分の1
(前略) 中部電の場合、中東などからのLNGの調達価格は取引で使われる単位
の100万BTU(英国熱量単位)当たり16ドル程度だ。これに対して、米国ではシ
ェールガスの増産に伴って価格が下がり、4ドル程度と大幅に安い。この米国産
「格安LNG」を日本に運ぶと輸送費や保管費で12~13ドル程度になるが、それ
でも現行価格に比べれば相当安くなる。(後略) (5月19日東京新聞より抜粋)
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