8.11パギやんライブ(部屋が変更になりました)
- 2013年 7月 12日
- 催し物案内
- 金信明
浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トークの会場が変更になりました。
「原発なくそう!九州玄海訴訟」のかすや地区原告の金信明です。
前にMLに投稿した際、またチラシでも「福岡県中小企業振興センター202会議室」とお知らせしましたが、より大きな会場=同じ「福岡県中小企業振興センター」の401会議室に変更になりました。
前にお知らせしました通り、博多区・東区・やすや地区の「九州玄海訴訟」の原告団共催で、大阪で反原発運動に活躍されている「パギやん(趙博)」のライブ&トークを行います。
[日時] 8月11日(日) 14:30~16:30
[場所] 福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅南口すぐ)
[入場料] 1,000円
ぜひご参加ください。
パギやんの歌は
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%80%80%E8%B6%99%E5%8D%9A&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=
で見られます。HPは「黄土通信」で検索すると見られます。
問い合わせ先
弁護士法人奔流本部オフィス 092-642-8525(担当:池永、岸野)
次回の追加提訴は8月9日、1万人を目指して、原告募集中です!
「原発なくそう!九州玄海訴訟」とは
福島第1原発事故は、いまなお被災地の内外で膨大な被害を生み出しています。私たちは、国と九州電力を相手に玄海原子力発電所の操業差し止めを求めて、佐賀地方裁判所に提訴し、これまでに約6000名の市民が原告となっている、史上最大の原発訴訟です。
次回の追加提訴は8月9日、1万人を目指して、原告募集中です!
趙 博(ちょう・ばく)さんのご紹介
「浪速の歌う巨人・パギやん」の異名をとるシンガーソングライター&歌劇派芸人。「FMわぃわぃ」(神戸市長田区)「FMさがみ」(神奈川県相模原市)「南相馬ひばりエフエム」(福島県南相馬市)のDJ。1956年大阪市西成区生まれ。大学でロシア語を、大学院で教育学を専攻。1983年文学修士号取得。コンサートはもちろん、語り芸「歌うキネマ&声体文藝館」シリーズも全国で公演。代表作は『ホタル』『砂の器』『青春の門・筑豊編』『泥の河』『パッチギ!』『キクとイサム』『マルコムX』『風の丘を超えて/西便制』など。音楽劇『百年、風の仲間たち』(演出:金守珍)、二人芝居『ばらっく』(共演:土屋時子)の脚本も手がけている。CD『百年目のヤクソク』『うたの轍』、DVD『
コンサート・百年を歌う』、著書『僕は在日関西人』(解放出版社)『夢・葬送』(みずのわ出版)『パギやんの大阪案内』(高文研)など多数。公式サイト http://fanto.org
体重百キロの巨体に力感あふれる歌、そしてネット右翼どもに忌み嫌われる”過激”な発言の数々、そこからは、”濃い”イメージがついつい先走ってしまいがちだ。が、実際に相対する趙博は物静かな、実に繊細な男である。でも、それにダマされてはいけない。情況に対する沸々とした怒りが、その立ち居振る舞いと、静かな物云いの中に込められているのを感じる。内に深くマグマをたたえた人です。
その趙博さんのオモイです。
僕は「在日朝鮮人」として大阪の「被差別部落」に生まれ育ち、劣悪な住環境の中で生後2週間で右目を失いました。学校では、西山と名乗り朝鮮人という事実をひた隠し、隻眼をバカにされまいと、勉強、けんか、スポーツ、何でも一番やないと終わりなんやと必死でした。学校とは、一瞬も気が抜けない戦場そのものだったのです。
最難関の高校を目指した中学3年の冬。「出世したる。この家にいたら未来はない、飛翔せよ」を生活訓にし、1日4時間の睡眠。これがたたって結核になり、生死をさまよって受験はパー。境遇への憎悪から卒業証書と卒業アルバムを燃やしました。
でも、妥協して入った高校が良かった。療養と称して入り浸った保健室の美人な先生に勧められ、萩原朔太郎や井上靖らの詩や小説に触れ、吉田拓郎、ボブ・ディランらのフォークソングにはまった。文学と音楽を愛する格好いい自由人を目指しました。
大学では、学生運動に没頭。予備校講師を18年勤め、「ロックで学ぶ入試英語」など、好き放題やりました。でも、「未来形の『Will』になぜ過去形があるのか」などと、こっけいでも、講師をうならせた生徒たちが「この参考書をやれば○○大学に入れますか」と年々おかしくなった。飲み会もしない。ネットで講師のランク付けをして小バカにする。ギラギラさがない。予備校では、国が仕掛けた偏差値競争と闘う反権力闘争だと信じてやってきたのに、今やすり寄るばかり。塾の最終講義では、自分の闘争の敗北を認めつつ、「お前ら終わっとるんじゃ」とぼろくそに言ってやった。
学校も、文科省に「日の丸、君が代」を強制されっぱなし。そして、子どものいじめが陰湿化し、被害者と加害者がころころ入れ替わる。1回どついたら友情は修復不可能。おかしいやろ。娘が、小中学校と不登校になったが、その豊かでまっとうな感受性から不登校になったことを心底誇りに思います。
大阪の学校には「非行は宝」という素晴らしい言葉がある。必要なのは、こうした発想の転換。学校に期待するよりも、僕らおやじが人生を楽しんでいる姿を子どもに見せましょう。
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