防衛予算増額だそうですよ
- 2013年 8月 15日
- 交流の広場
- ナンパせん
今日、8月15日の帝国タイムスの第一面には「転換期迎える防衛産業」という記事がドカッと載っている。
自民党の圧勝で、防衛予算が前年度から約400億円の増で、民主党案からは約1千億円増、11年ぶりの増額だそうだ。
民主党政権はヘロヘロだったが、まだまともなこともしていたんだなあ、と改めて感じる日がきたらしい。
くだんの記事には、この背景は近隣諸国との関係悪化に伴う安全保障環境の問題がある、と書いてある。そして、防衛産業にとっては好ましい(?)転換期を迎える、との結言である。
敗戦記念日にこのような記事を載せる感覚からしていかれているように思うが、
感覚そのものが麻痺して脆化しているわれわれにとっては、もはや普通のことなのかも知れない。
しかし待てよ。そもそも近隣諸国との関係悪化がなければ血税を余計に使う必要はない。
納税は国民の義務とはいえ、負担がますます大きくなっている現実は変わらない。
脆化しているわれわれだから、「仕掛けてくるのは近隣で悪化の責任は近隣にある」と考える人も多いのだろう。もっとも年金を減らされて、社会保障は切り捨てられて、格差や失業はそのままだから、敵(?)に攻められる前に、中から崩壊している可能性もないとは言えない。
そこで結言だが、
防衛予算を増額する前に、やっぱり知恵を出して関係悪化を避けるのが政治家とか官僚とかの職責だろーが。
と文句を言っておく。
2013年敗戦記念日の、脆化している一納税者の素朴な感想でした。
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