アジア記者クラブ5月定例会:これでいいのか、憲法96条改正、靖国参拝 右翼から見ても今の政治状況はおかしい
- 2013年 5月 24日
- 催し物案内
2013年5月24日(金)18時45分~21時
明治大学リバティタワー10階(1103教室)
ゲスト 鈴木邦男さん(一水会顧問)
「『侵略』という定義は学会的にも、国際的にも定まっていない」。4月23日の国会
答弁での安倍首相の発言だ。国際的にも波紋は広がっている。靖国参拝についても自民
党の大多数が「外交問題になること自体がおかしい」という立場だ。尖閣(釣魚)問題
も含めて、中国、韓国からの批判に対しては、「脅しに屈しない」と叫ぶ。自民党の中
谷元議員による国会が決めた選挙法に最高裁が違憲判決を下すのは疑問だとする衆院憲
法審査会での発言は、三権分立など知らないと言わんばかりのお粗末ぶりであった。こ
れらの稚拙さを目の当たりにすれば、控えめにみても、為政者としての資質を持ち合わ
せているのか疑わしい。とても政治を付託する政党には思えないのだが、世論の支持率
は高い。この政権が夏の参院選では、憲法96条の改正を前面に掲げて戦うと公言して
いる。
外交問題でいえば、相手の立場になって考えることのできない政権といえる。自民党の
改憲草案には自衛隊の国防軍への昇格と軍法会議の復活も謳われている。近隣諸国との
係争を戦争で解決するのかと誰もが疑うのではないか。
5月定例会は、250回を記念して、右翼一水会の顧問、鈴木邦男さんをゲストにお招
きします。鈴木さんは、A級戦犯が合祀されている靖国参拝に反対し、手続き論先行の
憲法改正や自民改憲草案を批判しています。政治の暴走にブレーキをかけられないメデ
ィアや論壇の衰退、政治の迷走に鋭く切り込んできた論客です。現在の国難に際しては
、「左翼は何をしているんだ」と姿が見えなくなった“敵陣”にも激を飛ばしています
。参院選前の言論の閉塞状況に光が見いだせるのか、鈴木さんの舌鋒に注目したいと思
います。
■会 場 明治大学リバティタワー10階1103教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000
円
■主 催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com
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