「規制委員会-規制庁・抗議活動が大きく報道されました」など-地震と原発事故情報
- 2013年 7月 10日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1894】
2013年7月9日(火)その2 地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします 転送歓迎
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★1.規制委員会-規制庁・抗議活動が大きく報道されました
朝日、毎日、東京、NHK、TBSなど、ほぼ全マスコミで報道
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.北海道、四国、九州でも市民が抗議活動
九州の活動を報告 さよなら原発いのちの会
★3.再稼働正当化許さない 市民団体が抗議
「原発さよなら四国ネットワーク」大野恭子さんら
(7月8日毎日新聞より抜粋)
★4.東京電力本社へ申し入れた文書
柏崎刈羽原発の再稼働申請は許せない
再稼働阻止全国ネットワーク
★5.新聞・雑誌より1つ
◆地下水のセシウム、3日前の90倍に 福島第一原発
(7月9日朝日新聞夕刊より抜粋)
★6.テント日誌7月7日(日)経産省前テントひろば666日目
昨日例年より14日 早い梅雨明け宣言がされました
七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちが
来テント (I,K)
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┗■1.規制委員会-規制庁・抗議活動が大きく報道されました
| 朝日、毎日、東京、NHK、TBSなど、ほぼ全マスコミで報道
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
7月8日(月)、「再稼働阻止全国ネットワーク」のよびかけで、原子力規制委
員会-規制庁闘争が全力で闘われた。4つの電力会社(北海道、関西、四国、九
州)の現地の市民それぞれがプラカードを持ち、電力会社の申請書自体が規制基
準を満たしていない(防潮堤ができていない=未完成、免震事務棟が未完成など)
ことを指摘して、申請を取り下げろとアピール。又、抗議申入書では、再稼働促
進の規制委基準そのものに反対!と訴えた。
当日の行動はほぼ全マスコミで報道された。その一部。
東京新聞の見出し=原発新基準 満たされず 4社10基再稼働申請 写真入り
朝日新聞の見出し=「事故原因も解明されていないのに」福島の避難者ら、憤り
写真入り
毎日新聞の見出し=市民団体が抗議-再稼働正当化許さない 写真入り
共同通信-各県のそれぞれの地方紙に掲載
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┗■2.北海道、四国、九州でも市民が抗議活動
| 九州の活動を報告
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九州電力へ川内原発再稼動申請の撤回を求める要請行動を行いました。
さよなら原発いのちの会(昨年7月より九電川内営業所前で毎週金曜行動をし
ている会)
日時7月8日(月)午後1時半川内原発展示館で申し入れしました。
参加者は、薩摩川内市民と近隣市町村の方。
代表の堀切さんが要請文を読み上げて、参加者は原発立地の自治体で暮らす者
としてそれぞれ思いを語りました。
九電の代表の方は、一人一人のその思いに対して失礼にならないように気をつ
けながら何を言っても慎重に十分に配慮して再稼働するという答えでした。
この方たちの頭や心の中はどうなってるのかなと思いつつ 生身の人間として
少しは感じて下さったことを期待(出来ないかな?)するしかないかなあという
ところでした。
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┗■3.再稼働正当化許さない 市民団体が抗議
| 「原発さよなら四国ネットワーク」大野恭子さんら
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原子力規制委員会が入る東京都港区六本木のビルの前では午前9時前から、
再稼働申請をする電力4社の地元で原発に反対する市民団体のメンバーら約80
人が抗議した。「再稼働反対」「大飯(原発)を止めろ」とシュプレヒコールを
上げた。
「原発さよなら四国ネットワーク」の事務局、大野恭子さん(61)は、四国電
力に対して「申請をやめてください。伊方原発の前には世界有数の活断層がある。
四国電力のみなさん、古里を守ってください」とマイクで呼び掛かけた。
市民団体「再稼働阻止全国ネットワーク」の共同代表、柳田真さん(73)も
「新規制基準に抗議したい。福島原発の事故原因が不明なのに対策を取れるのか」
と演説。参加者らは、原子力規制庁の広報担当者に「新規制基準は住民の安全で
はなく、再稼働を正当化するためのものだ」と訴える抗議声明文を手渡した。
(後略)(7月8日毎日新聞より抜粋)
注:規制庁への抗議声明の全文は、【TMM:No1893】に掲載
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┗■4.東京電力本社へ申し入れた文書
| 柏崎刈羽原発の再稼働申請は許せない
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
2013年7月8日
東京電力株式会社社長廣瀬直己様
東京電力の生きる道は原発の再稼働なのか?
大いなる疑問を持って抗議する
再稼働阻止全国ネットワーク
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549
一昨年の東京電力福島第一原子力発電所の大事故の教訓は「人間と原発は共存
できない」ということであり、大事故は収束しておらず、今なお被曝や被害が広
がっている。
事故により、人も動物も農地も海も汚染され、想像を絶する多大な被害が発生
している。
原発関連死は1000人を超えたといわれ、いまなお16万人もの人が避難し
ており、そして福島の子どもたちは、これから放射能の被曝におびえながら生き
ていかなくてはならない。本当に非人間的なことである。
このことを考えた場合、人間であるならば、福島の人の意見を抜きにして今後
の原発政策を考えることは出来ないことである。
しかしながら、昨年12月に誕生した安倍政権が、原発の再稼働に積極的な姿
勢を示した為、政界業界は福島の原発事故はなかったかのように原発の推進に動
き出した。
以上の状況下、新聞報道によれば本日にも北海道、関西、四国、九州の4電力
会社は計12基の再稼働を申請するとのこと。そして東京電力も柏崎刈羽原発の
6・7号機の再稼働を申請するとのこと。いずれも許されないことである。特に
東京電力は、福島第1、第2原発の廃炉化、被曝労働者の救済と確保、被災者の
救済と補償が全く出来ていず先が見えない中で、新たに原発の再稼働申請する
とは恥ずべき行為である。まさに原子力マフィアの「命より経済」を露呈させた
非人間的行為である。
原発は事故により多大な被害を与えるだけでなく、通常の運転が被曝労働の上
に成り立っていること、それに加え使用済み核燃料棒を中心とした高レベル放射
性廃棄物がほぼ飽和状態とのこと。
これ以上に高レベル放射性廃棄物を作り出す原発を辞めるのは当然のことなの
である。
以上のことを総合的に判断すれば、原発の再稼働に使うお金があるのなら、そ
れは原発立地の原発廃炉事業、原発以外の産業誘致や雇用対策、さらには自然エ
ネルギーの開発等に当てるべきである。
今回、これだけ大きな罪を犯しながら東電や政府は誰一人として事故の責任を
取っていない。本当におかしなことであり、これもまた許されないことである。
事故を起こした当事者である東電の最大の責任の取り方は、一つある。それは
率先して原発から撤退することである。このこと無くして国民の理解は得られな
いであろう。
被曝・被害者には誠意を持って補償することと、原発からの撤退を強く要請す
るものである。
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┗■5.新聞・雑誌より1つ
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◆地下水のセシウム、3日前の90倍に 福島第一原発
東京電力は9日、福島第一原発2号機の海側に掘った観測井戸で8日採取した
地下水から過去最高の1リットルあたり2万7千ベクレルの放射性セシウムが検
出されたと発表した。5日に採取した水に比べ、約90倍に急上昇した。東電は
「海に漏れているかはわからない。今後データを集めて分析する」としている。
検出されたのは、事故直後の2011年4月に高濃度の汚染水が海に流出した
2号機取水口の近くにある「1―2」井戸の水。セシウム134が法で定める濃
度限度の150倍の9千ベクレル。セシウム137は200倍の1万8千ベクレ
ル。5日に採取した放射性セシウムの値の約90倍で、ストロンチウムなどの値
は89万ベクレルで横ばい。東電は「セシウムの値だけがなぜ上昇したのかはわ
からない」という。(中略)
今回高濃度の放射性物質が検出された井戸の数メートル南側には、2号機ター
ビン建屋と海をつなぐ側溝がある。側溝やタービン建屋から今も汚染水が漏れ続
けている可能性について、東電は「現時点ではよくわからない。可能性として確
たるものはなく、データを蓄積して評価したい」と話している。
(7月9日朝日新聞夕刊より抜粋)
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┗■6.テント日誌7月7日(日)経産省前テントひろば666日目
| 昨日例年より14日 早い梅雨明け宣言がされました
| 七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちが
| 来テント
└──── (I,K)
予報の通り朝から太陽ぎらぎら、でもまだ午前中は時折涼しい風がテントの人
たちを癒してくれていました。午後からはじっと座っているだけで汗だらだらだ
ったけれど……
10時過ぎから首相官邸前で行われた“100万人の母たち”七夕プロジェクト
に参加のため長野や福島から訪れた方たちがテントに寄ってくださり、いつもよ
りにぎやかな朝でした。
11時時少し前,悲愴な顔でやってきた若い女性、「タクシー乗り場はどこで
すか?」と、聞けば大事な試験を受けるためやってきたけれど、丸の内線が事故
で開始時間に遅れそう!と必死の様子、居合わせた人たちで一生 懸命タクシー
を止めてあげようとしたが、空車はなかなか来ない、やっと止まったタクシーに
乗り込み地図を見せて目的の場所が霞ヶ関違いで、埼玉にあるもう一つの霞ヶ関
だったことが判明、もうどうしても間に合いそうも無く、彼女は思わず涙ポロリ!
彼女に とってこの試験は大学の推薦入学に必要な大事なものだったそうだ。
まわりの大人たち「まだ若いのだからこれからもチャンスはあるよ」。推薦入学
に頼らないで受験でがんばれば……などなどと必死で慰めていた。
他にも虎ノ門はどう行けばいいの?イイノホールはと聞く人が訪れた。それに
してもテントの人たちはなんて優しいのでしょう!それぞれに丁寧に対応してあ
げています。後ろのビルの住人や国会議員さんたち見習って欲しいなあ!
1時ごろ七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちでま
た賑わった。福岡の山伏さんも来て原発廃炉とテントを守る祈願のために法螺を
吹いて下さった。ご利益がありますように!赤ちゃんを連れて参加のお母さんな
ど 少し座って休息して頂けたのは良かったです。2時からテントの当事者報告
会もあったのでほとんどの人たちがそちらに移動したが、私は留守番を引き受け
て座り込む。通りがかりの女性、写真を撮っていいですか?とおっしゃるのでど
うぞとテントのチラシを渡したら、カンパして下さった。
七夕プロジェクトに間に合わなかったけど短冊を吊るしたいと来てくださった
方、テントの笹に吊るして頂き、Sさんが交流会の場所まで案内する。
その後 数人で座り込み去年どんな風に暑さ対策をしたかなど、懐かしく思い
出した。4時過ぎ報告会が終わって徐々にスタッフが戻って来たので私は帰路に!
報告会の詳細は別途あると思います。
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